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横浜市金沢区で屋根を葺替えるか塗装するかお悩み中
横浜市金沢区で屋根の調査をおこないました。築17年で初めてのメンテナンスのお客様です。今のところ雨漏り等の不具合は起きていないそうですが、表面が傷んでいるのは下から見てもわかるので、何かしらの手を加える必要があると思うという事でお問い合わせを頂きました。
屋根はスレート葺きです。一枚のスレートが深いスリットによって3枚に分かれているものです。デザイン性や排水性は高いスレートですね。築17年で一度もメンテナンスをしていないので、表面は劣化してコケや花粉が付着しています。屋根も7寸と急勾配の屋根になっていて、上っての調査が出来ませんでした。
スレートは若干反りが出始めていますので、バールがサクっと刺さります。表面が劣化すると撥水性が無くなってしまうので、外側に向けてスレートが反ってしまうんです。そのままにしておくと割れの原因になります。スリットが深いのでヒビが入るとそのまま落っこちてしまう危険もあります。スレートの傷みだけを見れば、間違いなく塗装工事が可能な状態ですが、築年数を考えるとスレートのしたに敷いてある防水紙の寿命が気になってきます。大体20年~25年と言われていますので、耐久性の高い塗料を使っても防水紙が劣化して雨漏りしてしまう可能性も出てきます。タイミング的には、ガルバリウム鋼板などの耐久性の高い屋根材へ葺替えて、20年以上メンテナンスが要らない屋根にするのも良いかと思います。今回は塗装しても、次回のメンテナンスでは確実に屋根の葺替えを考えないといけなくなるからです。
雨樋には落ち葉よけネットが取り付けてありますが、取り付け位置が雨樋の底についておらず、吊り込み金具の上に乗せてあるので隙間が結構空いています。隣が雑木林になっているので、確かに葉っぱは多いですよね。落ち葉よけネットは雨樋に落ち葉が詰まらないようにするのが目的なのですが、葉っぱの細い針葉樹などは網目に刺さってしまったり隙間から入り込んでしまいます。入り込んだ葉っぱの掃除は、落ち葉よけネットがあると今度は掃除がしにくくなってしまいますので、必ずしも完璧な対策ではありません。竪樋が詰まらないように集水器やドレン部分にネットを張る方が効果的だと思います。周りの状況によっても変わってきますので、お困りの方は是非お声かけください。
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