屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置は絶対ダメ!? | 横浜の屋根工事、屋根リフォーム、屋根塗装は街の屋根やさん横浜

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屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビの放置は絶対ダメ!?

放置は絶対ダメ! 屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビ

 新築時や外装リフォーム後は綺麗だった屋根や外壁も時が経つにつれ、だんだんと汚れてきます。その中で屋根や外壁に苔や藻、カビが生えてしまうのは珍しいことではありません。苔や藻、カビは「汚れている・お手入れされていない」という美観の問題だけでなく、建材の劣化を早めてしまう可能性もあるのです。

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【動画で確認「苔・藻・カビ」】
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【動画で確認「苔・藻・カビ」】
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建物にとっての大敵、苔や藻、カビ

 使われている建材によっても違ってきますが、建物が古くなってくると発生しやすくなるのが苔や藻、カビです。特にスレート屋根などはその傾向が顕著で、苔が大量に発生している屋根も珍しいものではありません。

 日当たりが悪い部分の外壁にも生えてきますし、環境によっては何度も繰り返されるので「苔や藻、カビが生えるのはしょうがないもの」と諦めてしまっている方も多いと思います。

日当たりが悪い部分の外壁にも生えてきますし、環境によっては何度も繰り返されるので「苔や藻、カビが生えるのはしょうがないもの」と諦めてしまっている方も多いと思います。

 

苔が大量に発生しているスレート屋根 劣化しているスレート屋根に苔やカビが生えている

 

藻やカビで外壁の色が変わっている 藻が繁殖し外壁が緑色になっている

 

 使われている建材によっても違ってきますが、建物が古くなってくると発生しやすくなるのが苔や藻、カビです。特にスレート屋根などはその傾向が顕著で、苔が大量に発生している屋根も珍しいものではありません。

苔・藻・カビの生える場所と生えやすい建材

 苔・藻・カビ、これらは共通して日当たりの悪い場所に生えると言われています。しかし、全ての面に生えている屋根も存在します。
 実は苔や藻は太陽光が嫌いでない種類のものもたくさんあり、それらが日当たりの良い屋根の上や外壁の所で繁殖してしまうのです。日当たりが悪い場所で育つものとは種類が違うことを覚えておいてください。

苔・藻・カビを厳密に見分けるのは難しいので、「苔だと思ったら、藻だった」、「藻だと思ったら、カビだった」ということもあります。

苔藻の生える場所とその特徴

 分類的には陸上の植物でどんなものでもある程度の日光を必要とする。ある程度の築年数が経過したスレート屋根にはもはや付き物と言ってもいいくらい、発生率が高く、大抵のスレート(カラーベスト・コロニアル)屋根で見ることができる。外壁に生えることは少ないが、日当たりの悪い地面や水切れの悪い基礎部分に生えていることも多い。

ある程度の築年数が経過したスレート屋根にはもはや付き物と言ってもいい苔

苔の生える場所

 スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根、水切れが悪くなったセメント瓦やコンクリート瓦(モニエル瓦)の屋根など。粘土瓦の屋根でも日当りが悪い場所に土などが堆積しするとそこに繁殖することがある。乾きが悪いベランダやバルコニーの床や排水路にも発生する。

スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根 セメント瓦やコンクリート瓦(モニエル瓦)の屋根

 

日当りが悪い粘土瓦の屋根 乾きが悪いベランダやバルコニーの床

 

スレート屋根のメンテナンスについて詳しくはコチラ

セメント瓦とモニエル瓦のメンテナンスについて詳しくはコチラ

特徴

 日光を好むものから好まないまで多数の種類があり、日の当たり方によって繁殖する苔も違う。日本では縁起がいい植物であり、お部屋や敷地で育ててる人もいるが屋根や外壁に勝手に繁殖されるのは迷惑そのものでしかない。

セメント瓦とモニエル瓦のメンテナンスについて詳しくはコチラ

 分類的には水中の植物でどんなものでもある程度の日光を必要とする。一見、カビのように見えるが、実は藻というケースが多い。道端のガードレールの緑色の汚れはカビや苔でなく藻であることがほとんどである。建物の外壁に発生することも多く、窯業系サイディングやモルタル外壁、コンクリートの部分でよく見られる。乾きが悪いベランダやバルコニーの床や排水路にも発生する。

