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屋根の点検商法に遭わない方法とは!?トラブル事例やその回避方法まで詳しく解説!
更新日 : 2025年01月24日
更新日 : 2025年01月24日

近年、増加傾向にあるのが依頼してもいない屋根の点検を行い、それによって修理工事を煽る点検商法です。
「近所で屋根工事をしている業者です。ご挨拶に伺いました。」
「屋根の瓦がずれていないか、点検させていただきます。」
「屋根の一部が剥がれかけているので、早急に修理が必要です。」
「ご近所のお住まいを工事中、お宅の屋根の板金が浮いているのが見えた」
など、上記の様なセリフを聞いた事は無いでしょうか。
点検商法は悪質な詐欺の手口の一つであり、特に60代以上の高齢者の方がターゲットとされています。
そこで今回は、上記の様なセリフから工事契約を迫られてお困りの方、一人暮らしの高齢者の方や築古物件にお住まいの方へ向け屋根の点検商法に遭わない為の方法をご紹介いたします!
実際の被害事例もご紹介いたしますので、是非ご覧ください!
「点検商法の疑いがある」「怪しい訪問販売が来訪した」
街の屋根やさんでもこのようなお問い合わせを多くいただきます。
もし、ご不安であれば無料点検で屋根の状態をご確認させて頂きますので、是非ご覧ください。
⇒お問い合わせはこちら

最近、「屋根の点検商法」に関する苦情が消費生活センターに多数寄せられており、詐欺被害やトラブルが後を絶たない状況です!
全国消費生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)のデータによると、2022年度にはこの種の相談件数が2,885件に達し、過去最多を記録しました。
この数字は2018年度の約3倍にあたるもので、急激な増加が確認されています。
また、2023年度も8月時点で既に1,346件の相談が寄せられており、この傾向は今後も続くと見られています。
さらに、実際に契約してしまった人の多くは60代から80代の方々で、高齢者の方が特に被害に遭いやすいことが明らかになっています。

点検商法とは事前の連絡もなく突然自宅を訪問してくる手口です。
その為、急な対応を求められることから冷静な判断がしにくく、つい点検を許してしまうケースが多いです。その結果、強引に契約まで持ち込まれる可能性が大きくなってしまいます。
こちらから依頼した訳でも無く屋根に上がり、わざと屋根材を壊して写真を撮り、「このままでは雨漏りが起きる」「早急な修理が必要だ」といった不安を煽り高額な修理工事を契約させようとする。
その様なトラブルが非常に多く、悪質業者の典型的手口として横行しています。
特に一人暮らしの高齢者や築年数が30年以上の住宅がターゲットにされることが多く、しつこい営業トークで契約を強引に進めることが多いです。
点検商法の相談件数・屋根工事に占めるその割合

