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防水層の寿命を延ばすトップコートの塗り替え｜メンテナンスの時期や費用まで徹底解説！

　「ベランダ・バルコニー床のひび割れが気になる。」
　「屋上の床に施された防水層が色褪せてきたように感じる。」


　「そろそろ防水工事が必要…？」と思っても、やはり気になるのがその費用ですよね。

　ですが、防水層の劣化を放置いたしますと、それによる雨漏り被害でさらに修繕費用が大きくなってしまうリスクがあります。

　そこで、まずはトップコートの塗り替えをご検討してみてはいかがでしょうか？

　ひび割れ・色褪せはトップコートのみに生じている場合も多く、トップコートの塗り替えのみで済めばメンテナンス費用も抑えられます！ 　また、ウレタン防水・FRP防水によって成型される防水層の寿命を延ばす事にも繋がります。

　この記事では、防水層を保護するトップコートの役割・特徴をはじめ、その塗り替え時期や費用について詳しい情報を解説させて頂きます！

　

　トップコートとは、屋上やベランダ、バルコニーの防水層を守るために施す塗装のことを指します！

　ウレタン防水・FRP防水・シート防水などの防水工事を終えた後、防水層を長持ちさせるために仕上げとして上塗りされます。

　防水層の耐久性を高める為にも非常に重要な役割を担っています！

トップコートの役割とは？

　バルコニーなどお住まいの外部にある床は日常的に雨風や紫外線にさらされるため、劣化しやすい部分です！

　そうしたダメージを減らし保護しているのが、トップコートです！

　防水層を守るためにもトップコートの塗布は重要ですが、じつはトップコート自体には防水機能がありません！
　トップコートの役割は、あくまで防水層の保護のみとなります。

　自動車に例えると、塗装の色褪せや劣化を防ぐためにワックスをかけるのと同じです。
　ワックスに永続的な効果はありませんが、それでも定期的に塗らないと車の塗装が早く劣化し色褪せが進んでしまいます。

　同様にベランダやバルコニー・屋上などの床面も定期的にトップコートで保護しないと、下層にある防水層が傷みやすくなり早期に劣化が進行します。

ウレタン防水とは？

　ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を床に数回にわたって塗り重ねることで防水層を形成する防水塗装の一種です。

　塗料を使用しているため床面に多少の凹凸があっても対応しやすく、継ぎ目ができないという特徴からさまざまな場所で活用されています。
　施工費用が比較的抑えられる点も大きな利点です！

　ただし、ウレタン防水は紫外線に弱い性質があるため、定期的にトップコートを施して耐久性を高めることが重要となります。

FRP防水とは？

　FRP防水は、ガラス繊維で作られたシートと特殊なポリエステル樹脂を組み合わせて防水層を形成する工法です！

　硬く耐久性のある防水層ができるのが特徴で、特にベランダやバルコニーでよく使用されます。

　ただし、成型される防水層はほぼ透明です。
　その為、防水層の保護と併せて着色をおこなうために顔料の入ったトップコートによって仕上げられます！

トップコートの塗り替えのみで大丈夫？

　屋上・ベランダ・バルコニーの防水面は劣化進行によって変色やひび割れが生じてしまいます。
　そうした症状を発見されてご不安になられている方も多いのではないでしょうか。

