屋根の種類でスレート、瓦、ガルバリウムなどの金属、それぞれの特徴と選ぶポイント | 横浜の屋根工事、屋根リフォーム、屋根塗装は街の屋根やさん横浜

HOME > ブログ > 屋根の種類でスレート、瓦、ガルバリウムなどの金属、それぞれの.....

屋根の種類でスレート、瓦、ガルバリウムなどの金属、それぞれの特徴と選ぶポイント

更新日:2020年08月06日

 現在、お住まいに使われている屋根には様々な種類の屋根材があります。屋根材を選ぶとき、あなたならどのような基準で選びますか?
長く住む家だからこそ、快適でデザインも良く、メンテナンスの手間も少ないことが理想です。さらには設置やリフォームの時の価格もできるだけ抑えたい。屋根材を選ぶ上で様々なポイントがあると思います。もちろん屋根材によってメリットやデメリット、さらにはライフスタイルや好みの問題もあるでしょう。このページでは屋根材を選ぶ上でどのようなことを重視すべきかポイント別に紹介いたします。

 

屋根材の種類

 屋根材は大きく分けてスレート、金属、粘土瓦、コンクリート瓦の4つの種類に分類されます。それぞれに特徴があり、デザインや価格、メンテナンス性にも違いがあります。また各種屋根材についての詳細は専用ページも合わせてご覧ください。

屋根の種類は色々あります

・スレート屋根

 主にセメント成分に繊維質を混合した薄型の屋根材で、スレート以外にコロニアル・カラーベストなどともよばれます。ちなみにコロニアルは屋根材メーカーの株式会社ケイミューの商品名で、あまりにシェアが大きいためコロニアルが固有名詞として浸透しています。

スレート屋根のメリット

 種類が豊富でカラーバリエーションも非常に多いです。また、瓦よりも軽量で建物自体もそれに最適な材で作られており、価格を下げることにも繋がっています。またスレート自体も安価なものが多く、現在ではもっとも普及している屋根材です。そのため施工できる業者が多いので、業者探しに困ることも少ないでしょう。

スレート屋根のデメリット

 耐久性は他の屋根材より劣り、大体20年から25年ほどで交換が必要です。また、水分によって苔やカビ、藻などが発生しやすく、また屋根材自体も劣化が進むため定期的な塗装が必要です。スレートが経年劣化するとひび割れや欠けなども発生します。規模が小さければ補修材で修理できますが、構造上屋根材の部分的な差し替えは厳しいため、その時は屋根葺き替え工事などが必要になります。

スレート屋根 スレート屋根の屋根塗装の様子

・金属屋根

 金属というとトタンというイメージは最近ではなく、ガルバリウム鋼板という錆に強く長持ちな材が今は主流になっています。デザイン性も豊富で、金属=単調で安っぽい。ということもありません。

金属屋根材のメリット

 一番のメリットはなんといってもその軽さです。粘土瓦の1/6程度ですので、地震による揺れを軽減しダメージも少なくなります。また、耐久性も高く、IG工業のスーパーガルテクトフッ素では、塗膜変褪色(たいしょく)20年、赤さび20年、穴あき25年の長期メーカー保証が付いているので安心です。屋根カバー工法といって、屋根材がダメになって交換する場合、既存屋根の上に新しい屋根を作る工法ではこの金属屋根材が最適です。理由は屋根が二重になり重くなる工法のため、軽量な金属屋根を使うことで重さを軽減することができるからです。また、重い瓦から軽量な金属屋根への葺き替えを行うことで、地震にも強く、建物への負荷も減らして長持ちさせることができます。

 

金属屋根材のデメリット

 他の屋根材よりも厚みがないので、遮熱性や断熱性が劣ります。また、衝撃で凹んだりしますので、雹による被害も受けやすいといえます。しかし、最近では金属の上から天然石を施したものも多く、さらには屋根材の中に断熱材が使われている製品もあるのでそのデメリットも薄らいできています。
また、耐久性が高いといってもメンテナンスはやはり必要で、15年程度で塗装を行っていく必要があります。

金属屋根材のスーパーガルテクト 金属屋根材に自然石粒仕上げのエコグラーニ

・粘土瓦

 一般的に瓦と言えば粘土瓦を思い浮かべるのではないでしょうか?別名和瓦とも言われ、古くから日本の家屋で使われています。粘土瓦は粘土を使った焼きもので、さらには釉薬を使わない無釉瓦と、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と大きく分けることができます。他にも素焼きした瓦でも赤瓦など、ヨーロッパ風な洋風建築に使われる瓦もあります。

 