※2023年度は8月31日までのデータ

参考:https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20231011_1.pdf

点検商法が悪質な詐欺の手口の一つとして理解していても、恐らくほとんどの方はご自身には関係ないと考えてしまいがちです。
それでは、点検商法にはどの様な手口があるのでしょうか。
特にトラブル・相談が寄せられる事が多い「屋根の点検」を例に実際に遭った被害事例をご紹介いたします。
事例1
相談内容 | ある日、屋根工事業者を名乗る若い男性が突然訪問し、「屋根がもうすぐ雨漏りしそうです。今契約していただければ、明日から修理に入れます」と急かされるように話され、戸惑いながらもそのまま屋根の修繕工事を契約してしまいました。 翌日、その男性宅に通うヘルパーが工事に違和感を覚え、ケアマネージャーを通じて家族に連絡を入れます。 家族が業者に「契約を解除したい」と申し出たものの、業者はそれを拒否しました。 |
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契約金額 |
約 80 万円 |
事例2
相談内容 | 突然、2人組の業者が家を訪ねてきました。 「近くで工事をしている際にお宅の屋根の瓦がずれているのが見えた。点検する。」と言い、屋根に上りました。その後、瓦がずれているという写真を見せられ、「このまま放置すると雨漏りの原因になる。早めの修理が必要で、今なら割引が適用できる」と強く勧められたため、工事を契約してしまいました。ですが、時間をおいて冷静になり、今はクーリング・オフを検討しています。 |
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契約金額 |
約 100 万円 |
事例3
相談内容 | ご近所で屋根工事をしている業者が突然きました。 「屋根の一部に浮きが生じている、今なら無料で点検する。」と言われ、了承しました。 点検後、撮影した写真を見せられ「このままでは雨漏りに繋がる為、早急に修理が必要」と言われ契約をしてしまったが、解約したい。 |
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契約金額 |
約 200 万円 |
事例4
相談内容 | 業者がアポも無く来訪しました。「近所で屋根工事を行っている際、屋根瓦がズレているのが確認出来たため心配で来た」と言われ、その日は断りました。 しかし、別の日に来訪し、その時はスマートフォンで撮影板写真を見せられ、瓦のズレや野地板の腐食が見られると説明された。 本当に自分の屋根か怪しい為、他社に見積もりを依頼すると相場よりも高額であることが分かったのでキャンセルしたい。 |
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契約金額 |
約 250 万円 |
事例5
相談内容 | 屋根点検をしていると言う業者が突然やってきました。 屋根工事を契約後、さらに外壁・屋根裏・軒下などのあらゆる不具合を指摘された上ですすめられたまま工事を契約してしまった。 半年後、外壁に新しいひびを見つけたため、その業者に問い合わせたが都合がつかないと言われそのまま連絡が取れない。 |
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契約金額 |
500 万円以上 |
上記の様に、点検商法では実際には存在しない屋根の損傷を指摘されたり、屋根に登って撮影したという写真を見せられたりして真実だと思い込んで契約してしまうというケースが非常に多いです。
特に、500万円を超える高額な契約を結んでしまったケース5では、屋根工事の契約に加え、短時間で次々と高額な契約を強要されたことから非常に悪質な事例といえます。
複数の訪問業者に指摘を受けたら?
また、最近増えている点検商法の報告事例が、屋根の不具合を指摘された後一度業者が帰り後日別の業者が同じ場所の問題を指摘するというケースです。
同じ箇所を複数の業者に指摘されたことで「本当に不具合があるのかもしれない」と思ってしまう方もおられると思いますが、実際にはこれらの業者が裏でつながっていることが多いとされています。

屋根の点検商法で多用されるセールストーク
点検商法の怖い所は一度契約されると目を付けられ、不必要な修理・工事を後から追加される恐れもあることです。
もし、工事業者を名乗る人物が来訪しても決してお住まいの中には入れず、きっぱりと断りましょう!

ですが、訪問業者もセールスのプロです。
屋根が壊れた写真を見せられ、さらに巧みなセールストークによって冷静さを失いサインしてしまう事例も後を絶ちません。
次に、屋根の点検商法の被害に遭わない為に、知っておきたい多用されるセールストークを解説いたします!


「工事のついでに挨拶に来ました」というフレーズは、屋根点検を口実とした悪質な営業手法でよく使われます。
実際には信頼できる屋根修理業者が事前の連絡もなく突然訪問することはほとんどありません!
このような言葉で話しかけられた場合は点検商法の可能性が高いため、すぐに断ることが重要です。


「近くで工事をしていたら、屋根が剥がれているのが見えました」といったセールストークは、点検商法でよく使われる手口の一つです。
こうした言葉をそのまま鵜呑みにするのは避けた方が良いでしょう。
不安を煽られ、そのまま無料点検や工事契約をすすめられるケースも多いため注意が必要です!


