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瓦は問題なくても防水紙が劣化すると雨漏りします|横浜市旭区
雨漏りでお困りの横浜市旭区の建物です。10月に上陸した台風の影響で初めて雨漏りしたそうですが、そのあとは雨が降っても全然雨漏りしていないそうです。瓦葺きの屋根は一見問題が無く見えますが、雨漏りする理由は瓦自体にはなくて、瓦の下に葺いてある防水紙が劣化している事です。瓦屋根は瓦の表面と下に葺いてある防水紙によって雨水から建物を守っています。その防水紙が劣化してしまうと雨漏りに繋がりますので、劣化してヒビ割れたりしている時には、新しく直す必要があります。そのために行う作業は葺き直し工事です。瓦は再利用出来ますので、一旦瓦をどかして下地の防水紙や瓦を引っ掛ける瓦桟を新しくしていきます。防水紙さえ新しくなれば瓦自体は何十年も耐久性がありますので、雨漏りの心配がなくなります。
瓦は問題なくても雨漏りします
雨漏りしているのは1階の屋根で下屋と呼ばれる部分です。パッと見は全く問題無い様に見えますが、傷みが出ているのは間違いありません。
日本瓦葺きの場合、瓦の葺き方は瓦桟に引っ掛けているだけなので、1枚1枚を剥がす事が出来ます。スレートなどは1枚1枚釘で固定していますので剥がす事は出来ませんが、瓦屋根は下地の傷み具合を確認出来ます。
防水紙の傷みが雨漏りの原因です
瓦を剥がすと下地の防水紙がみえます。横向きに打ってある木が瓦桟で縦に打ってあるのがキズリといいます。瓦桟に瓦を引っ掛けて屋根を葺くのですが、雨水がせき止められてしまうのを防ぐ為にキズリを縦方向に打ち付けて、瓦桟と防水紙の間に隙間を空けて雨水の通り道にしています。しかし雨漏りしている部分をよく見てみると、雨水が溜まった跡がしっかりと残っていました。キズリによって隙間が空いているはずですが、土埃や入り込んだ葉っぱなどによって隙間が埋まってしまい、雨水が溜まっていて傷んでヒビ割れた防水紙の部分から天井裏へ雨漏りしてしまった様です。この雨漏りを直すためには、防水紙を新しくする必要がありますので、葺き直し工事を行う必要があります。横浜市旭区の建物は、雨漏りを止めるために防水紙を新しく葺き直します。瓦は問題ありませんので下地が直れば安心です。
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