粘土瓦のメリット

 一番大きなメリットはメンテナンスフリーであることです。屋根は高所であるがゆえにメンテナンスをする時に足場を仮設する必要があるなど規模も大きくなりがちです。その点瓦は定期的な塗り替えは必要なく、経年劣化しにくいため長い年月を経ても綺麗で防水性能を保ってくれます。
 耐用年数は50年~100年以上もつものもあります。
 瓦は焼きものなので、衝撃には弱いことから、強風時の飛来物で割れることもあります。しかし、瓦は部分的に交換することができるので比較的軽微な工事で済むケースもあります。
 また、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は暖かいことから快適性にも優れています。

 

粘土瓦のデメリット

 素材が粘土なので、屋根材自体に重量があります。屋根が重くなるので、その分建物を支える躯体も強固にする必要があり、建物自体も高くなってしまうこともデメリットです。そして、最近では耐震性を意識する方も多いのですが、瓦屋根は屋根が重いことから地震の揺れによって受けるダメージも大きく、軽量な金属屋根に比較して耐震性能は劣ります。他にも台風などの暴風によってずれたりすることも多いです。

粘土瓦 粘土瓦の棟が地震で崩れている

・セメント瓦

 瓦といっても、名前の通り素材はセメントが使われているため粘土瓦とはずいぶん性質も変わってきます。

セメント瓦のメリット

 粘土瓦よりもセメントは形成しやすいため、デザインの種類が豊富です。また、見た目的に粘土瓦に近いデザインも多く、それでいて粘土瓦よりも安価であるというメリットもあります。屋根材自体に厚みがあるため、遮熱さらに遮音効果も高く、さらには不燃性なので、火事などの時に延焼しにくいです。

 

セメント瓦のデメリット

 瓦よりも耐久性が劣り、大体30年ほどで寿命を迎えます。また、セメント自体が水を吸いやすい性質があるので定期的な塗装をしないと、水分の影響で苔やカビが生えやすいです。また、湿気を受けることで余計に劣化が早まるため、塗装は早め早めに対応していくことが大事です。そして、重量も結構あるので瓦同様に耐震性が低く、建物の躯体も強固に作る必要があります。

セメント瓦 セメント瓦に苔が生えている

 

耐用年数とメンテナンス頻度

▼スレート屋根
 ・耐用年数:20〜30年
 ・メンテナンス頻度:10〜15年
 7〜10年で屋根塗装、10年〜15年で棟板金交換を行うのが理想です。また、20〜30年で寿命となり、屋根リフォームを検討する時期となります。スレート屋根他の屋根材よりも定期的なメンテナンスが必要です。

▼金属屋根(ガルバリウム鋼板)
 ・耐用年数:25〜30年
 ・メンテナンス頻度:20年
 ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーと言われていますが、メンテナンスは必要です。ガルバリウム鋼板のメーカーは、年に数回の水洗い、5年に1回の点検、10年に1回の塗装を推奨しています。

▼粘土瓦
 ・耐用年数:50年〜
 ・メンテナンス頻度:メンテナンスフリー
 塗装は必要ありません。メンテナンスフリーではありますが、経年劣化や台風などで瓦がずれることがあります。10年を目安に点検を行うのがお勧めです。初期費用は高いですが、ランニングコストが低いのでコストパフォーマンスは良いです。

▼セメント瓦
 ・耐用年数:30年
 ・メンテナンス頻度:10年
 粘土瓦と違い、塗装によるメンテナンスが必要です。また、漆喰が使われているので、漆喰が剥がれてきた場合は漆喰詰め直しも行う必要があります。

 

結論、屋根材は何を選ぶのがいいの?

 ここまで見ると、度の屋根材もメリットやデメリットがそれぞれあり、余計に悩んでしまう方もいるかもしれません。そこで、私達街の屋根やさんが考える屋根材についてお話しします。現在のトレンドでは巨大台風や地震といった自然災害が多い近年、多くの方が安心して過ごせる家を考える傾向になっています。地震に強く台風にも負けない屋根材でと考えると、金属屋根材がお勧めできるのではないでしょうか。実際に屋根材のシェア率で、今まで多かったスレート屋根は1995年において46%、金属屋根は22%ほどでしたが、近年ではスレート屋根は32%、金属屋根は42%と一番のシェアを獲得しています。
街の屋根やさんでも金属屋根材は多く取り扱っておりますので、これから屋根のリフォームをお考えの方、どんな屋根材を選ぶかお悩みの方などお気軽に弊社の無料相談をご利用ください。また、費用などについても無料で現地調査を行い、これまた無料にてお見積書もお作りいたしますのでお気軽にご連絡ください。

 記事内に記載されている金額は2020年08月06日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

2024年最新情報!補助金でお得にリフォーム!

関連動画をチェック!

屋根葺き替えvs屋根カバー!違いを分かりやすく【プロが解説!街の屋根やさん】

 今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!


 こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
 お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。


屋根塗装348,000円~(消費税・諸経費別)

このページに関連するコンテンツをご紹介

重くて固い瓦の落下は二次被害を招きます、だからメンテナンスが超重要
 最近では台風や地震が頻繁に発生し、瓦屋根に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?  重くて堅固な瓦が地に落ちると、まず間違いなくその着地点の物を傷つけ、破壊してしまいます。 自分の敷地内であればまだしも、お隣に被害を及ぼしてしまった場合、問題が複雑化します。  頑丈で重い屋根材故に、適切…続きを読む
瓦の種類はたくさん!粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦など瓦の種類や見分け方、メンテナンス方法について詳しく解説!
 日本の伝統的な屋根材と言えば「瓦」。昔から馴染みがある屋根材で、瓦と聞いただけでイメージが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。 しかし、ひとくちに「瓦」と言っても、神社などの建築で使われる和風な瓦から、外国を彷彿させるような洋風な瓦までさまざまあります。色や形状などの見た目はもちろん、材質や…続きを読む
進化したガルバリウムでより強い屋根材へスーパーガルテクト
耐久性・快適性・意匠性が見事にマッチした 屋根材の新しいスタンダード  ガルバリウム鋼板の屋根材はリフォーム市場においてナンバー1のシェアを誇ります。 そもそも、ガルバリウム銅板とは、JIS規格では「溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板」と定められています。アルミと亜鉛で鉄を守ることで生まれた鋼…続きを読む

街の屋根やさん横浜

    1. 電話 0120-989-936
      株式会社シェアテック
      1. 〒222-0033
        神奈川県横浜市港北区新横浜3-2-6
        VORT新横浜 2F
        店舗詳細はこちら
    1. 街の屋根やさん横浜支店
      街の屋根やさん横浜支店
      お問い合わせはこちらから スタッフ紹介 お問い合わせはこちらから スタッフ紹介

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      あなたの近くの街の屋根やさんはこちら

       街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。

      お近くの施工店を探す 北海道 宮城県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 新潟県 石川県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 岡山県 広島県 山口県 香川県 愛媛県 熊本県 宮崎県 鹿児島県

      屋根塗装を行った現場ブログ

      2024/04/20 モニエル瓦とは?耐用年数や塗装メンテナンスを必要とする理由を詳しくご紹介!

       瓦の中でも塗装メンテナンスが必要な種類として知られるのが、モニエル瓦です! それでは、なぜモニエル瓦は塗装メンテナンスが必要なのでしょうか(・・? また、屋根材としての耐用年数を知りたいと言う方もいらっしゃると思います😊 今回は、モニエル瓦の特徴や耐用年数と併せて、モニエル瓦が塗装...続きを読む

      2024/04/18 屋根塗装は自分で出来る!?DIYによる塗り替えをおすすめしない理由と足場の重要性をご紹介!

       屋根塗装は、お住まいのリフォームの中でも規模比較的大きな工事です! 「見積もりを業者にだしてもらったけど、予想以上に費用が高い(>_<)」と思われた方も多いのではないでしょうか。 そうした中、ご自身で塗装工事を行うDIYをご検討される方もいらっしゃると思います。 しかし、街の屋根やさん...続きを読む

      2024/04/17 屋根塗装に遮熱塗料を使用して室温を快適に!遮熱塗料の効果を感じられないのはなぜ?

       毎年必ず来る夏の時期、室内の暑さにお困りの方も多いと思います(>_<) 冷房器具である程度対策は出来ても、電気代が高くなるのは困りの種ですよね😥 そこで、今回お勧めしたいのが遮熱塗料を使用した屋根塗装による暑さ対策です! 今回は、遮熱塗料の効果や注意点をご紹介致します(...続きを読む

      その他のブログ一覧→

      屋根塗装を行った施工事例

      施工内容
      屋根塗装
      築年数
      約20年
      使用材料
      日本ペイント ファインパーフェクトベスト チョコレート
      施工内容
      屋根塗装
      築年数
      20年以上
      使用材料
      日本ペイント ファインパーフェクトベスト ライトグレー

      その他の施工事例一覧→

      お問い合わせフォーム



      お名前
      必須

      例:屋根 一郎

      ふりがな
      【任意】

      例:やね いちろう

      ご住所(工事地住所)
      必須

      ※郵便番号入力で町名まで自動入力されます。

      郵便番号
      -

      番地・ビル・マンション名

      E-mail
      (半角英数)
      必須
      電話番号
      (半角英数)
      【任意】
      例:045-XXX-XXXX
      お問い合わせ
      【任意】

      入力内容をご確認の上、よろしければ「確認画面へ」ボタンを押して入力内容確認画面へお進みください。

      個人情報の取り扱いにつきましては、プライバシーポリシーをご覧ください。

      点検・調査・お見積りなど無料で承ります!お気軽にお問合せ下さい!


      お電話でのお問い合わせは

      通話料無料

      0120-989-936

      8時30分~20時まで受け付け中!