「屋根瓦がずれているから無料点検が必要!」だと突然言われた場合、それは「点検商法」の可能性が高いため絶対に対応しないようにしましょう。
信頼できる修理業者は、お客様からの正式な相談や依頼があって初めて無料で点検に伺います!
突然訪問して「瓦がずれている」と指摘し、無理に点検や修理を進めることは決してありません。


修理・工事を急かされたり、不必要に不安を煽られたりする場合も点検商法である可能性が非常に高いです!
事前に撮影しておいた別の住宅の写真を自宅のものと偽ったり、故意に屋根材を壊してその写真を提示するなど、悪質な手口も見受けられます。
営業・接客経験をお持ちの方であれば分かると思いますが、基本的にお客様が望んでいないサービス・商品を強引に契約する事はおかしいです!
ご不安・迷いを抱えているお客様をさらに不安にさせ、冷静な判断が出来ない状態で契約をすることが点検商法の目的です。
「直ちに○○が必要」「すぐに○○しなければ、××になってしまう」といったセールストークで畳みかけてくる業者には、特に注意が必要です!

近年では、若手の職人を装い「親方からの指示だ」と説明し始めるケースも増えてきています。
さらに、時間をおいて本物の親方を名乗る人物が現れる場合など、その手口も巧妙化しています。
冷静に考えれば不自然に感じる状況でも、実際に直面すると混乱し判断力が低下してしまうことがあります。
「親方」という言葉が出てきた際には点検商法の疑いを持ち、勇気を持ってきっぱりと断ることが重要です。


契約・振り込みを急かす事は、詐欺でよく見られる手口です。
特に点検商法では、通常の相場価格よりも高い金額を示したうえで「割引価格」を提示し、その場で契約を促してきます。
お住まいの工事に限らず、車や住宅といった大きな買い物は時間をかけて慎重にご検討される事が普通ですよね。
「割引」という言葉の魅力に心を動かされそうなときこそ、少し立ち止まって冷静に状況を見極めることが重要です!


屋根以外のメンテナンス・工事を次々と提案される場合には、点検商法である可能性が非常に高いです。
悪質業者は巧妙な話術を使って不安を煽り、契約を促そうとします。
一度契約してしまうと簡単に騙せる対象と見なされ、追加の工事を強要される危険性があります。
このような事態を避けるためにも、十分に注意しましょう!
悪質なセールス・点検商法についてはこちらもご覧ください!
「屋根の板金が浮いています!」
この様なセリフも点検商法の手口の一つです!
訪問業者の対策や本当に異常が生じていた際の対処法までご紹介いたします!
⇒屋根の点検商法に注意!事例とトラブル回避方法
点検商法は台風・地震の後に増加する傾向があります。
自然災害を防ぐ事は出来ませんが、だからこそ被災された際は落ち着いて対処する事が必要です。
⇒台風や地震の後の二次災害を防ぐと共に災害便乗商法に注意しましょう
街の屋根やさんへの点検商法ご相談例
現地調査事例|故意に瓦を外された?


訪問業者から屋根瓦に関する指摘を受けたお客様は、今すぐに修理をしなければ家が崩れる恐れがあると言われたそうです。
実際に屋根に上がってみるといくつかの瓦が外れていましたが、その外れ方はどれも不自然でした。訪問業者がわざと外していった可能性を感じます。
お客様にもその状況を確認していただくために写真を撮影し、該当部分の補修工事をご依頼いただきました。

それでは屋根の点検商法の被害に遭わないためには、具体的にどのように対処すればよいでしょうか?
確実に騙されない方法が、「話を聞かずに断る」ことです!
インターホンが鳴った場合やたとえ玄関に出てしまったとしても、もし不審な勧誘を受けたらその場でしっかりとお断りし、帰ってもらうようにしましょう!
相手が色々と話をしてきても、耳を傾けずに断固として断ることが点検商法に遭わないための最善の方法です。

