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スレート屋根材の欠け・割れの補修は必要?レベル別に症状・補修方法をご紹介!
更新日 : 2024年10月02日
更新日 : 2024年10月02日
ご自宅のスレート屋根材にひび割れをご確認された場合、雨漏り被害や補修の必要性・補修工事の費用など、様々な事にご不安になってしまいますよね。
スレートの補修やメンテナンスは、その劣化症状によって最適な施工方法が変わってきます。
そこで、この記事ではスレートの破損・劣化状態とそれに適した施工方法についての詳しい情報・ポイントをレベル別に解説させて頂きます!
実際に施工されて頂いた施工の流れも併せてご紹介をさせて頂きますので、スレート屋根にひび割れを発見されてご不安になられている方がおられましたら、ぜひご覧ください!
ご自身で屋根の状態をチェックされるのは大変危険です!
屋根の点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
⇒メールでのお問い合わせはこちら
スレート屋根のひび割れや欠けを発見された場合、「雨漏り被害になるのでは…?」とご不安になってしまいますよね。
「補修の必要性」や「この状態をどの程度放置して良いのか」、「部分的な補修では無く屋根カバー工法や葺き替え工事が必要なのでは…」など、大きな悩みの種になってしまうことと思います。
まず、街の屋根やさんで現状を拝見させて頂き、お客様のご要望と併せまして最適な補修工事をご提案させて頂いております。
次に、スレート屋根材のよくある劣化症状や、それにマッチした補修方法をご紹介させて頂きます!
スレート屋根材の部分補修・・・数万円~
スレート屋根のひび割れや小さな欠けは、屋根材の劣化の兆候の一つです。
表面の塗膜は長時間紫外線にさらされることでが劣化し、防水性能が低下してしまいます。
その様な状態はスレートが雨水を吸水してしまう事態を招き、晴天時に乾燥して縮むという状態が繰り返しが起こります。
この膨張と収縮が続くことで徐々に屋根材自体が弱くなり、ひび割れや変形が生じてしまいます。
放置するとひび割れは次第に広がり、台風による飛来物の落下はさらなるひび割れの拡大や割れを招いてしまいます。
ひび割れがまだ小さい段階であれば、コーキング材や専用の補修材を使って早めに修復するのが効果的です!
当面のリスクを減らすことが可能です。
ひび割れ部分にコーキングや補修材をしっかりと充填し、屋根材の表面が平らになるように丁寧に伸ばして仕上げます!
補修にかかる費用はひび割れの大きさや数によりますが、数万円から対応可能です。
軽度のひび割れだからといってそのまま放置してしまうと、スレート屋根材が水分を吸収し、劣化が急速に進行する恐れがあります。
また、ひび割れが発生している場合、屋根の塗膜が劣化している可能性も高いため、この機会に屋根全体を塗装することもおすすめです。
塗膜の保護機能と併せて、屋根の美観を回復させる事も出来ます!
街の屋根やさんは、現地調査で屋根の状態をしっかりとご確認させていただき、
「補修による対応が可能か?」
「部分的に張替え工事が必要か?」
などを判断の上、工事方法をご提案させていただいております。
もちろん、お客さまへのご説明も分かりやすく伝わりやすいように努めています!
スレート屋根補修の施工例
軽微なスレート屋根材のひび割れ補修
画像の様に、スレート屋根材には軽微なひび割れが複数個所みられました。
例え軽微なひび割れであっても、こうした症状は屋根の劣化原因に繋がります。
しっかりと補修させていただきます!
板金のジョイント部分や棟板金の浮きなども気になりましたので、こちらも併せてご対応させて頂きました!
シーリング材によりスレート屋根の欠けを補修
画像の様にスレート屋根の一部が欠け、それが雨樋に引っかかっている状態です。
接着を行っていく前に、欠けた部分の汚れはしっかりと落とします!