藻は建物の外壁に発生することも多い

藻の生える場所

 スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根、水切れが悪くなったセメント瓦やコンクリート瓦(モニエル瓦)の屋根など。窯業系サイディングやモルタル外壁、コンクリートの部分など。雨樋の裏側の緑になっている部分も藻であることが多い。

スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根 セメント瓦やコンクリート瓦(モニエル瓦)の屋根

 

窯業系サイディングやモルタル外壁 コンクリートの部分

 

雨樋の裏側

特徴

 最初は薄っすらと生えており、藻が透けていて外壁がよく見える。ある程度、生育してくると藻の密度も高くなってきて、緑色が濃くなってくる。ガードレールで生育しているものもあるので屋根や外壁材が金属でも発生する可能性が高い。

カビの生える場所とその特徴

 分類的には菌類で日光は全く必要としないが、明るい場所でも繁殖する。水分が染み込み、長く滞留する部分、木材や軒天の部分に発生しやすい。スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根、水切れが悪くなったセメント瓦やコンクリート瓦の屋根などの枯れた苔や藻に生えることもあり、黒や灰色の部分はカビであることが多い。

水分が染み込み、長く滞留する部分木材や軒天の部分に発生しやすい

カビの生える場所

 水分が染み込み、長く滞留する部分、木材や軒天の部分。外壁や屋根の上の枯れた苔や藻に繁殖することもある。雨漏りしている屋根の小屋裏で見られるのはほぼカビ。

水分が染み込み長く滞留する部分、木分や軒天 屋根の枯れた苔や藻に繁殖する

 

外壁 雨漏りしている屋根の小屋裏

 

雨漏りの修理方法に関して詳しくはコチラ

屋根の小屋裏に関して詳しくはコチラ

特徴

 日光を必要としないが明るいところでも繁殖する。枯れた苔や藻を栄養源として繁殖することもある。藻や苔に較べると水分が必要で、色もさまざまだが、屋根や外壁に生えるものは黒っぽい。

苔・藻・カビは何故生える?

 苔・藻・カビの共通しているところは胞子によって増えるところです。この胞子、とても軽いものであり、カビの胞子は何千メートルも舞い上がると言われています。
 また、1立方メートルの空気中に少なくとも数個から数百個、多ければ数千個の胞子が漂っていると言われています。これらの胞子がたまたま着地した場所の環境が繁殖に適していれば、生えてそのまま増殖していくのです。

屋根や外壁に苔・藻・カビが繁殖するのはそこに適した環境があるからです

 

 胞子が飛散する季節は苔・藻・カビによっても違いますし、それぞれの種類によっても違いますが、寒い地方でもない限り、基本的には一年中です。
 苔・藻・カビが屋根や外壁に生え、繁殖するというのはそれなりに適した環境ということができます。苔・藻・カビの繁殖に適した環境というのはズバリ水分があることです。

苔・藻・カビの繁殖に適した環境→水分があること

 屋根や外壁に苔・藻・カビが屋根や外壁に生えるということはその部分の水切れが悪くなっていたり、吸水して蒸発しにくくなっているということです。屋根や外壁の水切れが悪くなる原因は表面の塗膜の劣化です。

苔・藻・カビが屋根や外壁に生える原因→屋根や外壁の水切れが悪くなっている

苔・藻・カビが生えた場合の対処法

 基本的には中性洗剤を薄めて、スポンジやブラシで優しく擦ることによって落とします。ネットや口コミで「漂白剤が効く」、「市販されている○○が効果的」と言われることもありますが、鵜呑みにするのは危険です。
 基本的には中性洗剤を薄めて、スポンジやブラシで優しく擦ることによって落とします。ネットや口コミで「漂白剤が効く」、「市販されている○○が効果的」と言われることもありますが、鵜呑みにするのは危険です。
 中性洗剤を薄めて、柔らかいスポンジやブラシで優しく擦る程度にしてください。