点検商法は最初の対応が非常に重要ですが、意外と多くの方が「自分には関係ない」と思われています。
冷静に対処する事が難しく、点検だけだからといって安易に屋根に上下てしまうケースが多いです。
しかし、被害を未然に防ぐ為にも、しっかりと断る事が大切です!
「知り合いに点検してもらうので大丈夫です。お帰り下さい!」としっかりとした態度で「帰ってほしい」という意志を示すことが重要です。
それでも説明を続ける場合は、警察に連絡しても問題ありません(「不退去罪」として違法性が法律に定められています)
1人暮らしの方は特に注意しましょう!
高齢者の方が一人暮らしをしている場合、特に点検商法の標的にされやすい傾向があります。そのため、遠くに住んでいるご家族は、あらかじめ「話を聞かない」「断る、帰ってもらう」といった対応策を共有しておくことが重要です!
また、前述の通り日を空けて異なる業者を装って訪問してくることもありますので、こちらから依頼していない訪問は全て同じ対応が出来る様にしておくことも大切です。
屋根の点検商法は、梅雨の時期や豪雨・台風・大きな地震が発生した後に増える傾向にあります。
その為、実際に雨漏りがあったり屋根が一部損傷していたりする状態は、特に注意が必要です。

屋根についてご不安をお持ちの時は
「屋根の点検を断ったけれど、実際に異常が発生していないか不安」
という方がおられましたら、街の屋根やさんへご相談下さい!
屋根の点検はお近くの施工業者など、信用できる施工会社へご依頼されることが一番です!
まずは、ご依頼をご検討されている施工業者のHPなどを確認してみましょう。
悪質な施工業者は名刺・ホームページも存在しないと言う場合が多いです。

私たち街の屋根やさんにも、通常のご依頼と併せて点検商法の疑いのあるご相談を多く頂いております。
屋根・お住まいを点検させて頂き、ご希望もお伺いさせて頂いた上で必要な施工方法をご提案させて頂きます!

点検商法は特に高齢者をターゲットにした特殊詐欺の一種であり、明確な犯罪行為です。
「自分は大丈夫」と思っている方ほど注意が必要ですので、突然訪れる訪問者には十分に警戒をしましょう。
また、万が一望まない契約を結んでしまった場合は、8日以内であれば文書・メール、またはFAXを使ってクーリング・オフの手続きを行うことができます。
ご自身や家族がもし被害に遭ってしまった場合は、速やかに以下の相談窓口に連絡しましょう!
点検商法被害の相談先
国民生活センター 「消費者ホットライン・平日バックアップ相談」 |
188 |
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公益財団法方住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住まいるダイヤル」 |
03-3556-5147 |

今回は屋根工事の契約を急かされた経験のある方や一人暮らしの高齢者の方・古い物件に住んでいる方に向け、100%屋根の点検商法を避けるための方法を実際の被害事例を交えながらご紹介させていただきました。
点検商法とは非常に巧妙なセールストークを用いて不安を煽り、高額な工事契約を締結させる詐欺の一種です!

被害を未然に防ぐためには相手の言い分に惑わされず、しっかりとした態度で断ることが非常に重要です。万が一、契約を結んでしまった場合は、すぐに消費者ホットラインや国民生活センターに相談し、クーリング・オフを申請してください。
点検商法により特に何も感じていなかった屋根に対して不安を抱くようになった場合は、屋根工事の専門家である「街の屋根やさん」にご相談ください!

現地調査・無料点検のご依頼は、専用フォームより24時間お待ちしております!
屋根瓦を指摘されてご不安になられた方や、雨漏りの危険性を指摘された方がおられましたら、ぜひ私達街の屋根やさんまでご連絡下さい!

まとめ
●点検商法による被害は、2018年から2022年にかけ約3倍に増加しています●点検商法による被害の8割以上は60代から80代の高齢者の方です
●屋根の点検商法は梅雨時期や台風・地震後に増える傾向にあります
●点検商法の被害に遭わない為には、「話を聞かない」「屋根に上らせない」ことが大切です!
●点検商法かも…屋根に異常は無い…?とご不安になられている場合には、街の屋根やさんの無料点検をぜひご活用下さい!
屋根 点検商法に関するお客様の声一覧!
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街の屋根やさんは神奈川県以外にも東京都、千葉県などでも屋根工事を承っております。日本全国に展開中ですので、貴方のお住まいの街の屋根さんをお選びください。


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