今回は、補修跡が目立ちにくいように屋根材となるべく同じ色に合わせたシーリング材を選定させて頂きました。
注意点として、シーリング材による補修は剥がれてしまうリスクも大きく、あくまで応急処置的な対応となります。
そうした面も併せてオーナー様へご説明させて頂きましたが、「応急処置的な対応でもひとまず安心できる!」とお喜びいただき幸いでした。
ひび割れが複数個所発生しているスレート屋根の補修・塗り替え工事
こちらのスレート屋根全体には、経年劣化によるひび割れが散見される状態です。
そこで、ひび割れの補修と併せて塗装メンテナンスを施工させて頂く事となりました。
強度が低下していることから、塗装前の高圧洗浄も注意して行う必要があります。
その後、ひび割れをシーリング材にて補修いたしました。
ひび割れ補修後、「ファインパーフェクトベスト」を使用して塗装をさせていただきました。
白く目立っていた補修跡も、塗装を行う事で目立たない仕上がりとなります!
ひび割れは雨漏りの原因になる?
一般的にスレートのひび割れが軽微な場合であれば、すぐに雨漏りに直結するという事はありませんのでご安心ください!
スレートにひび割れが生じそこから雨水が浸水した場合であっても、屋根の下地材である防水紙によって防がれます。
その為、少しのひび割れであれば、大きな心配は必要ありません。
ただし、浸水した雨水は防水紙の劣化が進行してしまう原因にもなりますので、なるべく早くの補修をご検討される事がおすすめです!
部分的な張替え工事・・・数万円~数十万円+足場代
スレート屋根に生じたひび・欠けが軽微であった場合、上記の通りコーキング材による補修によってメンテナンスが可能です!
しかしその一方、スレートが大きく欠けたり、剥がれてしまった場合は補修による対応が難しい場合があります。
上記の様な損傷は、強風で飛んできた物が屋根に衝突したり、小さなひび割れが台風などの風圧で悪化してしまう事などで発生します。
スレートが数枚壊れてしまった場合、一部だけを交換すれば良いのでは?と思うかもしれません。
しかし、スレートは軒先から順に釘で固定されているため、日本瓦のように一部だけの差し替えは出来ません。
無理に差し替えようとすると、下地材である防水紙にダメージを与える可能性があります。
損傷した部分を補修する際は、周囲のスレートも一緒に取り外し新しいものに交換する必要があります!
損傷個所が広範囲に渡る場合、部分的な交換よりも葺き替え工事・カバー工法の方が長い目で見てコストパフォーマンスに優れる場合もあります。
お客様より「できるだけ費用を抑えて部分的に交換してほしい」といったご要望をいただくこともありますが、劣化が進んでいるスレート屋根の場合、今後も問題が再発するリスクが高いです。
また、部分的な交換でも修繕範囲が広ければ足場の設置が必要となり、結果的に費用がかさむこともあります。
お客様と十分にご相談させていただいた上で、部分交換にするか全面的な葺き替えや屋根カバー工法を選ぶかより良い工事方法を選定できればと思います。
部分的な張替え工事の施工例
棟板金の一部とスレート2枚を撤去・交換
画像の様にスレートの一部には割れが発生してしまています。
その為、割れが生じているスレート2枚と併せて、その箇所に被る様に設置される棟板金の交換工事をご依頼頂きました。
スレート屋根材は規格がほとんど変わらない為、既存の屋根材と同じものが用意できない場合でもリニューアル品・似たような製品でご対応する事が出来ます。
棟板金の固定釘の浮きは、気温の寒暖差も大きな要因の一つです。
今回の工事では、抜けにくく錆にも強いステンレス製ビスを使用して固定いたしました。
割れが生じている下屋のスレート屋根一面の張替え
どうやら、エアコンのドレンホースの影響で割れが生じてしまった様です。
過去に補修工事をされたようですが、当時よりもひび割れが進行している状態でした。
屋根材の撤去と併せて下地材である防水紙のチェックをいたしましたが、大きな傷みは確認されませんでした!
新しい屋根材を設置させていただき、ドレンホースも干渉しない様に対策させていただきました。
屋根カバー工法・・・80万円~130万円程度+足場代
屋根葺き替え工事・・・100万円~200万円程度+足場代
※一般的な30坪の戸建て住宅の場合となります。
現在の屋根の状態や使用材料によって、費用は変動致します。
スレート屋根が広範囲で破損したり剥がれが目立つ場合には、屋根の葺き替えやカバー工法をご検討されることをおすすめいたします。
台風や強風などの影響でスレートが大きく剥がれた場合や、比較的小さなひび割れでも複数箇所で発生している場合にはスレート材が経年劣化により脆くなっている可能性が高いです!