　⇒陸屋根・ベランダ・バルコニー床のよくある劣化症状

　しかし、実はそうした劣化症状は表面的なダメージによるものであるケースも多く、その様な場合にはトップコートの塗り替え工事のみで対応出来ます！

　もちろん、劣化症状を放置しすぎる事で防水層にまで劣化が及んでいる可能性もありますが、そうでない場合には防水工事をする必要もないため費用も抑えられます。

　防水層の寿命を延ばす為にも、トップコートの塗り替えを早め早めに行っていくことが大切です。

　施工箇所の状態やご希望により、最適な施工方法も変わってきます。

　街の屋根やさんではお客様のご要望に併せて、コストを抑えて長持ちするメンテナンス方法をご提案させて頂いております！

　ベランダ・バルコニー・屋上の床の劣化が気になられている方がおられましたら、まずはお早めにご相談下さい。

　防水層の劣化を防ぎ寿命を延ばす為にも、定期的な点検・メンテナンスは必要不可欠です。

　それでは、トップコートのメンテナンス頻度はどれくらいなのでしょうか。

　以下に、詳しくご説明いたします！

防水工事別トップコートのメンテナンス頻度

　上記の表から、トップコートのメンテナンス頻度は約5年程度という事が分かります。

　言い変えれば防水層を保護する機能を維持する為には、5年を目安にメンテナンスを行っていく必要があります！

　特に、ウレタン塗装は紫外線に対して弱いという特性があるため、塗り替えの目安は約3〜5年とされています。

　また、防水層自体の耐用年数は、定期的にトップコートのメンテナンスを行っている場合の目安年数です。

　トップコートの劣化を放置してしまいますと、期待される防水層の寿命を縮めてしまいます。

トップコートの塗り替え工事の費用目安

　トップコートの塗り替え工事には下地調整と併せて補修が必要な場合もあり、その費用目安は一般的な住宅のベランダで数万円～10万円前後です。

　ただし、現在の状態や使用材料によっても変動致しますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

トップコートのお色は変更できる？

　ベランダ・屋上の床の色はグレー系・グリーン系が多い印象です。

　よく「トップコート＝床の色は好きな色に出来る？」とご質問いただくことも多いのですが、じつはメーカーにより用意されているカラーバリエーションはそれほど多くありません。

　グレー系・グリーン系・ブラウン系などが主とされ、その中であればお選びいただけます。
　お色についてもお気軽にご相談下さい！

　一般的にトップコートの耐用年数は5年程度とご紹介いたしましたが、塗料の劣化進行具合はその環境によっても変動します！

　その為、目視で床面を確認して実際の劣化状態を把握しておくことも大切です。

　状態によってはトップコートの塗り替えだけでは対応出来ない場合もありますので、定期的に点検をされることをおすすめいたします！

　以下に、トップコートの劣化サインを詳しくご紹介いたします。

色褪せ症状

　屋根や外壁など建物の外側にある部分は常に雨風や紫外線にさらされておりますので、年月が経つにつれてどうしても色褪せが進行してしまいます！

　屋根は普段あまり目にすることが少ないため外観を損なうことはあまり気にしないかもしれませんが、だからといって放置するのは良くありません！

　色褪せはトップコートの劣化が進んでいることを示す分かりやすいサインの一つです。
　特に「白っぽくなってきた…」と感じた場合は、緊急という訳ではありませんが劣化が進行していると考えてよいでしょう。

　さらに、床面を触ったときに白い粉が手に付着するようであれば、「チョーキング現象」と呼ばれる現象が起きている状態です。

　含有されている顔料の劣化症状であり、こちらもトップコートの劣化が進行しているサインとなります。

ひび割れ症状

　塗膜が劣化する原因として、大きな要因となるのが紫外線や雨風です！
　それらを受け続ける事でトップコートの劣化は進み、ひび割れを生じさせてしまいます。

　近くでよく見ないと分からない細かなひび割れであっても、トップコートの劣化が進行しているサインです。

　また、目に見えてひび割れていると分かる程の症状であっても、トップコートの塗り替えのみで対応出来る可能性もあります！。

　防水層にダメージを及ぼさない為にも、ひび割れを見かけたらお早めにご相談下さい！

汚れ・苔の発生

　外壁・屋根にも同じことが言えるのですが、苔・汚れは塗膜の劣化が大きな要因となります。

　放置してしまいますと劣化を促進させる原因にもなりますので、トップコートの塗り替えをご検討される事がおすすめです。

擦れによる摩耗

　人の出入りが多いベランダ・バルコニーの床面は、摩耗による劣化にも注意が必要です。

　変色・黒ずみをはじめ、FRP防水であればガラス繊維質が露出してしまう場合もあります。
　こちらも防水層にダメージが及ぶ前に、トップコートの塗り替えを行いましょう！

剥離症状

　特にFRP防水に多く見られるのですが、トップコートの剥離症状も劣化が進行しているサインの一つです！

　剥離部分は防水層が露出してしまっている為、トップコートの塗り替えのみで対応可能かどうかはしっかりと点検をして判断をする必要があります。

　また、剥がれ部分の補修を行う際には、剥がれが生じていない箇所と厚みを合わせる様に補修していく必要があります。

　

