スレート屋根を塗装してお住まいを長持ちさせましょう

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スレート屋根を塗装してお住まいを長持ちさせましょう

更新日:2021年07月17日

スレートや現代において多くのお住まいで使われている屋根材の一つです。ご自分のお住まいは、誰でも「できるだけ長持ちさせたい」とお考えだと思いますが、お住いを長持ちさせる上で重要になってくるのが屋根が健全な状態であるかどうかです。スレートは10年を超えると劣化が進み、ひび割れなどが発生します。その状態が長く続くと雨漏りしてしまうため、劣化を防ぐためにも定期的な塗装が必要ないのです。
このページではスレート屋根の塗装の必要性や、使用する塗料などをご紹介いたします。

 

スレート屋根にはなぜ塗装が必要なのか

スレートだけでなく、屋根材には様々な種類がありますが、そのほとんどは塗装によるメンテナンスが必要です。塗装が不要な屋根材の代表例として和瓦が挙げられますが、この和瓦は粘土を焼いた陶器なので何十年もの耐用年数があります。
それに対してスレートがどのような屋根材かというと、実はスレートにも大きく2種類あり、広く普及しているのは化粧スレートといわれるものです。化粧スレートはセメントをに繊維素材を混ぜ、薄い板上にした屋根材で、別名コロニアルやカラーベストなどとも呼ばれています。新しいスレートは表面に塗装がされており、防水性を有していますが、だいたい10年を過ぎると塗装が劣化して防水性が失われてきます。
防水性がなくなったスレートは、水分が長時間滞留するようになり苔や藻などが生えやすくなります。そうなると拍車がかかったようにより水分が長く留まるため水分により劣化は加速し、割れや変形などが見られるようになります。
ちなみに化粧スレートに対してもう一種のスレートとは、天然スレートです。粘板岩を板状にしたもので、これを使った屋根は独特の景観を持ちます。天然のものですがの同じ屋根材の入手が困難なことや価格が高い、屋根の上にあがると割ってしまう危険があるなどデメリットも多いため、あまり普及はしていません。

屋根塗装 下塗り 屋根塗装の様子

 

スレート屋根の塗装が必要なサイン

前項で約10年ほどとお話しましたが、年数はお住まいの立地環境によっても左右されますので、塗装が必要な時期を知らせるサインを4つご紹介いたします。

1.苔の発生
2.色あせ
3.チョーキング
4.ひび割れ

 

1.苔の発生
苔は水分が長時間滞留することに加え、日当たりが悪い箇所に生えやすいです。もともとスレートの表面は塗装によって苔が生えにくいのですが、塗装が劣化すると日当たりの悪い北側の屋根や、軒先など雨水が集まるところに苔が生えてきます。

屋根に苔が発生している 屋根に苔が生えている

2.色あせ
塗装が健全な状態のスレートは、色艶がきれいですが、年数が経ってくると次第に色艶は失われ色あせしてきます。塗装が劣化する原因としては紫外線の照射量も関係してくるため、日当たりによって南側のほうが色あせが目立つケースが多いです。

屋根が色あせしている スレート表面が色あせしている

3.チョーキング
チョーキングとは塗料が劣化して粉状になった状態を表す言葉です。屋根に限らず外壁など塗装がしている箇所で手で触れると白い粉のようなものもが付着するため、この状態が見られた場合も屋根塗装が必要と判断できます。

屋根がチョーキング現象を起こしている チョーキングによって手袋に白い粉が付着

4.ひび割れ
スレートは表面の塗膜によって保護されていますが、それが劣化して保護機能が低下すると紫外線や水分でスレート自体が傷んでしまいひび割れをおこします。ひび割れも軽微な状態であれば補修材で修理して塗装をすることができますが、広範囲になると塗装ではなく屋根材の交換が必要になるため、ひび割れが見られた場合は早めに対処するようにしましょう。

屋根のひび割れ補修 スレートがひび割れている

 

スレート屋根の塗装に欠かせない縁切り

 スレート屋根の塗装には「縁切り」という作業が欠かせません。スレートを雨や紫外線から守り、雨漏りを引き起こさないために行う塗装ですが、実は正しく行わないとかえって雨漏りの原因となってしまいます。雨漏りを防ぐために必要なのが、スレートの下に入り込んでしまった雨水やこもった湿気を外へ排出するためにスレートが重なり合う部分に隙間を作る縁切りです。この隙間は数ミリ程度しかありませんが、街の屋根やさんではスレート屋根の塗装の際には必ず縁切りを行います。
 縁切りの方法は二つあります。

