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横浜市泉区緑園にて強風で飛ばされたと見られた棟板金の本当の原因は塗装工事の際に不必要なシーリングにありました

更新日:2020年11月26日

 最近の強風で屋根の一部が飛んだとの事で修繕の為の点検調査を、横浜市泉区緑園にお住まいのS様より頂きました。お住まいのメンテナンスとしては10年程前に屋根を塗装工事にてメンテナンスをされたとの事です。S様邸の屋根には化粧スレートが使われており、塗装でのメンテナンスは自然な流れです。しかし、塗装のみで棟板金などの屋根工事に関するメンテナンスはされていなかったようです。棟板金は塗装工事では性能が戻るわけではなく、経年で劣化してしまうためにいずれ交換が必要な屋根の役物となります。

 ではさっそく屋根にあがり飛んでしまったと言われる屋根の様子を見てみる事に致します。

 年末に向けて再びコロナウィルスが拡がりを見せておりますが、街の屋根やさんでは引き続き必要な対策を講じて現場対応にあたらせて頂いておりますのでご安心ください。

 

塗装でのメンテナンス済との事でしたが縁切りがされておりませんでした

塗装メンテナンスをして10年経った屋根 残念ながら縁切りがまともにされておらず傷んでおりました

 

 屋根に上がるとズルズルと滑りやすい状態になっておりました。勾配がきついわけではありませんが、塗装して10年経過した化粧スレートの表面は塗膜が劣化し滑りやすい状態になっておりました。また、すぐ気になったのが屋根材が重なり合う端部と呼ばれる箇所が白く変色している様子です。これは屋根塗装工事に必須の縁切り作業、タスペーサーの差し込みがまともに行われていないスレート屋根によく見られます。雨水の抜け道を塗料で塞いでしまう為に、毛細管現象や降雨時に雨水が裏側に回って入ってしまった時に雨水が抜けるように隙間を設けてあるのですが、そのまま塞いでしまっている状態です。これが長く続いてしまうと屋根裏で滞留した雨水をスレートが吸い傷んでしまったり、雨漏りしてしまったりします。その症状が色濃くでていました。

 その後屋根を点検しつつ移動していると、斜めに降っている箇所の棟板金が飛散してしまっておりました。

 

棟板金が飛散し下地である貫板があらわになってしまっております

腐食した貫板があらわになっている

 

 屋根材がぶつかり合う所の雨仕舞として棟板金は取付てありますが、写真の様に板金が一部なくなっており下地木である貫板があわらになってしまっていました。貫板も雨水を吸って黒ずんで腐食している様子が分かります。棟板金が飛散してしまう時は、台風や強風時に最も多く起こります。ただし、S様邸の棟板金が飛散してしまった理由は他にもありそうです。

 棟板金が飛散した近辺に白いゴム状の物が落ちています。これはなんでしょうか。

 

塗装業者が隙間を埋めてしまっていた 庭先に落ちていた棟板金を持ってきて着工までの養生を実施

 

 先ほどの白いゴム状の物の正体は「シーリング材」でした。飛散していない他の棟や、飛散した棟をよく見ておりますと、板金と屋根材の隙間を埋めるようにシーリングが打たれておりました。これでは板金内部に入ってしまう湿気や雨水が逃げ場がなくなり内部の貫板が全て吸い込み劣化してしまう状況です。これを屋根の知識がなかったのでしょうか、おそらく以前行った屋根塗装を行った業者が行った作業だと思われます。強風が続いていた事もありますが、シーリングを不必要な箇所に打ってしまい、雨水の逃げ道をなくしてしまった影響もあるかもしれません。

 このように飛散していない棟も同様に傷んでいる事もあり、今後あまり長くはすまないかもしれないとのお話もありましたので、今回は飛散した部分だけの工事だけではなく屋根全体の棟板金交換工事のご提案をし、ご用命頂きました。また、そのままでは着工までにさらに傷みが拡がったりする可能性が有るため、庭先に落ちていた棟板金を屋根に上げて着工までの養生として被せてSUSビスで固定しておきました(写真右)。

 私達、街の屋根やさんではまずはお住まいの状況をしっかりと把握し、様々あるメンテナンスの方法からお客様のご要望も踏まえたご提案をさせて頂いております。屋根工事は街の屋根やさんへお任せください。

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