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屋根工事における瓦割りとは?瓦割りの重要性を5つのポイントでご紹介

更新日:2020年09月23日

 瓦割というと空手家が、数十枚の瓦を平積みにしてこぶしや頭突きなどで割るパフォーマンスが有名ですが、このページでは屋根工事における瓦割りについてご紹介いたします。
屋根に瓦を葺く場合に、最初に瓦をどのように配置し、ちょうどよく収まるような割付けのことを「瓦割り」といいます。瓦を設置する上では最初の工程になり、仕上がりにも左右される重要な工程になります。

瓦を設置するために必要な工程である瓦割り

 

瓦割りについて

 新築においては、瓦の大きさと瓦が収まる屋根の大きさを計算し、それを元に屋根の大きさを設計することが瓦割り(かわらわり)です。
 当然ですが、瓦ありきで計算しなければずれが生じ、施工に余計な時間がかかったり仕上がり自体にも影響がでるような作業です。棟部分なども考慮して設計が必要になります。
瓦によっては瓦割りをせず、屋根の大きさに合わせて瓦をカット、加工などをすることも可能です。

瓦割りの様子 瓦割りの様子 瓦桟設置

 

瓦割は職人の技術によって正確性が左右される

 屋根工事にもさまざまな屋根材があります。瓦以外にスレートや金属屋根材、アスファルトシングルなどありますが、その中でも瓦工事は独自の技術が必要なため、瓦専門の職人が施工を行います。瓦割もその専門技術の一つで、他の屋根材にはない瓦工事専用技術となり、逆に瓦割りができないと瓦職人とはいえないでしょう。
 ちなみに瓦割りを間違えたりすると、瓦がずれやすくなったりして雨漏りの原因にもなります。
私達街の屋根やさんでは瓦を使った屋根工事も多くの施工実績があり、また、瓦専門の施工スタッフによる工事になりますのでご安心ください。

 

瓦割りが必要な工事である屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事とは、元々ある屋根を撤去して新しい屋根へ葺き替える工事です。瓦の場合は一部が割れたりしても新しい瓦に差し替えることができます。しかしその瓦自体がすでに生産されていない古い型であったり、入手困難な場合は新しい瓦を使って屋根を葺き替える必要があります。
 また、屋根材だけの問題以外に、屋根材の下に設置された防水紙が傷んで防水機能を果たしていないことや、防水紙の下の野地板が水分で傷んでいるといった場合も屋根葺き替え工事が必要です。
屋根葺き替え工事の工程として、まず既存の瓦を撤去します。その後防水紙や野地板が傷んでいる場合は新しい防水紙や野地板に交換します。防水紙を設置した状態で瓦割りを行い、その後瓦桟を設置、それから瓦を取り付けていきます。最期に棟や役物を取り付ければ屋根葺き替え工事は完了です。

屋根葺き替え工事 瓦桟設置の様子 屋根葺き替え工事 瓦設置の様子

 

瓦の耐用年数は数十年

 瓦割りと検索した場合に検索エンジンでヒットするのは空手のパフォーマンスでしょう。それにしてもなぜ瓦を割る行為がパフォーマンスになるのかというと、一般的に瓦は耐久性が高く割れにくいからです。そんな割れにくい瓦を素手などでたたき割るとなれば、相当の空手の達人なんだろうと皆が感心することでしょう。
 しかし、実は瓦割りのパフォーマンスで使われる瓦は比較的割れやすい熨斗瓦です。熨斗瓦は割って使うように真ん中に切れ目が入っているため、そこをめがけて叩くと真っ二つに割れるようになっています。
 屋根に一番多く設置されている桟瓦は、当然切れ目など入っておりませんので、素手でたたき割るのは容易ではないでしょう。
 実際に瓦の耐用年数は非常に長く、50年以上は平気でもち、大体50年~100年ほどといわれています。

熨斗瓦 空手の瓦割パフォーマンス

 

瓦の耐用年数=メンテナンス周期ではない

 いくら耐用年数が50年以上の瓦であっても、50年の間メンテナンスが不要というわけではありません。瓦自体が長持ちしても、その下に設置されているルーフィングは20年から30年程度の耐用年数のものが多いです。また、野地板や瓦桟、野地板を支える母屋などの木部は水分にさらされてしまうと腐食して交換が必要になるため、メンテナンスが必要です。
 瓦に異常がない場合は、一旦瓦を取り外して、野地板や防水紙などを交換して瓦を戻す「屋根葺き直し工事」という選択もありますが、この機会に瓦も新しいものに交換する屋根葺き替え工事を行うケースが多いです。その理由は、瓦自体が長寿命といっても、数十年経っているのであればいつ傷みが出始めるか分からないというリスクがあります。その点、新しい瓦に交換しておけば、この先も安心してお過ごしいただけるからです。

瓦は問題なくとも、防水紙は傷んでいる 瓦は問題なくとも、野地板が傷んでいれば屋根葺き替え工事が必要になる

 

瓦屋根のメンテナンス方法

 耐用年数が長いことが魅力な瓦ですが、定期的にメンテナンスをすることでより長持ちします。屋根の状態に合わせてメンテナンスを行いましょう。

・漆喰詰め直し
 瓦の固定や接着の役割を果たすのが石灰を主成分とする漆喰です。漆喰は紫外線などにより劣化していきます。瓦を支える漆喰が劣化すれば、瓦が崩れることは想像できると思います。現在の漆喰を全て取り除き、新しく詰めて補修します。

・棟取り直し
 棟とは屋根の頂点部分を指しますが、棟に設置されている棟瓦が歪んでいる場合には棟取り直し工事を行います。棟瓦の歪みは漆喰の劣化、台風、地震などが原因で発生します。

・屋根葺き直し
 先ほどお話したように、瓦よりも先に防水紙や野地板が劣化する場合があります。その場合、一度瓦を取り外し、防水紙や野地板の補修、交換を行った後に取り外した瓦を再び設置する工事です。今までと同じ瓦を使用するので、廃材処理費がかからず、安価で工事ができます。

・屋根葺き替え
 瓦屋根からスレート屋根や金属屋根など他の屋根材に変更する工事です。現在よりも軽い屋根材にすることで耐震性が期待できます。瓦屋根は重さから地震や台風に弱いと思われがちですが、軽量瓦や防災瓦といった高性能な瓦も登場しています。

 

瓦割りについてのまとめ

 瓦割りは屋根に瓦を葺く場合に、正確に瓦を設置する非常に重要な作業になります。施工には専門の技術が必要で、実際に屋根の仕上がりも瓦割りの正確性によって左右されます。
瓦の工事を行う場合、安易に価格が安いという理由だけで業者を選ぶのではなく、瓦工事を多く施工している業者にできるだけお願いすることが何よりも重要なのです。
 特に屋根のことは素人では分かりにくい上、屋根の上の状態は簡単に確認できるものではありませんので、そこは施工する業者に託すことになります。後々、工事が原因で雨漏りなどのトラブルにも繋がりかねませんので、業者選びは慎重に行いましょう。

 

 記事内に記載されている金額は2020年09月23日時点での費用となります。
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