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軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります
更新日 : 2026年03月01日
更新日 : 2026年03月01日
お家を維持する上でかなり重要なお家の各部位の名前というと「破風板」や「鼻隠し」、「ケラバ」など聞きなじみのないものも多く、漢字も難しいものが多いのですが、「軒天」という字面を見るとどの場所かは何となく想像がつくのではないでしょうか。 そうです、「屋根の軒」の「天井」だから軒天です。地上から屋根を見上げた時に見える屋根の裏側の部分のことを指しますね。 「軒下」、「軒裏」、「軒裏天井」、「上げ裏」という呼ばれ方もします。この軒天、屋根の裏側にあるため、雨や風とはあまり関係ないと考えがちですが、実は傷みやすい部分ってご存知でしたか?また軒天の傷みはお住まいの雨漏りや鳥獣被害へと発展してしまったりと実は非常に深刻な不具合をもたらすのです。こちらのページではそんな軒天の役割や軒天が劣化する原因などの基礎知識から軒天のメンテナンス方法まで詳しく解説いたします。
屋根の軒・軒天の役割とは
屋根を上空から眺めると、傘のように建物 全体を覆っているのがわかりますね。切り妻屋根や寄棟屋根など屋根の形状は様々ですが、ビルやキューブ型などの建物を除いては外壁が屋根の外側に露出している建物はありません。
その外壁側に伸びた部分を屋根の「軒」「軒先」と言いますが、その軒の裏側、つまり地上から見える部分が軒天となります。何となくご理解いただいている方も多く、ご自宅の軒天の様子が思い浮かぶという方もきっといらっしゃいますよね。でも雨樋や庇など別で設置されたものと違ってあまりに当たり前に存在するため、「軒天」を単なる場所を指す言葉だと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。
ただ軒や軒天にもしっかりと役割があるということをまずは皆さんにご理解いただきたいと思います。

漏りから建物を守る傘の役割
雨漏りを引き起こす要因である雨水は建物にとって大敵ですよね。
特に軒がないことで直接雨の影響を受ける外壁には目地や窓サッシ、エアコンフードなどのシーリング部分、二階建ての建物であれば外壁材によって設置されている幕板部分、それ以外でも外壁材の劣化によって生まれたクラック(ひび割れ)や外壁材の浮きなど雨漏りを引き起こしやすい箇所が所々に存在します。
シーリング部分の劣化

外壁の目地

窓サッシ

換気扇フードなど
外壁部分の劣化

幕板部分

幕板部分

外壁材の浮きなど
外壁に風雨が直接吹きかかるようなことになれば、それだけ雨漏りのリスクが向上してしまうわけですが、こうしたリスクから建物を守る役割を軒自体が実は持っているんですね。 都市圏などの狭小地で増えてきている軒ゼロ住宅、軒を出さない分、室内を広く設計できるメリットや、見た目もスタイリッシュであることに加えて固定資産税でも有利ということで近年流行の兆しを見せていますが実は非常に雨漏りしやすいというデメリットがあります。軒がなく直接雨漏りが発生しやすい箇所に水がかかってしまうため当然といえば当然かもしれませんね。

外壁の美観を維持する役割


屋根裏換気の役割
軒天を見上げてみると細かな丸い穴が空いた板が取り付けられていたり、換気口が取り付けられているケースがあります。これらは換気を行うために設けられており、屋根裏に滞留した熱気や湿気を排出する役割を持ちます。
延焼防止効果

後でも触れますが軒天にはケイカル板や金属といった不燃性の素材が使われているケースがあります。これは火災が起きた際に延焼を防ぐ目的があります。
軒天に不燃性の素材を使用することで屋根裏への火の周りを防ぎ、屋根の火災被害を最小限に抑えるという目的があるのです。軒天の補修を行う際にはこうした万が一の事態も考慮した素材選びも是非お考えいただきたいと思います。
こうしてみると外壁から飛び出した軒、軒天には多くの目的や効果があることがわかりました。お住まいの隠れた働き者だということなんですね。
そんな軒天が傷んで、劣化してしまったらお住まいはどうなるのでしょうか。次からは軒天が劣化する理由、そして軒天の劣化がお住まいにどのような不具合を招くのか見ていくようにしましょう。
屋根材と防水紙の劣化
隅棟が経年劣化で浮いてしまっている




