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横浜市鶴見区|台風前のリスク回避、古いトタン屋根の補修と撤去

更新日:2018年08月29日

本日は先日の台風の前に工事の依頼を頂いた横浜市鶴見区にある印刷工場の様子をお伝えいたします。当日は台風前で大雨が降っており、その雨の中の作業となりました。なぜ、台風前に工事の依頼があったかというと、今回ご依頼を頂いた工場の屋根は古いトタン屋根で劣化状況も酷く、台風被害を避けるためです。

印刷工場

実は現在、使われていない工場で解体も考えているため、あまり費用をかけずに簡易的な補修を行ってきているそうです。使われていないのに補修を行うのは、建物裏手に線路が通っているからです。古いトタン屋根だと劣化により、はがれて飛散する恐れがあります。それが線路に落ち、電車を止めてしまうものなら大変なことになりかねません。ですので、使われていなくても、リスクを考え、補修を行っているそうです(また、線路沿いだと電車が通ることによる鉄粉が発生し、サビの影響を受けやすく、その分、劣化も早めてしまいます)。

古いトタン屋根 劣化の激しいトタン屋根

今回も台風が接近するとの事もあり、その前に飛散の危険性がある箇所を早急に補修してほしいとのご依頼です。基本的には雨風が強い中での屋根の作業は行いません(滑る危険性や雨漏りを起こしてしまう可能性を伴うため)。今回の場合は特別です。ご依頼を頂いたオーナー様も室内が濡れてしまうことは問題にしておらず、古いトタン屋根の飛散だけは避けたいとの事で、早急な対処として行った次第です。今回は劣化の激しい箇所(はがれて飛散の恐れのある所)の屋根、片面部分をカバー工法で覆いかぶせ、一部、板金の交換をする工事を行いました。それにもう一つ、正面入り口の屋根の上に設置されている大きなファン!?の撤去も依頼されておりました。こちらは古い屋根の上に載せられているかたちで、台風の影響などで崩れ落ちてしまう危険性もあります(道路沿いとの事もあり、二次被害の危険性もあります)。使われていないので、どのような撤去方法でも構わないとの事でしたが、見るからに重そうです。

ファン解体作業 ファン撤去

重機を使用して吊り上げるなども検討しましたが、急を要することもあり、現場のスタッフの案でファンをつないでいるパイプを電動サンダーで切断し、大人四人でかかえてトラックの荷台に乗せることになりました(勿論、周囲の安全の確保は行いながらです)。これまで様々な屋根工事を行ってきておりますが、この様な解体撤去(しかも雨風の強い中で)は初めてになります。この大雨の中でも、手際よく作業を進めている施工スタッフはさすがです。あっという間に解体撤去してしまいました。今回は色々と稀なケースではありましたが、これで、台風による心配も緩和されたでしょう(その後、台風通過後も特に被害は出ていない様で、ご依頼をされたオーナー様も一安心されておりました)。

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