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屋根葺き替えと屋根カバー工法 どちらを選ぶのが正解?
更新日 : 2024年04月18日
更新日 : 2024年04月18日

屋根工事の中で大型リフォームと言えば屋根葺き替えと屋根カバー工法が挙げられます。いずれも屋根材を新設するリフォームですが、工期やコストの違いがあるなどそれぞれにメリットやデメリット、特徴があります。 こうした大型の屋根葺き替えや屋根カバー工法を検討するタイミングとしては経年劣化により屋根が寿命を迎えてしまった、雨漏りなどの不具合が顕著で部分補修では解決に至らないといった事情があるケースがほとんどです。もしかしたらこちらのページをお読みいただいている方の中にも上記ケースに当てはまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしいざ屋根をリフォームしようと思っても「我が家にとって葺き替えがいいのか?それとも屋根カバーがいいのか?」とどちらを選択していいのかわかりませんよね。また部分補修などと違い大きな費用も掛かりますから、慎重になってしまいますよね。 こちらのページでは葺き替えと屋根カバー工法のそれぞれのメリット、デメリットといった特徴から屋根材ごとの葺き替え・屋根カバー工法の向き・不向きまで解説いたします。現在葺き替えか屋根カバー工法をご検討中の方はぜひご参考にしてください。
屋根葺き替えや屋根カバー工法を検討するタイミングは?
大切なお住まい、そのお住まいを守る屋根、どなたもできるだけ丈夫に、長持ちしてほしいですよね。しかし一方でできるだけメンテナンスに費用を掛けたくないという気持ちもありませんか?確かにメンテナンスフリーで、お金がかからないのが理想ですよね。
しかし現実には屋根材や下地には寿命があり、何十年も住む中で必ず屋根葺き替えや屋根カバー工法といった屋根リフォームを行わなくてはいけないタイミングが訪れます。ではそのタイミングはいつなのでしょうか?
既存屋根材が寿命を迎えている
雨や風、紫外線など自然の影響を最も受けやすいのが屋根です。そうした自然の影響をもろに受けることによって日々経年劣化を進めています。つまり寿命に少しずつ向かっているということですね。スレート屋根であればひび割れや反り、金属屋根であれば錆やそれによる穴あき、セメント瓦であれば割れや欠けなど屋根材によって症状は様々ですが確実に寿命が訪れるのです。屋根の寿命
屋根材 | 寿命 |
いぶし瓦 | 30年~50年 |
セメント瓦・モニエル瓦 | 30年~40年 |
スレート | 20年 ~30年 |
アスファルトシングル | 10年 ~20年 |
トタン | 15年 ~20年 |
ガルバリウム鋼板 | 25年 ~35年 |
雨漏り被害が発生した場合









屋根葺き替えと屋根カバー工法、どちらも屋根が新しくなるという点では同じですが、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか。
後述のメリット、デメリット部分でもお話ししますが価格の面で有利なのは屋根カバー工法ですが、それだけで決めるのもちょっと乱暴ですよね。大切なお住まいのことですから、それぞれメリットとデメリットを吟味した上で選びたいものです。屋根葺き替えを検討している方も、屋根カバー工法を考えている方もそれぞれ納得できる結論が出てから工事を申し込んでも遅くはないのです。瓦屋根には「葺き直し」という選択肢もある


屋根葺き替えのメリット・デメリット



屋根カバー工法のメリット・デメリット



現在の屋根により、使える屋根材は異なります
上述のメリット、デメリットでも出てきましたが葺き替えや屋根カバー工法には、既存の屋根材によって行える行えない、また屋根カバー工法で新設する屋根が限定的になるなどどちらを選択するか判断するうえでのポイントがあります。それでは見ていくようにしましょう。屋根葺き替えと屋根カバー工法を選択するうえで、まず抑えておきたいのがカバー工法は瓦屋根には施工できない(できないことはないが現実的な施工ではない)ということです。必然的に瓦屋根の大規模リフォームは屋根葺き替えか屋根葺き直しということになります。
また、屋根カバー工法は屋根の劣化状況によっては施工できないことも覚えておきましょう。

屋根葺き替えは全ての屋根で施工可能だが使用できる屋根材が制限されることも
「これまではカラーベスト(スレート・コロニアル)の屋根だったけど、歳を取ったせいか、和風の家に興味が出てきた。屋根リフォームでぜひ、和瓦の屋根にしたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。残念ながら、カラーベストの屋根を瓦屋根にするのはお勧めできません。建物というのは外壁材や屋根材の重さに応じて柱や耐力壁の数が決められます。
瓦屋根の建物は瓦の重さに耐えられるような構造で造られますし、スレート屋根の建物はスレートの重さに耐えられるような構造で造られています。スレート屋根の建物で瓦の重さに耐えられるような構造で造られることはほとんどないのです。 屋根材の選択肢が多い屋根葺き替えですが、以上のような理由から選択範囲が狭まる可能性もあります。基本的にこれまでより重い屋根材に葺き替えるのはNGです。