中性洗剤を薄めて、柔らかいスポンジやブラシで優しく擦る程度にしてください。

 

屋根に生えた場合
1階の屋根でも自分で除去するのは厳禁、プロに頼みましょう

 屋根だけでなく、それなり高さのある場所の苔・藻・カビを自分で落とそうとするのは絶対にやめてください。苔・藻・カビだけでも滑りやすい上、さらに水、そして洗剤が加わります。自殺行為でしかないということをご理解ください。屋根や高い場所の苔・藻・カビでお困りの方は街の屋根やさんにご相談ください。

屋根や外壁、高い場所の苔・藻・カビでお困りの方は街の屋根やさんにご相談ください。

街の屋根やさんの無料点検について詳しくはコチラ

外壁に生えた場合
手の届く範囲でしたら、自分で清掃してみましょう

 無理をしないで作業できる範囲でしたら、自分で作業してみるのもありでしょう。ただし、その場合は絶対に中性洗剤を薄めたものを使うこと、柔らかいスポンジやブラシで優しく擦る程度にすることを厳守してください。
 また、高い所をモップなどで擦る場合、中性洗剤が垂れたり、飛び散ったりするので、保護眼鏡やゴーグルを必ず着用してください。手荒れなどの心配もあるので、ゴム手袋なども必ず装着しましょう。

無理をしないで作業できる範囲でしたら中性洗剤を薄めたものを使い柔らかいスポンジやブラシで優しく擦る

できるだけ、風通しがよくなるような工夫をしてみましょう

 外壁などに苔・藻・カビが生えた場合、周囲の環境をよく観察してみましょう。生えてない場所と較べて風通しが悪く、乾燥しにくい場所になっていませんか。
 植木鉢の植木、植栽など風通しを悪くしているものがあるならば、それらを移動したり、剪定してみましょう。大幅に改善できることもあります。

風通しがよくなるような工夫をしてみましょう!

 

水溜りができやすくなっているのなら、できないようにしてあげましょう

 屋根だけでなく、それなり高さのある場所の苔・藻・カビを自分で落とそうとするのは絶対にやめてください。苔・藻・カビだけでも滑りやすい上、さらに水、そして洗剤が加わります。自殺行為でしかないということをご理解ください。屋根や高い場所の苔・藻・カビでお困りの方は街の屋根やさんにご相談ください。

 その周辺の地面が湿っていたり、水溜りがある場合は砂や土を入れて水分が溜まらないようにしてあげましょう。砂や土を入れれば水溜りが出来にくくなりますし、水分の時間当たりの蒸発量もゆっくりになりますので、苔・藻・カビも生えにくくなります。

 その周辺の地面が湿っていたり、水溜りがある場合は砂や土を入れて水分が溜まらないようにしてあげましょう。砂や土を入れれば水溜りが出来にくくなりますし、水分の時間当たりの蒸発量もゆっくりになりますので、苔・藻・カビも生えにくくなります。

水溜りなどがある場合は砂や土を入れて水分が溜まらないようにしてあげましょう

 

家庭用の高圧洗浄機はあまりお薦めではありません
スチームクリーナーの使用は避けるべきです

 家庭用の高圧洗浄機やスチームクリーナー、こういった機械に頼りたくなる気持ちは分かりますが、あまりお薦めとは言えません。

 まず家庭用の高圧洗浄機ですが、確かにその除去力は目を見張るものがあり、綺麗に落とせます。高いところの洗浄も可能でしょう。

 家庭用の高圧洗浄機であっても、使い方にはコツがあり、洗浄中に実は屋根や外壁を傷めていたということも珍しくないのです。敷地が広く、近隣との建物の間がよほど空いていない場合、苔・藻・カビを含んだ汚水を近所に飛散させてしまう可能性もあります。

家庭用の高圧洗浄機

 

スチームクリーナー

 スチームクリーナーは高温の蒸気がでますから、苔・藻・カビなどを死滅させることも可能でしょうが、その温度で塗膜やシーリングを傷めてしまう可能性があります。

 また、水蒸気の粒子は水の粒子よりも小さいので透湿性のある塗膜の場合は下地に水分である湿気を与えていることにもなりかねません。

 

