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超重要!スレート屋根に必須のタスペーサーで雨漏りを防止
更新日 : 2025年01月18日
更新日 : 2025年01月18日

スレート(コロニアル・カラーベスト)屋根の塗装が雨漏りの原因になることを想像できますか?
スレート屋根を塗装後、狭くなったり、詰まったりした排水経路を再び機能させるためには、慎重な作業が不可欠です。
この作業は縁切りとして知られ、最近では屋根材の重なり部分に挟み込むタスペーサーが使用されています。
知っていますか? スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根では屋根塗装が原因で雨漏りが起こるということを
瓦屋根やスレート屋根の場合、屋根材と屋根材の重なり部分に隙間が設けられています。何のために設けられているかというと、通気と水分を排出するためです。 普通の雨の場合、屋根材の下に雨水が浸入することはありませんが、横殴りの激しい雨の場合、屋根材の下に雨水が入り込んでしまうこともあります。 この雨水や湿った空気の出口として隙間が設けられているのです。

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スレート屋根の場合、この隙間の大きさが適切でないと困ったことが起こります。隙間がゼロだと浸入した雨水を排出できませんし、狭すぎると毛細管現象を起こして雨水を吸い上げてしまうのです。 吸い上げられた雨水は防水紙を劣化させていきますし、雨漏りの原因にもなります。 スレート屋根の重なり部分の隙間は数mm程度です。屋根塗装をした場合、この数mm程度の隙間が塗料によって塞がれてしまうことが多く、お客様から「他社で屋根塗装をしたら、雨漏りがはじまってしまった」というご相談を受けることもあります。

1.雨漏り


2.部屋がジメジメする


3.防水紙の劣化と野地板の腐食




狭い隙間や管の中を液体が上昇(液体の種類によっては下降)していく物理現象。 液体の表面張力と隙間や管の中の濡れやすさによって発生する。ストローを挿した飲料水で容器の液面よりもストロー内の液面が上昇しているのも毛細管現象である。
隙間を確保するための「縁切り」には2種類の方法があります
スレート屋根の重なり部分の隙間を確保する縁切りには手作業で塗膜に切り込みを入れていく方法と重なり部分にタスペーサーを設置して隙間を確保する方法の2種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。1.手作業によって塗膜を切っていく方法
屋根塗装が全て終わった後に皮すき(金属のヘラ状のもの)やカッターで重なり部分に切り込みを入れ、隙間を確保する方法です。



2.タスペーサーによって隙間を確保する方法
下塗りが終わった後、重なり部分にタスペーサーを挿入し、隙間を確保する方法。 タスペーサーバネの構造で充分な隙間が確保する。重ね塗りしても塞がれる心配がありません。



タスペーサーは全部で3種類



タスペーサーを使用したスレート屋根の塗装
タスペーサーを使用した屋根塗装も通常の工程とほぼ変わりありません。ただ、タスペーサーを挿入する工程はメーカーの指定があり、下塗りが乾燥した後になります。1.高圧洗浄

2.下塗り

3.タスペーサーの挿入

下塗りが充分に乾燥しましたら、タスペーサーを挿入していきます。標準的なスレート屋根材、約910mm幅の場合、左右それぞれ15cmのところに挿入します。 下塗りが乾燥した後にタスペーサーを挿入する理由は塗料によって溶けてしまうことを防ぐためです。 もちろん、用材に対して耐性がある材料を使用していますが、リスクは最小限にします。挿入しにくいところは工具を使います。
4.中塗り・上塗り
中塗りをした後、上塗りを行います。乾燥したら、屋根塗装の竣工です。





タスペーサー01~03で大きさは微妙に異なりますが、約5cm×4cmです。タスペーサー01で横45mm、縦36mmです。


プラスチックよりも強く、耐候性の高いポリカーボネイトからできています。踏んでも割れない充分な強度があります。




スレート屋根材1枚につき2個使用しますから、1㎡あたりの使用個数は10個になります。80㎡のスレート屋根の場合、800個を使用することになります。


それほど値段が高いものではありませんが、使用する個数が多いためにまとまった額にはなります。




基本的に塗料で塗ってしまうので色はあまり気にならないと思うのですが、黒が基本色でタスペーサー02のみ茶色があります。 メーカーのカタログによるとその他の色も受注生産可能だそうです。
タスペーサーによる縁切りの重要性のまとめ
●スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根では屋根塗装が原因で、塗料によって通気と雨水を排出させるための隙間が塞がれてしまい、雨漏りが起こることもある
●通気の雨水の通り道を確保するのが縁切り
●縁切りしないと雨漏りが発生したり、お部屋がジメジメする。屋根の野地板などが腐食してしまうことも
●縁切りには手作業の他、タスペーサーによっても行える
●タスペーサーは3種類、屋根の傷み具合などにあわせて最適な物を選びましょう
タスペーサーに関する施工事例一覧
横浜市青葉区藤が丘で色褪せたスレート屋根を棟板金交換とセットで塗り替えてリフレッシュ!
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