塗装後にカッターなどで塗膜を切る
 屋根塗装の工程が全て終わった後に、スレートの重なり合う部分の塗膜をカッターなどで切り隙間を作る方法です。次にご紹介するタスペーサーを必要としないため費用を抑えることができます。しかし屋根を傷つけてしまう、縁切りをした部分が再び塞がれてしまうといった可能性や作業時間がかかることがデメリットです。

タスペーサーを差し込む
 下塗り後にタスペーサーという三角形のものをスレートの隙間に差し込み、雨水や湿気の排出口を作ります。塗装前に設置するので屋根を傷つける、塗膜が剥がれてしまう心配がありません。また作業時間もカッターを使う方法に比べて短いです。一方でタスペーサーの費用がかかるのがデメリットですが、作業時間が短く作業費用が少なくなるので、カッターを使う場合とほぼ費用は変わりません。

 

 

スレート屋根におすすめの塗料

ダイヤスーパーセランマイルドIR
塗料にはカーボンブラックという顔料が使われているのですが、このカーボンブラックが赤外線を吸収し、お部屋の温度上昇の原因となっています。ダイヤスーパーセランマイルドIRは、独自の顔料を開発しカーボンブラックの配合がゼロのため、温度上昇抑制の効果があります。実験では、ダイヤスーパーセランマイルドIRで屋根塗装を行ったときに夏場のエアコン代を7%削減できるという結果もあります。

サーモアイシリーズ
温度が上昇する原因である赤外線を反射する、遮熱塗料です。屋根塗装は、下塗り材の上に塗料を重ね塗りするのですが、サーモアイシリーズは専用の下塗り材があるため、ダブルで赤外線を反射し、高い効果が期待できます。遮熱効果を発揮するには、色選びが重要でクールホワイトという色が遮熱効果が1番高い色です。

ファインパーフェクトベスト
屋根は紫外線が当たると、ラジカルという物質が発生し、塗料が劣化する原因となります。ファインパーフェクトベストは、このラジカルの発生を抑える塗料で、色あせを防ぎ綺麗な状態を長持ちさせることができます。また、耐候性にも優れているため、耐久性を求める方におすすめです。

 

スレート屋根の塗装の様子

屋根に苔や藻が多く発生していた状態のスレート屋根を、遮熱塗料のサーモアイSiを使って塗装行った様子です。

屋根塗装 苔が生えた屋根 屋根塗装 高圧洗浄

左写真は塗装を行う前の状態です。ご覧の通り苔と藻がびっしり生えて、もとの屋根が何色なのかわからない黄土色になっています。このような屋根はとても滑りやすいため、点検時は最新の注意を払って行いますが、場合によってははしごの上からの調査となります。
屋根塗装の最初の段階となる高圧洗浄です(右写真)。こびりついた苔や藻、それに汚れや浮いた古い塗膜などを洗い流して下地を整えます。

屋根塗装 中塗り 屋根塗装 サーモアイSiを使った屋根塗装完了

高圧洗浄後、屋根が完全に乾いてから下塗りにシーラーを塗布します。今回はサーモアイシーラーというサーモアイSi専用のシーラーを使っています。さらにその上からサーモアイSiを中塗り、上塗りと重ね塗りを行い塗装を仕上げます。
スレート屋根を塗装する場合、縁切りをしっかり行わないと、塗料によってスレートとスレートの間が閉塞し、毛細管現象で雨水を引き込んで雨漏りしてしまう危険があります。
私達街の屋根やさんではタスペーサーという樹脂製のものをスレートとスレートの間に挟み込んで、縁切りしておりますのでご安心ください。
右写真は塗装後になりますが、ご覧の通り苔だらけの屋根の塗装をすれば輝きを取り戻します。撥水効果や防藻効果、紫外線からの保護、さらにはサーモアイSiは遮熱塗料なので屋根からの照射熱を抑え室温の温度上昇も和らげてくれますので、今後は安心して快適にお過ごしいただけます。

 記事内に記載されている金額は2021年07月17日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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