メンテナンスが必要です

 苔・藻・カビが育つためには絶対に水が必要です。綺麗にしたのにすぐに苔・藻・カビなどが再発する場合はその部分の水切れが悪くなっている、つまり防水性が低下しているということです。
 防水性の低下は建材に悪影響を与えます。どんな建材であっても、水分は大敵だからです。屋根塗装や外壁塗装によるメンテナンスで防水性を回復させてあげる必要があります。

水切れが悪く防水性が下している

屋根塗装や外壁塗装によるメンテナンス

屋根塗装や外壁塗装によるメンテナンスで防水性を回復させてあげる必要があります!

 文字通り、屋根や外壁を塗装し、防水性を回復させるメンテナンスです。高圧洗浄で、屋根や外壁の苔・藻・カビを一掃し、その後に塗装を行います。

高圧洗浄で苔・藻・カビを一掃 矢印 塗装でメンテナンス

 

 苔・藻・カビをできるだけ再発させたくないという方は塗装前にバイオ洗浄を行えば、格段に発生しにくくなります。バイオ洗浄はその分、費用はかかりますが、これまでに屋根塗装や外壁塗装を何回か行っており、何年も経たないうちに苔・藻・カビが再発したという方にお薦めです。
 苔・藻・カビを落とさず、塗装をしてしまうと塗料の密着力が下がり、塗膜がひび割れたり、剥がれてしまいます。耐用年数も極端に短くなります。バイオ洗浄や高圧洗浄といった丁寧な下地処理が必要なのです。

苔・藻・カビを落とさず塗装をしてしまうと…

屋根塗装や外壁塗装について詳しくはコチラ

バイオ洗浄とは

バイオ洗浄液が高水圧の水が届きにくい部分にも浸透し、苔・藻・カビを分解します!

 殺菌・抗菌作用がある植物由来の原料からから作られた洗浄液で、苔・藻・カビを分解する成分を備えています。一度、軽く高圧洗浄してからバイオ洗浄液を噴霧し、一定の時間をおいてから再度、高圧洗浄で洗い流すというものです。何回も高圧洗浄をするよりも、屋根や外壁へのダメージが少ないのが特徴です。
 苔・藻・カビの生命力は強く、除去できなかった部分があると、そこからまた繁殖していきます。

殺菌・抗菌作用がある植物由来の原料からから作られた洗浄液

 

 バイオ洗浄では高水圧の水が届きにくい部分にも洗浄液が浸透し、苔・藻・カビを分解してくれます。

バイオ洗浄液を噴霧 矢印 高圧洗浄で洗い流す

 

苔・藻・カビを防ぐお勧め塗料

 現在、ほとんどの塗料のカタログには「優れた防苔・防藻・防カビ効果がある」と記載されています。JIS規格でもカビ抵抗性試験方法が定められており、それに合格した塗料がほとんどです。その中から何を選べばいいかというと、迷ってしまいますよね。

 現在、ほとんどの塗料のカタログには「優れた防苔・防藻・防カビ効果がある」と記載されています。JIS規格でもカビ抵抗性試験方法が定められており、それに合格した塗料がほとんどです。その中から何を選べばいいかというと、迷ってしまいますよね。

苔・藻・カビには防水性が低下しにくい塗料で耐用年数が長いフッ素塗料などがおススメです!

屋根塗装のお勧め塗料
フッ素や無機系などの遮熱塗料

 遮熱塗料は表面やその下の反射層で日光を効率よく反射するとこによって蓄熱を防ぐものです。日光を効率よく反射するためには常にその塗膜が綺麗でなくてはならず、汚れにくい工夫がされています。汚れにくいということは苔や藻がつきにくく、カビの栄養源となる土埃や砂埃が溜まりにくい塗膜ということです。防苔・防藻・防カビ効果も高いと言えます。

汎用塗料 遮熱塗料

 

