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横浜市栄区でスレート屋根からの雨漏りの原因

更新日:2017年08月17日

横浜市栄区で屋根の調査をおこないました。雨漏りしているので見て欲しいというお問い合わせでしたので、早速見てみましょう。

雨漏りしている天井 調査開始

壁際の天井から雨漏りしていて壁紙が剥がれています。何箇所かまだ雨水が溜まっていてクロスが膨らんでいる所がありました。結構な量が雨漏りしている様で、雨が降ると天井からポタポタと垂れてくるそうです。

スレートの状態

屋根はスレート葺きで5年ほど前に塗装工事をおこなったそうで、3年位前から雨漏りし始めたとの事でした。塗装した後に雨漏り、という事は考えられる原因は想定出来ます。『縁切り(えんきり)』をおこなっていない事によって起こった雨漏りです。縁切りとはスレートが重なった部分をわざと隙間と開ける作業の事を言います。この縁切りを行なわないで塗装工事をすると、塗膜で隙間が塞がれてしまい、毛細管現象によって雨水を吸い上げたり、スレートの裏側に回った雨水の抜け道が無くなってしまいます。そうすると湿気が小屋裏にこもって下地が腐ってしまったり傷みが出ている防水紙などから雨漏りとして天井などに現れてしまいます。

縁切りしていない屋根 張り付いたスレート

塗装をしたのに屋根表面に雨水が流れた跡が有るので直ぐに分かります。建物が動くことでスレートの重なりに縁切りをしていなくても小さな隙間が出来る事がありますが、そこから雨水が流れるとこの様になります。スレートを踏むとジワっとシミ出てくる位雨水が溜まっているんです。対処方法は、塗料で塞がったスレートの重なり部分に切れ目を入れて雨水が流れ出るようにすれば雨漏りはある程度解消されます。ある程度といったのは、築年数を考えると防水紙の劣化も雨漏りの原因になっている可能性があるからです。防水紙の劣化を解消するには屋根の葺き替え工事をおこなわないとなりません。

塗膜の劣化 スレート表面の劣化

表面の塗膜も塗装後5年にしては傷みが酷い様に見えます。バリバリに剥がれている部分もありましたので、塗装前の下地調整や下塗りが上手くいっていなかった可能性が高いですね。スレートに反りや割れは出ていないのですが、建物を今後も長く持たせる為には、葺き替え工事をおこなった方が雨漏りの心配も完全に無くなり安心してお住まいになる事が出来ると思います。横浜市栄区の雨漏りの原因はスレートの縁切り未施工にありましたが、全体的には葺き替え工事をおススメします。

雨漏り修理工事についてご質問やご不明な点など御座いましたら、フリーダイヤル0120-989-936までお気軽にご相談・お問い合わせください。

 記事内に記載されている金額は2017年08月17日時点での費用となります。
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