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シーラーとフィラーの違いは?塗装の質を上げる下塗り材の役割・特徴と正しい使い分け
塗装を考える際に重要なのが「下塗り材」の選定です。
その中でも「シーラー」と「フィラー」はよく耳にする用語ですが、それぞれの違いや役割を正しく理解されている方も少ないのではないでしょうか。
どちらも塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要なものですが、じつは用途や特性が異なります。
今回は、この2つの違いを詳しく解説していきます!
塗装工事における「下塗り」の重要性
塗装工事において下塗りは、仕上がりの美しさや塗膜の耐久性を左右する非常に重要な工程です。
下塗りが不十分だと、上塗り塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなったり、色ムラが生じたりする原因になります(>_<)
塗装工事の仕上がりは、下塗りによって左右されると言っても過言ではありません!
また、下塗りには下地の吸い込みを抑えたり、ひび割れを埋めたりする役割もあり、これを怠ると均一な仕上がりになりません。
適切な下塗り材を選び、丁寧に施工することで上塗りの塗料がしっかり定着し、長期間美しい状態を維持することができます(^^)/
「シーラー」と「フィラー」の違い
それでは、よく聞く下塗り材の種類「シーラー」と「フィラー」の違いにはどの様なものがあるのでしょうか。
シーラーとは?
シーラーは、塗装の最初の工程で使用される下塗り材です。
主な役割は、上塗り塗料と下地の密着性を高めること。
接着剤のような働きをして塗膜がしっかりと密着し、仕上げ塗料を剥がれにくくする効果があります(#^^#)
また、シーラーには下地の吸い込みを抑え、補強する効果もあります。
外壁の種類によっては塗料を吸い込みやすいものもあり、そのまま上塗りをするとムラができたり、色が均一にならなかったりすることがあります。
シーラーを塗ることで、このような問題を防ぎ、美しい仕上がりを実現できます!
シーラーの種類について
シーラーには、大きく分けて「水性」と「油性(溶剤系)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、下地の状態に適したものを選びましょう。
1. 水性シーラー
特徴:浸透性が低く、劣化の少ない下地に適している
メリット:臭いが少ない・環境に優しい
デメリット:乾燥時間が長い(3~4時間)
適用下地:劣化の少ない外壁・屋根材
2. 油性(溶剤系)シーラー
特徴:浸透性が高く、劣化の激しい下地に適している
メリット:乾燥時間が短い(30~60分)・密着力が高い
デメリット:臭いが強い
適用下地:劣化の進んだ外壁・吸い込みの激しい下地
一般的に下地があまり劣化していなければ水性シーラー、劣化が激しく補強が必要な場合は油性シーラーを選ぶのが基本となります。
フィラーとは?
一方、フィラーは下地の凹凸を平滑にするために使用される下塗り材で、特にモルタル外壁にできる「ヘアクラック(細かいひび割れ)」を埋めるために使われることが多いです。
フィラーを使用することで表面の凸凹がなくなり、上塗り塗料が均一に仕上がります。
そのため、モルタルやコンクリートの外壁でひび割れや凹凸がある場合、スレートに傷みがあるケースではシーラーではなくフィラーを使うことが多いです。
また、シーラーとフィラーの機能を併せ持つ「微弾性フィラー」というものもあり、特に小さなクラックが多いモルタル外壁に適しています。
フィラーの種類について
フィラーは基本的に水性タイプしかなく、主にモルタル外壁のひび割れ補修や凹凸調整に使用されます。
また、微弾性フィラーというものもあり、これはシーラーとフィラーの機能を併せ持ったタイプです。
小さなひび割れが多いモルタル外壁には、微弾性フィラーを使うことで塗膜のひび割れ防止にもつながります。
フィラーを使用したスレート屋根の塗装事例
金沢区釜利谷東のお客様よりご依頼いただいた、スレート屋根の塗装事例です。
スズカファイン「ベスコロフィラーHG」を使用した下塗りにより、非常に綺麗な仕上がりとなりました。
フィラーの効果や仕上がりへの影響についてもご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
⇒金沢区釜利谷東のお住まいで施工させて頂いたフィラーを使用したスレート屋根塗装の事例
まとめ
今回は、塗装メンテナンス時に使用される下塗り材、「シーラー」「フィラー」の特徴について詳しくご紹介させていただきました。
それぞれの下塗り材の特徴は大きく異なる為、塗装箇所に併せて適切な種類を選ぶ事が大切です!
街の屋根やさんでは専門的な知識・経験豊富な専門スタッフが無料点検にお伺いさせて頂き、最適な塗料の種類・施工方法をご提案させて頂きます。
塗料選びに迷われている方もぜひ、お気軽にお問合せ下さい(^^)/
記事内に記載されている金額は2025年02月18日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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