そうした状況は、葺き替えやカバー工法によるリフォームを行う時期とも言えます。
屋根は、住宅全体の中でも最も厳しい環境条件の中でお住まいを守っています!
その為、非常に劣化が進行しやすい場所と言えます。
中には「部分的な補修で安く済ませます」と提案してくる業者もいますが、費用だけで判断されるのはあまりおすすめできません。
もしこれからも長く住むお住まいであれば、将来を見据えたメンテナンス方法も検討していく必要があります。
私たち「街の屋根やさん」は、これまでの豊富な施工実績をもとにお客様にとって最も最適な補修工事の方法をご提案いたします!
カバー工法・葺き替え工事による施工例
台風により飛散してしまったスレート屋根をカバー工法により復旧
台風被害により、スレート屋根が飛散してしまっている状態です。
ブルーシートによる養生で応急処置をされておりましたが、屋根カバー工法による復旧工事をご依頼をいただきました。
新規屋根材には、金属屋根材「スーパーガルテクト」を使用させて頂きました!
ブルーシートで養生を行った状態で1年近く放置されていたとの事でしたので、ご不安が解消されお客様にも大変お喜び頂けました!
約45坪の施工面積で、135万円程度の工事となりました。
ケイミュー「ROOGA」を使用した屋根の葺き替え工事
数年前にクラック補修を施工されたのと事で、その補修跡が黒く目立っている状態です。
築20年という事でスレートの劣化が気になってきたことから、外壁塗装工事と併せて葺き替え工事のご依頼をいただきました。
新規屋根材には耐久性に優れたケイミュー「ROOGA」を使用させて頂きました。
今回は太陽光パネルが設置されていましたので、その脱着が必要となりました。
また、外壁塗装工事も施工させて頂き、約300万円程で工事をさせていただきました。
目立っていた補修跡も無くなり、耐久性も大きく回復されたことでお客さまにもご安心頂けました。
屋根塗装・カバー工法・葺き替え工事など、屋根リフォームの種類について詳しくはこちら
⇒屋根リフォームはなぜ必要?3種類の屋根リフォーム方法と費用
例えば、台風の強風によってスレートが飛ばされ修理が必要になった場合、火災保険を適用できる可能性があります!
火災保険は火事だけでなく、一般的に「風災」も補償対象に含まれていることが多いです。
ただし、実際に保険が適用されるかどうかやどの程度の金額が支払われるかは、ご契約をされている保険会社による審査によって決定されます。
街の屋根やさんでは、保険申請に必要な写真撮影や書類作成などのサポートもさせていただいております。
火災保険をご活用された工事をお考えの方も、ぜひお気軽にご相談ください!
スレート屋根の耐用年数はどれくらい?
スレート屋根の耐用年数は、一般的に約20〜30年程度とされています。
その為、築年数がこの耐用年数に達することで、屋根の葺き替えやカバー工法をご検討される方も多い印象です。
また、スレートはセメントを主成分とした屋根材であり、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
スレートの表面を保護する塗膜の防水・撥水性能を回復する為にも約10年を目安に塗装工事やひび割れ補修をされることがおすすめです。
塗膜の劣化を放置してしまいますと、劣化症状は一気に促進してしまいます。
さらに、スレート屋根の下地材として敷設される防水紙の耐用年数は、約20〜30年とされています。
そうしたことからも、やはり約20年を超えたあたりから屋根の全面リフォームが必要な時期となりますので注意しましょう。
お住まいの立地・周囲環境によってもスレートの耐用年数は変わってきます。
紫外線の強い地域・台風が多い地域・雨風にさらされることが多い地域・日陰になりやすい地域など、お住まいの立地環境は多岐に渡ります!
街の屋根やさんでは無料点検で状態を確認し、そうした立地環境を加味した上で最適な補修・リフォーム工事の方法をご提案させていただきます。
スレート屋根の中でも特に注意が必要な種類が、「パミール」や「コロニアルNEO」、といった「ノンアスベストスレート」です!
残念ながらこれらの屋根材は保守や塗装による復旧が出来ません。
「塗装自体が無意味」になってしまう屋根材です!
