軒がない住宅とある住宅の決定的な違いと軒が無い住宅に欠かせないメンテナンスをご紹介!

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軒がない住宅とある住宅の決定的な違いと軒が無い住宅に欠かせないメンテナンスをご紹介!

更新日:2021年11月04日

 最近軒がない住宅が増えてきたように感じます。軒ゼロ住宅やキューブと呼ばれる住宅がそれにあたりますが、非常にスタイリッシュな印象を受けますよね。建ち並ぶ分譲住宅で軒が短いものを見る限り現在のトレンドかもしれませんが、軒がある・ないでメリット・デメリットが存在しますので、建築時の段階でチェックしておくべきことでしょう。

では既に建築済み・中古住宅ではどのようなことに気を付ければ良いのか、ということが皆さんにとっては大事だと思います。そこで今回は軒の長さによって異なる印象や注意点に関してご紹介していきたいと思います。しっかりポイントを抑えてリフォームやメンテナンスを行えるようにしていきましょう。

軒ゼロ住宅について

軒がない住宅のメリット・デメリット

軒が無い住宅 軒が無い住宅

 まず軒がない住宅の建築数が増えてきた大きな理由はコスト削減でしょう。軒を長く設けるだけで材料・施工費もかかりますので、出来る限りコストを抑えることを考えると、シンプルに仕上げようという動きが高まります。また軒を出さないことで建築制限ギリギリの長さで施工することが出来ますので、狭小地にはぴったりです。
そして軒がない住宅がここまで増えた理由はやはり見た目でしょう。非常にシンプルなデザインは、スタイリッシュでスマートな印象を感じさせます。近年シンプルなデザインが好まれる時世に沿って建てられている軒がない住宅は、正に住む人の希望に添っているのでしょう。

直射日光 雨水の吹き込み

 続いてはデメリットです。軒は外壁より外側に出ることで外壁への雨水や太陽光の影響を防いでいる面があります。そのため、雨が窓から入り込んでしまう、紫外線がまっすぐ室内に差し込んでしまうという事が生活に一定の悪影響を与えてしまう可能性もあります。

また同じ理由で外壁を劣化させてしまう恐れもあります。外壁は常に太陽光・雨水を受けていますので、軒が長い住宅と較べるとその劣化要因を受ける影響は大きくなります。特に日差しを受けやすい南面の色あせが早い、チョーキング現象が見られる、目地シーリングのひび割れ・痩せが目立つといった現象が見られるようであれば早急に補修を検討していきましょう。

軒の長さ 軒が無い住宅

 本来軒の長さは90㎝程あるのが理想的とされています。その長さがあるのとないのとでは直射日光を遮る事も出来ないし、雨水の吹き込みリスクが高くなるという事でしょう。

軒がないと雨漏りしやすいの?

雨漏り調査 雨漏りを起こしやすい

 よくインターネットで調べていると「軒がない・短い住宅は雨漏りを起こしやすい」という課題が目につきます。これは先ほど紹介したデメリットと同じですが、軒がないことで外壁の劣化は軒がある住宅に較べ傷みやすいです。外壁の劣化は雨漏りに直結しますので、メンテナンスを怠れば雨漏りの可能性もぐんと高くなってしまうでしょう。またサッシからの雨水吹き込みも多くなる可能性がありますので、サッシ廻りのシーリング劣化のチェックを心がけるとともに、窓を開けっぱなしにすることがないよう注意しましょう。

軒が無い・短い住宅に欠かせないメンテナンスは?

 軒が短い・軒がない住宅は正直なところシンプルでかっこいいですよね。その見た目に惹かれ建てられた・購入されたという方も多いとは思いますが、雨漏りの心配があると言われれば不安を感じてしまいますよね?

 基本は雨漏りリスクが高いというだけで、しっかりメンテナンスを行えば雨漏りを防ぐことも当然可能です。そのためにはまず築年数・状態に合わせた塗装メンテナンスを行いましょう。外壁が劣化要因を受けやすい為、築10年で推奨されているところを8年で塗装するなど、劣化が目立つ前に塗装を行う事で、劣化・被害を受けるリスクも低くなります。

チョーキング現象 外壁塗装の重要性

 また屋根は雨漏りを起こしても勾配によって軒先まで流れていく可能性があります。軒がある住宅は軒天に雨染みが発生することもあるのですが、軒が無い住宅の屋根では雨漏りが室内に直結する可能性も高くなります。このような危険を防ぐためにも外壁だけでなく屋根のメンテナンスも定期的に行うようにしていきましょう。私たち街の屋根やさんのお住まい無料調査では住宅全体をチェックし、状態に合わせて最適なメンテナンスをご提案させて頂いております。新型コロナウイルス対策としてオンライン相談も受け付けておりますので話だけ聞いておきたい、まず概算費用を知りたい、相談だけでもという方もお気軽にお問い合わせください。

パラペットの状態にも要注意

 軒先のないキューブ型のお住いでは、パラペットが防水の役割を担っています。パラペットは屋根や屋上の外周に設けられた壁のことであり、屋根が受け止めた雨を外壁に流さず、受け止めて雨樋に流してくれます。

パラペット パラペットの排水口に詰まりが発生

 パラペットで注意するべき点は、雨水を流す排水口やその周辺が詰まってしまった場合です。パラペットの内側にはゴミや砂、土が集まりやすく、それによって詰まりを起こすと雨水が流れなくなってしまうのです。雨水が溜まったままですとお住まいが傷み、やがて雨漏りが発生してしまいます。外からは見えない箇所で詰まりが発生するため、定期的な点検を依頼し、雨漏りを未然に防ぐことが重要となります。

パラペットの笠木 防水工事後のパラペット

 また、パラペットの上端には笠木が取り付けられておりますが、こちらも防水の役割を担っているため不具合があると雨漏りの原因となりやすい部位です。
 主に笠木の継ぎ目から漏水することがあり、パラペットの点検の際には合わせてチェックしておくべき箇所となります。

軒が無い住宅に関するまとめ

 軒がない住宅はデザインがシンプル且つスタイリッシュになるだけでなく、建築コストの削減にもつながりますので、分譲住宅だけでなく全体的に増加している住宅仕様です。しかしそれに伴い軒がある住宅に較べ、雨水や直射日光の影響を受けやすく、外壁の劣化を早めてしまうデメリットも注意すべきポイントです。そのため、日頃より外壁の劣化を確認しておき、通常より早い段階でメンテナンスを行う等の対策を検討していきましょう。私たち街の屋根やさんでは住宅全体の状態を確認する無料調査、メンテナンスにかかるお見積りを作成しておりますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

 

 記事内に記載されている金額は2021年11月04日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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