遮熱塗料サーモアイについて詳しくはコチラ

遮熱塗料スーパーセランIRについて詳しくはコチラ

外壁塗装のお勧め塗料
ナノコンポジットW防藻+

 ほとんどの塗料のカタログに「優れた防苔・防藻・防カビ効果がある」と記載されているなかで、製品名にまで防藻をアピールしている『ナノコンポジットW防藻+』がお薦めです。

付着した藻やカビから,水分を吸収し成長を止め,降雨により洗い流す

 ナノコンポジットW防藻+はナノテクノロジーによって超親水性の塗膜を実現しました。超親水性というとそれだけ水に馴染みやすく、それだけ逆効果なのではと感じる方も多いでしょう。
 ナノコンポジットW防藻の塗膜は付着した苔・藻・カビから成長に必ず必要である水分を吸収し、活動を停止させてしまうのです。活動を停止させられた苔・藻・カビは降雨で洗い流されるので、外壁の綺麗がいつまでも続きます。

屋根材や外壁材を変更するという方法もある

屋根葺き替えや屋根カバー工法、外壁の張り替えや外壁カバー工法を検討している場合苔・藻・カビが生えにくいものに変更する方法もあります!

 屋根葺き替えや屋根カバー工法、外壁の張り替えや外壁カバー工法を検討しているのなら、苔・藻・カビが生えにくいものに変更するという方法もあります。
 苔・藻・カビは屋根や外壁の凹凸の部分に溜まりやすく、そこで成長をしていきます。屋根材や外壁材の表面がざらざらのものよりも、平滑なものの方が付着しにくいのです。仕上げ方法にもよりますが、モルタル外壁などは他の外壁よりも苔・藻・カビが発生しやすいと言えます。
 屋根材と外壁材のうち、苔・藻・カビが発生しにくいのは金属で、しかも表面が平滑なデザインのものです。金属屋根材は防水性も高いので、緩い勾配(屋根の傾斜角)でも問題なく使用できます。金属系サイディングは防水性も高いので、お薦めです。

苔・藻・カビが付着しやすい 苔・藻・カビが付着しやすい

 

屋根葺き替えについて詳しくはコチラ

屋根カバー工法について詳しくはコチラ

美観だけじゃない、実はダメージを加速させている苔・藻・カビ

 苔・藻・カビが問題なのは美観だけじゃなく、それが屋根や外壁へのダメージを加速させてしまうことです。苔・藻・カビが増殖すれば、それだけ屋根や外壁の寿命も短くなります。発生させない・繁殖させないに越したことはありません。
 発生して、それが拡がってくるようでしたら、メンテナンス時期と考えた方がよいでしょう。

苔・藻・カビが問題なのは美観だけではなく…

水分を滞留させる苔・藻・カビ

 どんな屋根材でも、どんな外壁材でも水分は劣化を促進させる大敵です。苔・藻・カビがあるということはそこに水分があるということです。乾燥している状態よりも、水分がある状態の方が塗膜は劣化していきます。
 どんな屋根材でも、どんな外壁材でも水分は劣化を促進させる大敵です。苔・藻・カビがあるということはそこに水分があるということです。乾燥している状態よりも、水分がある状態の方が塗膜は劣化していきます。

金属素材の錆びてしまった棟板金

苔・藻には仮根という根がある

 苔・藻には根があり、それが屋根や外壁に食い込むことによって隙間を拡げ、破壊していくという説があります。苔・藻に存在する根は仮根というものであり、一般の直物とは違い、吸水したり、栄養を吸い上げたりするものではなく、自分の体を支えるためだけのもののようです。

苔の根の部分

 仮根は自分の体を支えるためだけのものですから、ビルなどの緑化に使おうという研究もなされており、どこまで本当かは分かりません。ただ、苔・藻・カビなどが繁殖したブロック塀などは表面が崩れていることもありますから、用心するに越したことはないでしょう。
 ブロック塀の主原料はセメントです。屋根では化粧スレートやセメント瓦・コンクリート瓦(モニエル瓦)、外壁ではモルタル外壁や窯業系サイディングの主原料もセメントです。

スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根 セメント瓦やコンクリート瓦(モニエル瓦)の屋根

 

窯業系サイディング モルタル外壁

 