施工から５年でFRP防水のトップコートを塗り替え

　築20年のお住まいで、5年前にベランダのFRP防水を施工されたお客様より頂いたご依頼です。

　現在、特に問題はないとのことですが、防水層を出来るだけ長持ちさせたいとの事でトップコートの塗り替え工事を施工させていただきました。

　一見綺麗に見える床面ですが、よく拝見させて頂きますと表面には擦れが目立っていました。

　まずは高圧洗浄を行い、その後落としきれなかった汚れを削り落とします。
　こうした下地調整作業が、仕上がり品質を向上させます！

　清掃後、塗料と塗布面の密着度を向上させる為、プライマーを塗布していきます！

　最後に、トップコートを塗布していきます！
　２回塗りによって、均等で厚みのある塗膜を形成します。

　鮮やかなグリーンの床に生まれ変わりました！

1. 防水層の寿命を延ばす

　ベランダやバルコニーの床に施された防水層を長持ちさせるためには、定期的なコーティングが欠かせません！
　冒頭でも申し上げましたが、これは車の塗装を守るためにワックスが必要なのと同じ考え方です。

　定期的に防水工事を行っているにも関わらずその保護が不十分では、せっかく形成した防水層の寿命を縮めてしまいます。

　車好きな方が車の塗装を大切にされるように、お住まいも同様にお考えいただければと思います。

　防水層をできる限り長持ちさせて雨水の侵入を防ぐためには、トップコートによる保護が非常に重要です！

2. 紫外線・摩耗から防水層を保護

　防水層の大敵は紫外線・雨風ですが、人が出入りする事によって生じる摩耗も劣化を早める原因です。

　トップコートは、それら全てから防水層を保護しています！

　夏の暑さは年々過酷になっていくように思われ、気温と併せて紫外線の強さも厳しくなっていくように感じられます！

　そうした過酷な環境から防水層を守るためにも、トップコートは必ず必要となります。

　また、トップコートは自然環境だけでは無く、人が歩く事で生じる摩耗からの保護にも効果的です。
　衝撃や擦れなどの物理的な影響からも防水層を保護してくれています！

3. トップコートと併せて必要な点検・補修工事が出来る

　ここまで、トップコートの重要性についてご紹介させていただきましたが、それと同じくらい大切なのが定期的な点検・補修です。

　トップコートと併せて定期的な点検を行う事で生じている問題をいち早く発見し、対応する事が出来ます。
　また、補修が必要な傷などを早期に発見出来ることから、それによる被害や工事規模を抑える事にも繋がります！

　街の屋根やさんでは点検～お見積りの作成まで無料にて承っておりので、是非お気軽にご相談下さい！

4. メンテナンスに掛かるトータルコストが抑えられる　

　トップコートの定期的なメンテナンスを行っていくことは、メンテナンスにかかるトータルコストを抑えるメリットもあります！

　これまでご説明させていただいた通りトップコートが剥がれてしまうと防水層の劣化が急速に進行し、その耐用年数が短くなってしまいます。

　本来ならば12年程の寿命を持つ防水層でも、適切なメンテナンスを怠ると8年～10年で再施工が必要になる場合もあります！

　トップコートのメンテナンスを行うことで防水層の効果を長持ちさせる事は、結果的に全体的な費用を抑えることに繋がります！

　今回は、防水層を保護する「トップコート」について詳しくご紹介させていただきました！

　ご紹介させて頂いた通り、ベランダ・屋上・床の防水が傷んでいるよう見えてもトップコートの塗り替え工事のみでご対応可能なケースも多いです。

　メンテナンス費用をご心配されている方もおられると思いますが、まずは点検だけでもご依頼されることをおすすめいたします。

　街の屋根やさんでは、点検～お見積りの作成まで無料にて承っております！

　現在の状態をご確認させていただき、お客様のご要望もお聞きした上で最適な施工方法をご提案させていただきます。

　まずはお気軽にご相談下さい！

防水 トップコートに関するお客様の声一覧!