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相模原市南区入母屋造りの屋根漆喰調査
相模原市南区で入母屋造りの屋根の漆喰調査を行いました。
漆喰を詰め直してからかれこれ18年ほど経つそうです。先日の雪で、屋根から落ちてきた雪に漆喰が付いていたことがきっかけでご相談がありました。
屋根に上ってみるととても入り組んだ形状です。棟にある熨斗瓦(のしがわら)が6枚も重なっております。昔は熨斗瓦の重ねる枚数がちょっとしたステータスだったそうです。今でも漁師町などではこのように多く重ねた屋根を見かけます。
棟と棟が交わる部分の隙間に漆喰が塗られております。すでに元々の色が分からないくらい変色しております。
すでに落ちてしまってなくなっているところもあり、かなり脆くなっているのが分かりました。棟を束ねている針金はまだしっかりしておりました。
いろいろなところを見ていくと、ケラバの瓦を固定している針金がほとんど切れてしまっております。漆器とは関係ありませんが、一番端の瓦ですので不安定だと他の瓦もゆくゆく不安定になります。再固定が必要です。
棟の下に塗られた漆喰がところどころ剥がれて無くなっております。恐らく今回の落ちてきた雪に付いてきたのもこの中のどれかでしょう。棟自体に歪みはなく、針金も緩んでおりませんでした。しかしケラバの針金は再固定が必要です。漆喰に関しては剥がれて無くなっている部分に関しては詰め直す必要があります。全体的に見ても変色が否めないので、それ以外の漆喰もそのうち剥がれてくるでしょう。今回は漆喰詰め直し工事をご提案をさせて頂きます。
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- 施工内容
- 棟瓦取り直し
- 築年数
- 42年
- 使用材料
- 南蛮漆喰シルガード(黒)
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