冬になって枯れても春になれば復活する

 さすがに苔・藻・カビも冬になれば活動を停止し、枯れてしまいます。しかし、この状態でも飛散しなかった胞子が苔・藻・カビに残されているので、暖かくなって雨が降れば復活します。枯れたから終わりというわけではないのです。

苔・藻・カビも冬になれば活動を停止し枯れてしまう→暖かくなって雨が降れば復活します

 枯れていても、生きていても、苔・藻・カビがあれば、そこに土や砂なども溜まりやすくなります。苔や藻は光合成のみによって栄養を作り出しますが、カビは外部からの栄養を必要とします。土や砂は格好の栄養源です。枯れた苔や藻も栄養源です。除去しても、どこかから胞子は飛んできますし、定期的に適切なメンテナンスをし、生えにくくするしかないのです。

理想は苔・藻・カビが生える前の屋根塗装や外壁塗装

 本来であれば、苔・藻・カビが生える前に屋根塗装や外壁塗装をすることが理想です。ただし、藻の発生源である川や池、湖などの水場が近い、苔の宝庫である森や林、山が近いと経年に関係なく生えてくることもあります。

藻の発生源である水場、苔の宝庫である山が近いと経年の劣化に関係なく生えてくることもあります

 経年に関係なく生えてくるといっても、屋根塗装や外壁塗装が苔・藻・カビを防ぐ手段であることは間違いありません。前述のように苔・藻・カビを生えにくくする塗料もありますし、寧ろそういった地域だからこそ、計画的にメンテナンスをしていかなくてはいけないのです。
 繰り返しますが、苔・藻・カビは建物を劣化させる大きな原因の1つです。放置すれば、放置するだけ、建物を傷めてしまいます。建物に苔・藻・カビが生えている方は早めのメンテナンスをご検討ください。

・藻・カビが建物を劣化させ傷めてしまう前に!

屋根の上は見にくい・見えないので無料点検をご利用ください!

 立地によっては「屋根の上があまり見えない」、また「全く見えない」という方もいらっしゃるでしょう。また、高い部分の外壁などはよく見えず、汚れなのか、苔・藻・カビなのか判断できないことも多いと思います。

 そんな場合は街の屋根やさんの無料点検をご利用ください。梯子をかけたり、屋根の上にのぼったりして、屋根の状況や高い部分の外壁の様子を写真に収め、ご覧いただいております。建物全体を点検いたしますので、長期的なメンテナンス計画も立てられますし、いろいろと安心できると思います。

建物全体を点検いたしますので、長期的なメンテナンス計画も立てられますし、いろいろと安心できると思います。

建物を劣化させる苔・藻・カビのまとめ

●苔・藻・カビは建物を劣化させます

●苔・藻・カビの生える場所は建物のさまざまなところに生える可能性があります

●苔・藻・カビはその胞子が風で運ばれ、水分があると活動をしだします

●苔・藻・カビが生えた場合、薬品で落とすことは間違いが起こる可能性が高いので控えてください。中性洗剤を希釈して使用してください

●屋根は高所なので、苔が生えた場合の対処は専門業者に任せましょう

●外壁に生えた場合は自分の手が届く範囲で清掃しましょう

●風通しをよくすることも有効です

●水溜りができないようにしましょう

●家庭用の高圧洗浄機でも屋根や外壁を傷める可能性があります

●スチームクリーナーは温度で屋根や外壁などの塗膜を傷める可能性があり、水蒸気で屋根材や外壁材に水分を与えてしまうので使用は厳禁です

●お手入れしても苔・藻・カビがすぐに再発する場合はメンテナンスが必要です

●防水性を回復させるために屋根塗装や外壁塗装をご検討してください

●苔・藻・カビが生えにくい金属屋根材や金属系サイディングへのリフォームもありです

●苔・藻・カビは建物へのダメージを加速させます

●苔・藻・カビが滞留させる水分がダメージになります

●苔・藻には仮根という根がありますが、それがダメージを与えるかは微妙です

●冬になって枯れても春になれば復活することを忘れないでください

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屋根カバー工法

【使用材料】
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