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メンテナンスで屋根の断熱性能を高める方法とは?

更新日:2020年09月17日

 皆さんメンテナンスや建築の際にもそうですが「断熱」という言葉を耳にしますよね?近年の住宅では高気密高断熱が主流になっていますが、実際断熱とはどのような状態を指しているかをご存じでしょうか?また断熱材の敷き込み等は建築時に行われますが、住んでみてから「思ったよりも暑い・寒い」と感じる方は少なくないのです。

暑い太陽光 寒い冬

 ではそのまま我慢しなければならないのかというと違います。暑い・寒いといった状況を少しでも軽減するためのメンテナンス方法もあるのです。そこで今回は屋根に焦点を当て断熱について考えていきたいと思います。

1. 断熱の仕組みとは?

 断熱とは言葉の通り、「熱」を「断つ」という意味ですがどのようなことを言っているのでしょうか?ひと昔前の住宅には断熱という概念はなく、隙間風が入ることも多々ありました。すると冬は非常に寒いためこたつに入り、夏は窓を全開にし水遊びで涼んだり、スイカを食べて熱を下げる等のライフスタイルがとられていました。

スイカを食べて涼む夏 水遊びをする暑い夏

 しかし最近は地球温暖化も深刻化し昔通りの生活がままならない状態ですよね?そこで断熱材を敷き込み「夏は熱を遮り、冬は熱を逃がさない」状態にするというのが断熱の仕組みです。
住宅の中だけでも実は温度がかなり違います。例えば洗面所から浴室に入った際に「ヒートショック」を起こし倒れる、そんなことも断熱のおかげで軽減させることができます。
そして住宅でどのような断熱が行われているかというと簡単に言えば外装すべてです。例えば外壁であれば柱と外壁材・内装材の間に断熱材が入れられています。また断熱性能を伴った窓ガラスを選ぶことで熱の影響を受けにくくなるでしょう。屋根はというと2種類の断熱方法がありますので住宅の形状や小屋裏の状態で確認してみましょう。

2. 屋根の天井断熱と屋根断熱

 屋根断熱は「天井で行われているのか」「屋根で行われているのか」で全く違いますが、昔はほとんどが天井断熱で施工されていました。

天井断熱

天井断熱

 天井断熱とは天井材の裏側に断熱材を敷き込む方法です。小屋裏を覗き込んだ際に断熱材がある住宅は天井断熱を採用しています。天井断熱は断熱材の厚さに制限がなく、断熱空間が狭いため電気効率に優れています。その分屋根裏を生活スペースには利用できず、断熱材間に隙間ができる可能性があるため丁寧な施工が求められます。

屋根断熱

 近年多く採用されている屋根断熱とは、屋根も裏側に断熱材を敷きこむか断熱性能に優れた繊維を吹き付けるかで断熱性能を高める方法です。屋根裏まで断熱空間に組み込まれるため居住空間が広くなります。吹き抜けやロフトを設けている住宅では屋根断熱で施工されています。広々とした空間が手に入る一方、冷暖房の容積が広くなるため電気代が高くなったり冷暖房の効率が低下したりする可能性があります。
また天井よりも勾配のある屋根の方が面積が大きいため施工費用が高くなることも懸念されます。

 上記2種類の断熱方法のどちらが良いかという事はありません。小屋裏の活用方法や吹き抜けの有無等で施工方法が変わりますので、ライフスタイルや既存住宅の状況で考えてみるのも良いかもしれませんね。

3. メンテナンスで屋根の断熱性能を高めるには?

既にお住まいになられている場合、これ以上の断熱性能を求められないのかというとそうではありません。メンテナンスやリフォームで断熱性を高める方法がありますのでいくつかご紹介していきたいと思います。

屋根塗装

断熱塗料ガイナ 断熱塗料での屋根塗装

 築10年程度でどの住宅にも欠かせない塗装メンテナンスですが、塗膜保護とあわせて機能性を高める塗料が徐々に出回っています。例えば太陽光を反射させ暑さを軽減する遮熱塗料、セルフクリーニング機能を兼ねる低汚染塗料、そして住宅を魔法瓶のような状態にする断熱塗料等、お客様の求めるものに合わせて機能性を持たせることが可能です。断熱塗料の代表的な塗料というと、ロケットにも採用されている日進産業のガイナです。このように塗料の機能性等に関して気になることがございましたらお気軽に私たち街の屋根やさんにご相談ください。

屋根カバー工事

金属屋根材による屋根カバー工法

 屋根カバー工法とは既存屋根材の上に新規屋根材を被せる工法です。屋根葺き替え工事と較べ工期短縮・費用削減が可能ですが、それに加え屋根材が二重になるため断熱性・遮音性も向上します。屋根カバー工法に使用される屋根材は金属系が多いのですが、二重になった屋根では暑くなりやすい屋根材の熱も伝わりにくく一石二鳥の工事になります。

屋根葺き替え工事

 築年数が経過したり雨漏りを起こしてしまった際に屋根葺き替え工事を行う必要があります。屋根葺き替え工事のメリットは野地板等下地まで確認することができるという事です。

天井断熱の腐食 天井断熱材の敷設

 そのためこの機会に屋根裏の断熱材を外から交換したり断熱材と一体になっている屋根材に変更することも可能です。もちろん費用は高くなりますので相見積もりは必要ですが、一度工事を行うことで長く快適な生活を手に入れることが可能になります。

4. 屋根断熱に欠かせない屋根の換気方法

 屋根断熱には屋根通気が欠かせません。真夏の屋根の表面温度は高温になります。この熱が室内に伝わるのを防ぐために通気層が重要になります。瓦屋根には屋根内に溜まる暖かい空気を外に排出するための通気層が作られており、断熱性に優れています。しかし現在多く使用されている、スレート屋根や金属屋根は屋根の土台となる野地板と屋根材の間に隙間がほとんどありません。室内が暑くなるだけでなく、結露による不具合も生じてしまいます。
 スレート屋根や金属屋根でも換気をよくするための方法がいくつかあります。スレート屋根や金属屋根に換気棟を取り付けている方は多いのではないでしょうか?屋根の頂点部分である棟に設置する穴の開いた換気棟を取り付けることで屋根内に溜まった暖かい空気や湿気を外へ排出してくれます。また、軒の裏側(軒天)や外壁の上部に換気口をつける方法もあります。これらは湿気や空気が下から上へ上がっていくのを利用した自然換気による方法です。屋根材の下に敷かれる防水紙に、湿気を排出することに優れている透湿ルーフィングを使用することも有効的です。透湿ルーフィングは費用が高く、使用している方は少ないのですが、機能性の高さに加えて耐用年数も長いのが特徴です。メンテナンスのことを考えるとコストパフォーマンスの良い防水紙かと思います。

5. 屋根断熱に関するまとめ

 普段生活の中では気にされる機会も少ないですし、「現状が通常」だと感じられるようであれば断熱性に問題はないでしょう。しかし現状で寒い・暑いといった印象が強いと改善が必要です。せっかくであれば欠かせないメンテナンスやリフォーム時に暑さ・寒さ対策を講じストレスフリーな環境を目指しましょう。私たち街の屋根やさんのお住まい調査・お見積りは無料ですのでお気軽にご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2020年09月17日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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