ノンアスベストの登場は1990年代後半から2000年代初頭であり、「アスベスト」の危険性が問題視された影響を受けて各メーカーにより開発されました。
しかし、ノンアスベスト屋根材の多くは経年劣化により著しいひび割れ・剥がれ・欠けなどの欠陥を抱えてしまう事となります。
ノンアスベスト屋根が使用されている場合、部分的な補修・塗装メンテナンスを行う事が出来ません。
屋根材自体が欠陥を抱えていることから非常に脆く、塗装・補修工事を行ってもその症状は改善されません!
代表的なノンアスベストスレート屋根材
上記は、代表的なノンアスベストスレート屋根材です。
ノンアスベストスレート屋根材をご使用されている場合、屋根リフォーム方法は葺き替え工事・屋根カバー工法が選択肢となります。
一方、アスベストが規制される以前に盛んに使用されていたのが、アスベスト含有屋根材です。
健康被害が問題視されているアスベストですが、屋根材に使用されているからと言って直ちに撤去する必要はありません。
アスベストの危険性が大きくなるのは飛散してしまった場合であり、解体を行わなければその危険性が無い為です。
アスベストが含まれている場合には、飛散を防ぐためにも作業マニュアルに従い手作業で慎重に取り外さなければなりません。
作業にかかる人件費や、アスベスト廃棄に伴う産業廃棄物処理費用が大きくなります。
その為、もしアスベストを含んだスレートを撤去する場合、その解体費・処分費は非常に高額になります。
そこで、もしアスベスト含有スレート屋根のリフォーム工事が必要となった際、費用を抑えて工事を行いたい場合には「屋根カバー工法」による工事がおすすめです。
既存屋根材の撤去が必要無い事から、施工費用を大きく削減する事が出来ます!
ただし、屋根カバー工法を選択された場合でも、将来的にいつかは解体工事が必要となります。
「アスベスト問題を先送りにしている…」とも考えられますので、よくご検討された上で施工方法を選定されることがおすすめです。
アスベスト含有スレートの見分け方
アスベスト含有スレートの見分け方の一つが、建設された時期です。
アスベストを含む建材の出荷が禁止されたのは2004年ですので、それ以前にスレート屋根を新設された場合にはアスベスト含有スレートである可能性が高いです。
また、最近ではインターネットでメーカー・商品名を検索する事で、アスベスト含有スレートか否かを調べることが出来ます。
各メーカーや国土交通省のHPをチェックしてみましょう!
さらに、住宅を建設した施工業者にご確認される事も一つの手です。
令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。
街の屋根やさんにおきましてもアスベスト調査は基準に則り正しい調査・報告を実施しています!
街の屋根やさんのアスベスト調査について詳しくはこちら
⇒スレート屋根の工事に必要であるアスベスト調査とは!?
一口にスレート屋根の補修と言っても、その工法・規模は現在の屋根の状態によって大きく変わってきます。
また、スレート屋根全体でいえば、屋根材に限らず屋根の頂部に設置される棟板金のメンテナンスも必要となります!
ご自宅の屋根に不具合・損傷があるとご不安ですよね。
「すぐに修理しないといけないかもしれないが、費用はどうしよう?」と、非常に慌てたご様子でご相談のお電話をいただくこともあります。
街の屋根やさんでは、屋根の点検とお見積もりを無料で実施させて頂いております。
まずは屋根の状態を拝見させて頂き、現状について詳しくご説明・ご相談させて頂いた上で施工方法をご提案させて頂きますので、お住まいのお困り・ご不安事は、ぜひお気軽にお問合わせくださいね!
まとめ
●スレートのひび割れ・欠けが軽微な場合であれば、シーリング・補修材による補修が可能です。●スレートの下地材には防水紙が設置されておりますので、スレートの破損が軽微であれば雨漏りを心配する必要はありません
●スレートが大きく割れ・剥がれている場合には、部分的な差し替えで対応出来ます。ただし、症状が出ている個所によっては工事規模が大きくなってしまう可能性もありますので全体的なリフォームをご検討される事もおすすめです。
●ノンアスベストスレート屋根材は大きな欠陥を抱えている屋根材です。補修・塗装によるメンテナンスを行う事は推奨されません。
●スレート屋根を長く安心してご使用いただく為にも、屋根材と併せて棟板金のメンテナンスをしっかりとおこなっていきましょう
スレート屋根 補修に関するお客様の声一覧!
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