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正しいメンテナンスを行うことで、スレートの寿命を延ばすことができます

更新日:2020年10月29日

塗装後のスレート

 スレート屋根は、塗装によって容易にイメージを変えることができる魅力的な屋根材です。時代とともに、目にする機会が増えてきているのではないでしょうか。今回は、そんなスレートの劣化症状やメンテナンス方法についてご紹介します。

1.スレートとは?

 屋根材の一種であるスレートは、「天然スレート」と「化粧スレート」に分類されます。名前を聞いただけでは、違いが分かりにくいですよね。それぞれ製造方法や特徴が異なりますので、ご紹介致します。

天然スレート 化粧スレート

天然スレート

 粘板岩(ねんばんがん)と呼ばれる天然の石を板状に加工したものになります。希少性の高い天然素材であることに加え、高度な加工技術も必要になりますので、生産数が少なく、価格は高くなります。

メリット
・塗装などのメンテナンスが不要(優れた耐久性と持続性を持つ)
・再利用が可能
・自然素材ならではの風合いがある

デメリット
・瓦や化粧スレートと比較すると、価格が高い
・人工的に作られた化粧スレートに比べて、重量がある

化粧スレート

 セメントに繊維素材を混ぜて、板状に加工したものです。セメントには割れやすい欠点があり、繊維素材を混ぜることで耐久性を持たせています。以前は、繊維素材として石綿が使用されていましたが、アスベスト問題が発生した為、近年では使用されなくなりました。かわりに短繊維(ガラス繊維や合成繊維)が使用されています。

メリット
・価格が安い
・軽量なので耐震性に優れている
・施工しやすい

デメリット
・塗装メンテナンスが必要
・ひび割れしやすい
・雨漏りしやすい

2.屋根材にアスベストが含まれている場合には、屋根リフォーム工事をお勧めします

 アスベストと聞くと、発がん性や中皮腫といった健康被害を想像しませんか?2004年以前に建てられた住宅で、スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根の場合、大半はアスベストが含有されています。ご自宅の屋根材にアスベストが含まれているなんてことになると、不安にもなりますよね。しかし、極端に劣化しない限りはほぼ無害ですのでご安心ください。
 被害は起こりづらいスレート屋根ですが、危険性を完全に無くす為には、屋根リフォーム工事を行うことが最適です。その場合、屋根葺き替え工事屋根カバー工法のどちらかになります。それぞれの特徴を把握し、ライフプランに合ったものを選択しましょう。

屋根葺き替え工事
安全性:撤去する際に飛散してしまうが、その後はアスベストが完全に無くなるので安心
工 期:屋根カバー工法と比べて工期が長くなる
費 用:廃材処理費や解体・撤去費用が掛かってしまうので高くなる

屋根カバー工法
安全性:屋根を覆ってしまうので安心ではあるが、アスベスト問題を先送りにしてしまう
工 期:屋根材を撤去する必要がない為、工期が短くなる
費 用:費用は安く済むが、後のメンテナンス(屋根材の解体や撤去)に高額な費用が掛かる

アスベストが使用されている屋根の見分け方

 アスベストが使用されている建材のうち、64%以上が屋根であると言われています。「もしかしてうちの屋根にもアスベストが使われているかも…」と不安になった方もいらっしゃると思いますが、アスベストが使用されていてもほとんどの場合は今すぐ危険というわけではありません。お家の屋根にアスベストが含まれているかはご自身で調べることができます。
 まず、お家をいつ建てたかがポイントです。上記で説明した通り、アスベストを含む製品が禁止されたのが2004年なので、それ以前に建てられたスレート屋根のお家にはアスベストが使用されているかもしれません。
 もう一つの見分けるポイントは屋根材です。アスベストが使用されている可能性がある屋根材はスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)、粘土瓦以外の瓦、セメント瓦です。アスベストが使用されている代表的な屋根材は、「ケイミュー(旧クボタ)のアーバニー」と、「セキスイ屋根システム株式会社(旧セキスイルーフテック)のかわらU」です。アーバニーは現在のノンアスベストのスレート屋根と見た目がほとんど同じです。ぱっと見で見分けるのは難しいかと思います。かわらUは瓦の形をした屋根材で、瓦よりも軽量であることから大ヒットした商品です。

