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伊勢原市上粕屋にて台風の影響で崩れた降棟の漆喰を棟瓦取り直し工事で元通りに

更新日:2020年08月24日

【施工前】
漆喰が崩れ、歪んだ瓦屋根

【施工後】
漆喰詰め直し、棟取り直しを行った瓦屋根

施工内容棟瓦取り直し、漆喰詰め直し

築年数築42年

施工期間6日間

使用材料南蛮漆喰

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台風アイコン棟瓦取り直し漆喰詰め直し

【お問い合わせのきっかけ】


担当:谷


 入母屋造りの屋根の立派な日本家屋に住む伊勢原市上粕屋のお客様からのご相談です。令和元年房総半島台風と令和元年東日本台風があまりにも強烈だったので、定期的に行っている漆喰の詰め直しなどの瓦屋根のメンテナンスを早めた方がいいのではないかというご相談でした。
 お客様のお家は築42年でこれまでに瓦の漆喰のメンテナンスは数回、行っているそうです。点検を行ったところ、確かに漆喰がくずれてしまっているところがあったり、瓦の固定が不充分で向きが変わっていたりと放っておいてはいけない異変が起こっていました。雨漏りなどの不具合が出る前に棟の取り直し工事と漆喰の詰め直し工事で直します。
 入母屋造りの屋根の立派な日本家屋に住む伊勢原市上粕屋のお客様からのご相談です。令和元年房総半島台風と令和元年東日本台風があまりにも強烈だったので、定期的に行っている漆喰の詰め直しなどの瓦屋根のメンテナンスを早めた方がいいのではないかというご相談でした。
 お客様のお家は築42年でこれまでに瓦の漆喰のメンテナンスは数回、行っているそうです。点検を行ったところ、確かに漆喰がくずれてしまっているところがあったり、瓦の固定が不充分で向きが変わっていたりと放っておいてはいけない異変が起こっていました。雨漏りなどの不具合が出る前に棟の取り直し工事と漆喰の詰め直し工事で直します。


担当:谷


点検の様子~さまざまな不具合が出ている入母屋屋根

傾きが大きい鬼瓦 互屋根に繁殖する草

 お客様のお家は現在ではとても希少な入母屋造りの建物です。これまでに何度か屋根全体のメンテナンスは行ってきたものの、さすがに築40年以上ということもあって、大きく手を入れないといけない状態になっています。令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風、これら2つの大きな台風もダメージを加算したのでしょう。草が生えているところもありました。

 

剥がれた漆喰 一部が流出した漆喰

漆喰は二酸化炭素を吸収することによって、原料である石灰石に還元されていきます。完全に石灰石に還元されるには100年以上かかるとのことですが、建材としての寿命はそこまで長くなく、せいぜい数十年程度です。還元されていくうちに脆くなり、割れたり、剥がれたりしてきます。こうなると棟瓦などを支えられなくなり、歪んでくるのです。漆喰の剥がれや瓦の並びに歪みが見られましたので、屋根全体の棟を取り直し漆喰も詰め直します。

 

施工の様子~棟取り直し

葺き土の撤去 下り棟がない入母屋屋根はこんな感じ

最上段の冠瓦、その下の熨斗瓦と順番に棟を改定していきます。冠瓦と熨斗瓦の間や下には土を練った葺き土と呼ばれるものが詰められています。この葺き土は瓦の角度を調整したり、支える土台となる役目があります。露出することがないように漆喰で覆われているのですが、それがなくなると雨水で流されていくので瓦を支えられなくなり、棟が歪んでくるのです。

 

下り棟を構築 下り棟完成

現在の工法では葺き土を使用せず、その代わりに南蛮漆喰などで土台とする方法が主流です。現在の南蛮漆喰は化学薬品が配合されているので凍害にも強いし、葺き土のように雨水で流出してしまうこともありません。耐用年数も長くなるような工法なのです。

 

反らせたり、むくらせたりする技法 水切りを良くする瓦の角度

入母屋造りの屋根はさまざまな技法が凝らされた屋根だけにそれだけ職人の技術も要求されます。棟のそりやケラバのむくりなどはもちろんのこと、破風の上の瓦の角度を微妙に変えて水切りをよくするなどの技法も使われています。そのため、時間もかかるのです。

 

2つの屋根が合体するところに漆喰 大棟に漆喰

寄棟屋根から切妻屋根へと形状が変わる部分の境い目は雨水が浸入しやすいところです。こういったところはいつも以上に気を使って施工しなければなりません。熨斗瓦との間に詰める漆喰は雨がかからないよう、奥に引っ込める必要があります。棟の部分の漆喰も同様です。雨がかからない奥の位置に収めることによって、耐用年数を長くすることができるのです。

 

竣工、入母屋造りの屋根の改修工事

入母屋屋根の改修、完成

入母屋造りの屋根の改修工事が完了しました。全国的に希少性を増している建物ですので、末永く大切にしてほしいと思います。今回は瓦屋根全体に手を入れて、棟などを取り直しましたので、長く安心してお住まいになることができると思います。

 記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
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