屋根カバー工法による重量増は?
屋根葺き替えではこれまでより重い屋根材はNGでしたが、屋根の上に屋根を被せる屋根カバー工法ではどうしても重量が増してしまいます。 スレート屋根にガルバリウム鋼板の金属屋根で屋根カバー工事をした場合、どの程度、重量が増してしまうのでしょうか。気になるところです。具体的な数字で見てみましょう。
各屋根材の重量と耐震性の関係
屋根が軽くなるとなぜ耐震性がアップするのかいまいち理解できないという方はいらっしゃいませんか?身近な話ではありませんから、考えたこともないという方もいらっしゃいますよね。
しかしお住まいの強度は万が一の時に私たちの安心に大きく関係しますから、耐震性も良いに越したことはありませんよね。まず屋根が重たいということはお住まいの重心が高くなります。地震時の揺れはお住まいの重心の位置に影響を受けるため、屋根が重たく重心が高いほど地震時に揺れの影響を大きく受けることになってしまうのです。


屋根カバー工法の耐震性について気になる方はご自分で耐震性をアップさせよう
前述のように屋根の軽さは耐震性に大きく寄与します。 屋根カバー工法による重量増は1㎠あたり0.6g。こう書くと全く問題ないように感じますが、1㎡あたり約6kgです。こう表記されてもピンと来ませんよね。
では「屋根の重量がこれまでより30%増します」としたらどうでしょうか。かなり影響しそうな気がします。現在、多数の建材メーカーで屋根カバー工法が行われることを前提として屋根材を製作しています。 このことからも分かるように1㎡あたり約6kg程度の重量増は問題にならないようです。どうしても気になるという方は屋根葺き替えという選択もできます。

さらにもっと簡単にご自分で耐震性をアップすることもできます。お住まいが2階建て以上の場合、上層階にある重量物を1階へと移動すればよいのです。
縦180cm・横90cmの一般的な本棚に本を満載した場合、それだけで350kgになります。読書好きという方はこのような本棚を何個も並べているのではないでしょうか(2個で700kgです)。これらが上層階にある場合、1階へ降ろせばそれだけで耐震性がアップします。 屋根リフォームを検討していない方も重量物の1階への移動はぜひ実行してください。





屋根カバー工法というと「カバー」という語感から屋根を被せただけものという印象を受けますが、これまでの屋根に屋根材1枚1枚をビスでしっかり固定しています。
これまでの屋根と同じくらいの耐風性がありますので、ご安心ください。




ガルバリウム鋼板を使った金属屋根材でも各メーカーによって違いがあるのですが、保証期間は概ね15~20年となっています。
したがって、これ以上の耐用年数があります。しっかりとメンテナンスをしていれば、さらに寿命を延ばすことも可能です。




まずは点検を行い、「どの程度の工事になるか」、「どの程度の金額になるか」をお伝えします。
屋根葺き替えはこれまでの屋根をすべて撤去してしまうので、傷みが酷い部分もしっかりと補修することができます。まずはお気軽にご相談ください。
葺き替え?屋根カバー工法?我が家はどちらを選ぶべき? 屋根リフォームに悩んだらご相談ください!
屋根葺き替えと屋根カバー工法、どちらもメリットがあり、デメリットもあります。 どちらにするかお悩みの方は「現在のお住まいにこれから先、何年住むか」で考えてみたらいかがでしょうか。それによっておのずと答えが出てくるはずです。 結論が出ないという方は「屋根葺き替えと屋根カバー工法、どちらにするかで迷っているんだけど…」と街の屋根やさんにご相談ください。お住まいの状況と貴方のライフプランを考えた上で最適な工事をご提案いたします。

屋根葺き替えと屋根カバー工法 どちらを選ぶのが正解?まとめ
●屋根材が寿命を迎えている、雨漏りがしているといったケースでは葺き替えや屋根カバー工法といったリフォームをご検討いただくタイミングです ●屋根葺き替えとはこれまでの屋根を解体し、下地、屋根材とも一新、屋根カバー工法とは重ね葺きとも言い既存の屋根に新しい屋根材を被せる工事です ●瓦屋根には葺き直しという選択肢もあります ●葺き替えには下地から屋根を新設するため屋根の不具合をゼロにし、メンテナンスサイクルを伸ばすというメリットがありますが、工期が長く、費用が高いというデメリットも存在します ●屋根カバー工法は葺き替えと比較しても工期が短く、低コストというメリットはありますが使用できる屋根材が限定的であり、瓦屋根にはできないといった施工上注意しなくてはならない点が多々あります ●屋根葺き替えはすべての屋根で施工が可能ですが、既存の屋根材よりも重たい屋根に葺き替えることはできません ●屋根の重量はお住まいの耐震性と直結しているため、屋根カバー工法には金属屋根がおすすめです屋根カバーに関する施工事例一覧
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