3.こんな症状が見られましたら、メンテナンスを行いましょう

 築年数が経過するにつれて、スレートにも様々な劣化症状が出てきます。この症状を見逃してしまうと、雨漏りなどの問題が発生するリスクが高まるだけではなく、屋根材の寿命を縮めてしまう原因にもなりかねません。屋根の点検を行い、メンテナンスのサインを見逃さないようにしましょう。

色褪せ

 スレートの色が薄くなってきましたら、色褪せしているサインです。屋根の防水機能が低下し、水分を含みやすくなっている状態なので、塗装を行い防水機能を蘇らせる必要があります。

藻や苔・カビの繁殖

スレート 苔 スレート 藻

 屋根が緑色に変色している様子をよく見かけませんか?それは、藻や苔なのです。屋根の防水機能が低下し、雨水を吸収することで、これらの汚れが繁殖します。放置してしまうと、スレートの劣化を促進させてしまいます。高圧洗浄で綺麗に洗い流し、塗装を行いましょう。

ひび割れ

 屋根の防水機能が低下すると、雨水を吸収しやすくなります。水分を含んだスレートは膨張しており、急激に乾燥することで収縮します。それを繰り返すことで、耐えきれずにひび割れが発生するのです。軽度な場合は、シーリングでの補修が可能です。

欠け

欠け スレートの欠け

 ひび割れが進行すると、最終的には欠けてしまいます。症状が軽ければ軽いほど、簡単なメンテナンスで済み、それに掛かる費用もお安くなります。早めの補修工事が大切です。

反り・浮き

 スレートの隙間が広くなってしまっている状態です。一度反ってしまったスレートは元には戻りません。放置してしまうと、隙間から雨水が浸水し、雨漏りのリスクが高まります。雨漏りが発生すると、雨漏りの補修工事も行わなければいけなくなってしまいますので、早めに補修工事を行いましょう。

棟板金の浮き

棟板金の浮き 釘の浮き

 スレート屋根には必ず棟板金が付いています。この棟板金も、築年数が経過するにつれて劣化が見られ始めます。下地(貫板)が腐食することで、板金を固定している釘が抜け、浮きが発生します。強風で飛散してしまうリスクが高まります。釘の浮きは防ぎようがありませんので、屋根の点検を行い、釘が抜けていないかをチェックしましょう。

 スレートの劣化症状についてご紹介しました。私たち、街の屋根やさんでは、点検~お見積りまで無料で承っております。ご不安な方は、一度ご相談ください。

4.スレート屋根のメンテナンス方法

 スレート屋根の耐用年数は20年〜30年と言われています。しかしメンテナンスを行わないと耐用年数より早く寿命がきてしまいますので、定期的にメンテナンスを行いましょう。スレート屋根のメンテナンスには3つの方法があり、お住まいの劣化症状に合った補修が必要です。

・塗装
 スレート屋根に色あせや苔の発生が見られた場合は塗装を行います。屋根の色を変えるとお住まいの雰囲気が一気に変わります。また苔の発生しにくい塗料を使用することもお住まいの美観を保つことに有効です。約10年の周期での塗り替えがおすすめです。

・屋根葺き替え工事
 現在の屋根材を撤去し、新しい屋根材に変える工事を屋根葺き替え工事と言います。新築から20〜30年ほど経過したら葺き替え工事を検討しましょう。スレート屋根が寿命を迎えているころです。屋根材と一緒にその下の防水紙や野地板も交換できますので、安心して過ごすことができます。

・屋根カバー工事
 現在の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる施工法です。屋根材を撤去しないので、屋根葺き替え工事に比べて費用を抑えることができます。一方で屋根を重ねるので、重量は増してしまいます。

5.正しいメンテナンス方法で寿命を延ばすことができます!

 スレート屋根は、塗装で防水機能を持たせています。その防水機能が低下することで、劣化が促進してしまいますので、寿命を延ばす為には、塗装メンテナンスを怠らないことが重要です。しかし、劣化症状が酷い場合や、築年数がかなり経過しているときには、屋根葺き替え工事又は、屋根カバー工法をお勧めします。

パミール セキスイかわらU
(写真:パミール・セキスイかわらU)
※塗装不可能またはお勧めしない屋根材:パミール・レサス・シルバス・コロニアルNEO・アーバニーグラッサ・ザルフグラッサ・セキスイかわらU

 記事内に記載されている金額は2020年10月29日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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