平屋住宅の天窓は2階建て住宅よりもメリットが多い!その理由をわかりやすく解説!

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平屋住宅の天窓は2階建て住宅よりもメリットが多い!その理由をわかりやすく解説!

更新日:2021年03月29日

 住宅を建築される際、中古住宅を購入する際に「天窓」をポイントとして検討された方は多いのではないでしょうか?あるだけでお洒落に見える、日差しが取り入れられる、解放感が得られるなどのメリットは住宅が密集している都市部では特に魅力的ですよね。ただその一方で窓が掃除できない、部屋が暑くなるといったデメリットもありますので、もちろんどちらも考慮しなければなりません。

 そんな天窓ですが、平屋ではメリットの方が大きいと言われています。そこで今回は平屋に天窓を取り入れた際のメリット・デメリット、そして取り付け費用についてご紹介したいと思います。

天窓のメリット・デメリット

天窓を取り付けるメリット・デメリット

 少しおさらいになりますが、天窓は長所・短所の双方を持ちます。

長所

・日当たりが良い
・通気性が良い
・室内が明るい
・解放感が得られる
明るい天窓 解放感が大きい天窓

天窓は光や通風に関して利点が高いですが、光を浴びるのは健康上非常に良いと言われている為、上記以上のメリットが得られそうです。

短所

・設置費用がかかる
・室内が暑くなる
・天窓からの雨漏りリスクが高まる
屋根に穴を開ける天窓 雨漏りリスクが高まる

屋根面に窓を取り付けることでやはり費用・暑さに関しては避けられません。実は天窓を設置したことでTVが見えにくくなった、室内が暑すぎて困るという理由から天窓を取り外す方もいらっしゃいます。位置と向き次第にはなるかとは思いますが、日の入りは予想以上に良くなるため、どのように光が入ってくるのかをシミュレーションするということも重要です。また天窓自体は10年での点検、20年での交換が推奨されています。その期間を超え使用していると雨漏りリスクが高まるということを覚えておきましょう。

平屋と天窓は相性がよい?

平屋の天窓

 天窓はどのお住まいにも利点がありますが、平屋には一層のメリットがありそうです。というのも平屋は1階建てである以上、どうしても光を取り込みにくい高さにしか窓がありません。それに対し天窓は屋根面で光を取り込むため、天窓がないよりも非常に明るい室内になります。またどうしても1階のみですとセキュリティーの観点から窓を開けて生活できないといったこともありますが、天窓を設置するだけで通風性を確保することもできます。どのお住まいにも該当しますが、平屋の場合は更に高い期待が見込めます。

天窓設置費用は?

天窓設置の下地組 天窓設置費用

 天窓と聞くと設置費用が高いのではないかと感じると思いますが、天窓自体は費用もスタンダードになってきておりますので想像していたよりも安かったと感じる方も多いようです。
しかし天窓の設置だけではなく他の工事も絡んできます。例えば足場仮設は作業性・安全性の問題から必要不可欠ですし、天窓設置面の屋根材の撤去と処分や雨漏りを防ぐための処理も欠かせません。

 また天窓には窓の開閉が出来ないFIXタイプや手動で開閉するタイプ、電動開閉タイプ、ロールスクリーン設置タイプ等、用途とグレードにあわせて費用も必要な工事も変わります。電動は屋根面までの配線工事も必要ですので、工事費用が高くなるということも覚えておきましょう。

以上の点を踏まえ、

●足場仮設費用 15~20万円
●天窓設置費用 5~20万円
●屋根材撤去・処分 5~15万円
●防水処理 2~5万円
●他諸経費

がおおよそ天窓設置にかかる費用です。あくまでスタンダードなサイズ・グレードの天窓を選択して30万円~60万円程度の費用がかかることが予想できます。
平屋の場合は屋根面も低い為、足場仮設費用が抑えられるかと思いますが、実際施工の難易度を大きく変えるのは屋根の勾配(傾斜)です。屋根の勾配が5寸以上の場合は、屋根足場も設置しなければならないケースもありますので、工事業者と相談した上で設置しましょう。

 また天窓を設置する際に屋根メンテナンスを同時に行っておくことが非常に重要です。というのも天窓は雨漏りリスクを少なからず高めるものです。屋根材も傷んでいる場合は、どちらが原因で雨漏りを起こしたのかの判断が難しくなります。また屋根補修時にせっかく新しく取り付けた天窓を汚してしまいますので、しっかり綺麗な状態を維持するためにも屋根メンテナンスは同時に行うよう心がけましょう。天窓の設置や交換、屋根のメンテナンスをご検討中の方はお気軽に私たち街の屋根やさんへご相談下さい。

寿命を迎えた天窓は「交換」か「撤去」

 天窓の寿命は25〜30年ほどです。寿命が近づくと下記のような劣化症状が出てきます。
・シーリングの劣化
・天窓を固定しているビスの浮き
・屋根材や防水紙の劣化
・天窓自体の劣化

 このような劣化症状が現れた天窓を放置してしまうと雨漏りの原因となります。定期的に点検・補修をすることが重要です。また、寿命を迎え天窓自体が劣化して補修では直せない場合には、「交換」か「撤去」を選ぶこととなります。それぞれのメリット・デメリットを理解してライフプランに合った方法を選択しましょう。

【交換】
 天窓を交換することのメリットは、今までと同じような外観や機能を保てることです。新しいものと交換するので、耐久性は向上し雨漏りのリスクは低くなります。
一方デメリットは、定期的なメンテナンスが必要になることです。年数が経過すれば天窓は劣化していきますし、補修が必要になります。

【撤去】
 天窓を撤去する最大のメリットは、天窓そのものをなくすのでメンテナンスが必要なくなります。また、雨漏りのリスクも低下します。
 しかし、採光性や通気性、デザイン性がなくなることがデメリットです。
(建築基準法で定められている採光量を確保できない場合、撤去ができない場合があります。)

まとめ

天窓のメリット・デメリット 天窓の良さ

 以前は雨漏りを懸念する点から天窓の設置を避けているという方も非常に多くいらっしゃいましたが、天窓の性能や施工技術も高まり、天窓がより身近に感じるようになりました。しかしお洒落というだけで取り付けては室内が暑くなったりと、かえって快適ではなくなってしまう可能性もあります。平屋では天窓の良さを最大限発揮できますが、取り付け面や位置は非常に重要です。天窓のメリット・デメリット、10年後のメンテナンス・20年での交換を視野に入れしっかりと検討していくようにしましょう。

 記事内に記載されている金額は2021年03月29日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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