屋根リフォームにオススメの時期はいつ?屋根材別施工方法とあわせてチェック

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屋根リフォームにオススメの時期はいつ?屋根材別施工方法とあわせてチェック

更新日:2021年09月10日

 屋根材によってもリフォーム方法は異なりますが、実際いつ頃メンテナンスを検討すればよいのか、どのようなメンテナンスが考えられるのかなどでお悩みの方も少なくないかと思います。そこで今回は瓦・スレート・金属屋根で時期とメンテナンス方法についてご紹介します。台風等の自然災害で破損してしまうこともあり、あくまで目安にはなりますがまとまった支出になるメンテナンスは計画的に行うようにしていきましょう。

瓦屋根のケース

 瓦屋根の基本は漆喰と瓦が綺麗に並んでいるかです。漆喰は本来非常に頑丈な素材ですが、地震や台風によって瓦が動くとひび割れが生じ剥がれやすくなってしまいます。そのため、10年程度で漆喰の確認を行い必要に応じて漆喰の詰め直しを進めていく必要があります。
 また瓦も強風や地震で浮いてしまったり捲れてしまったりと、本来の状態を維持できないことがありますので、自然災害後やしばらくメンテナンスを行っていないと感じられる方は一度状態を確認しておきましょう。瓦の固定として役立っているのが棟と棟の漆喰ですが、棟も歪みを起こすと雨漏りや倒壊の危険性が高まりますので、20年程度で棟の取り直し工事を行いまっすぐ整っている状態を維持しましょう。

瓦屋根の漆喰劣化 瓦の捲れ

 30年程度が経過すると防水紙も劣化し、瓦屋根の状態にかかわらず雨漏りが生じてしまうことがあります。防水紙の補修方法としては屋根葺き替え工事が代表的ですが、頑丈な瓦だからこそ既存瓦を使用する屋根葺き直し工事でも補修が可能です。ただし近年は屋根の軽量化で耐震性の向上を図る動きも進んでいますので、この機会に下地の補修・補強とあわせ軽量屋根材への葺き替え工事をご検討されてみてはいかがでしょうか?

瓦屋根の重量 金属屋根への葺き替え

スレート屋根のケース

 現在最も多くのお住まいに使用されている化粧スレートは、吸水によって屋根材自体が劣化してしまいます。そのため塗膜が寿命を迎える10年ほどで塗装を行う必要があります。スレート屋根材は厚み約5㎜と非常に薄いため、ひび割れが生じていることもしばしば。塗装にあわせてシーリング補修を行い屋根材の耐久性維持に努めましょう。

スレート屋根材のメンテナンス 10年程度で屋根塗装

 スレート屋根材の寿命は25~30年と言われています。その間に2回目・3回目の塗装メンテナンスを行う方もいらっしゃいますが、運悪く雨漏りを起こしてしまった、台風で破損してしまったという場合は塗装ではなく屋根材自体の変更が必要となります。

 スレート屋根材は薄く軽いため新規屋根材を上にかぶせる屋根カバー工法でリフォームすることが可能です。屋根材を二重に仕上げることで遮音性・断熱性も向上するほか、リフォーム時にかかる廃材の撤去・処分費用を最小限に抑えることができます。特に2000年前後にお住まいを建築された場合は、屋根材にアスベスト(石綿)が含まれていることもあります。アスベストは屋根材撤去時や破損時に空気中に飛散し、健康を脅かしてしまいますので、できるだけ触れないリフォームのほうが安心です。その点屋根カバー工法は既存屋根材をそのままにリフォームが可能ですので、最近は葺き替え工事よりも屋根カバー工法を選ばれる方が増えてきています。

スレート屋根での屋根カバー工法

金属屋根のケース

 新築で選ばれることも増えてきた金属屋根材は、錆びにくく高耐久なガルバリウム鋼板がメインですので15年程度は特にメンテナンスの必要もありません。ただし金属であるからこそ塩害や傷からの錆が最も怖く、錆が拡がれば本来の耐用年数よりも寿命が短くなってしまいます。そこで色あせやチョーキング、汚れの付着が気になりだしたころに塗装メンテナンスをご検討ください。1年に1度の水洗いが推奨されていますが、屋根というとそれほど頻繁にメンテナンスできないというのが正直なところです。だからこそ高耐久塗料で保護し、細かな傷や塗膜劣化から生じる錆の発生をしっかり抑えていきましょう。

金属屋根塗装 錆を防ぐメンテナンス

自然災害後の点検・リフォームはしっかりと!

 どの屋根材も耐久性は高くメンテナンスさえ行っていれば非常に長く使用することができます。しかし本来の予定を狂わせるのが台風や雹といった自然災害です。スレートや金属屋根材は頂部を棟板金で保護していますが、台風時に被害を受け相談をいただくことが多いのが棟板金の飛散です。棟板金の下には防水紙が葺かれていますので、雨漏りを起こす可能性は低いのですが、防水紙も劣化している状態になっていれば雨漏りで棟板金の被害に気付くケースも良くあります。この場合は火災保険や共済を利用し、少しでも自己負担を減らして早急な補修に臨みましょう。

台風で棟板金飛散 棟板金取り付け

まとめ

 屋根材によって最適なリフォーム時期と施工方法は異なります。通常は10年という区切りでお住まいの状態を見直していくことが理想ですが、自然災害で思わぬ被害を受けてしまうこともあります。そのため常日頃から様子が変わっていないか、クロスに雨染みがないかなどをチェックしていくことも重要です。私たち街の屋根やさんはお住まい無料調査を承っております。お住まいの様子を確認しておきたい、そろそろメンテナンス時期に差し掛かっているといった心当たりがございましたら、お気軽にご相談ください。新型コロナウイルス対策を徹底したうえでお伺いさせていただきますのでご安心下さい。

 記事内に記載されている金額は2021年09月10日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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