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横浜市旭区南希望が丘にて昭和58年に建てられた2階建て屋根の点検調査の様子
本日は横浜市旭区南希望が丘H様宅にて行いました、屋根調査の様子をお伝えいたします。H様宅は昭和58年に建てられた2階建ての建物です。将来的には建て替えも検討する中、現在の屋根の状況の調査依頼になります。
H様宅屋根調査へ
昭和58年と言いますと、築36年程。外観からは築年数相応な雰囲気を感じます。20年前にメンテナンスを行い、その後はご自身で定期的に点検やできる限りの補修やメンテナンスを行っていたそうです。屋根に関しては上ることは出来ず、20年前に塗装によるメンテナンスを行って以来とのことです。
屋根の様子
現在雨漏りなどの不具合は見受けられないとのことですが、20年前のメンテナンス以来で、約36年間前の下地のままとは気になります。屋根材表面は全体的に色褪せ、コケや花粉などの付着物が目立ちます。撥水効果は無く、雨水を吸っては乾いてを繰り返してしまうため、屋根材自体の浮きも見受けられます。屋根自体も足で感じる感触がところどころで違和感を覚えます。雨漏りは無いとのことですが下地の劣化も窺えます。屋根裏からの点検も行うべきでしょう。
屋根材はスレートが使用されております。当初のスレートはアスベストが含有していることもあり、材質自体は丈夫です。それでもメンテナンスを怠ると、表面の塗膜とあわせ屋根材自体の早期傷みにつながります。また、棟に設置してある板金の劣化も見過ごせません。釘が抜け、交わり部分のシールが痩せており、外れかけている状況です。強風などに煽られて飛散するリスクがあります。棟板金の交換は必須と判断できますが、屋根全体を見直すのが賢明でしょう。屋根下地の状態も考慮に入れれば、これからのメンテナンスは葺き替えが妥当と判断できます。先々での建て替えも検討中とのこともございますので、これからしっかりと打ち合わせを行っていきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2019年06月02日時点での費用となります。
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