なぜ風雨の当たりづらい軒天が雨に濡れ、劣化してしまうのかといったメカニズムはご理解いただけましたでしょうか。では次に雨水によって傷んだ軒天が劣化のサインとしてどのような症状を見せるのかを確認していきましょう。
是非ご自宅の軒天がどのようになっているかを危なくない範囲でご確認いただき、同様の症状に当てはまるようであれば一度街の屋根やさんにご相談ください。










傷んでしまった軒天を補修しなかったら、どうなるの?
軒天に表れる5つの劣化症状について見ていただきました。ご自宅の軒天を確認していただいた際に、もし軒天が剥がれたれしているのを発見したら、そのまま放置するのは絶対にやめてください。次のような被害が起こり、大変なことになります。
鳥などは屋根のちょっとした隙間にも巣を作ってしまいます。剥がれたところが小屋裏への侵入経路となり、巣をつくられてしまう可能性があります。
鳥はダニ・ノミ、寄生虫を持っている可能性があり、健康に非常によくありません。また、糞尿によっても健康被害が発生します。
鳥の巣に卵やヒナがいる状態で撤去するのは鳥獣保護法により、禁止されています。巣立つまでダニ・ノミ、寄生虫、糞尿といった被害に耐えなければならないかもしれないのです。
また、鳥以外の小動物、アライグマやハクビシンの住処にされる可能性もあり、こちらもダニ・ノミ、寄生虫、糞尿といった被害を受ける可能性があります。こうなる前に補修してしまうのが一番です。
剥がれや傷みがあるところから雨水が入り込み、雨漏りが発生します。
軒天が剥がれているということはその部分だけでなく、周辺も傷んでいると考えられるので、周辺からも雨水が浸入するかもしれません。雨水の染み込んだ軒天は傷みが加速していきますので、暴風雨の度に雨漏りは酷くなっていきます。
軒天が剥がれたりして、数十cm程度の穴ができるとそこから風が吹き込み、屋根が破壊されてしまうこともあります。基本的に建物は横からの風や雪の重みに耐えられるように造られています。
上からと横からの一定方向の力には強いのです。下からの力が加わることはほぼ想定されていないため、小屋裏などに強い風が吹き込むと屋根や天井が壊れてしまう可能性が高まるのです。
豪雨の中、いきなりお家が屋根無しになったら…恐ろしいことです。絶対に避けねばならない事態です。
軒天の部分補修や張替えなどは屋根廻りのリフォームの中でも比較的、軽微な物です。
ご存知の通り、補修は軽微であればあるほど、工期も短く、費用もお安く済みます。上記のような軒天の傷みからさらなる重大な被害へと発展する前に対処するのが節約しながらお家を長持ちさせるコツなのです。それでは次に軒天のメンテナンス方法として塗装・重ね張り(軒天カバー工法)・張替えの3つを解説いたします。


軒天の傷みが比較的、軽微な場合に行います
軒天表面の防水性が低下している場合にのみ行います。表面に健全な塗膜をつくることによって雨水を材料に染み込まないようにして、劣化を防ぎます。
事例で紹介!軒天塗装【塗膜剥離・膨れが見られる軒天塗装】






重ね張りに耐えられる強度があると 判断できた場合に行います
これまでの軒天の上から新たな材料を重ね張りします。これまでの軒天がベニヤであっても、燃えにくくて耐水性の高いケイカル板を使用するのがお勧めです。
事例で紹介!軒天重ね張り【木目調の化粧板が一部剥がれた軒天の重ね張り】




下地が腐食等を起こし、 重ね張りに耐えられないと判断できた場合に行います。
これまでの軒天を撤去し、全て新しいものへと張り替えます。張り替える場合、燃えにくくて耐水性も高く、換気ができるケイカル板の有孔板がお勧めです。
事例で紹介!軒天張替え【木目調の化粧板が一部剥がれた軒天の重ね張り】






軒天の材料も見てみましょう。一般的なお家に用いられる軒天の材料
合板・ベニヤ板(化粧合板)

築年数が経過しているお家の軒天に使われていることが多いが、耐久性や耐火性、耐水性に難があるため、現在では使われることは少なくなった。
●価格が安い
●耐久性や耐火性、耐水性に劣る●水分や湿気によって合板同士の接着力が落ちて 剥がれてくる
ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)

現在、軒天に最も使われている材料。耐火性、耐水性に優れており、軒天以外でもお家のさまざまな部分に使われている。
●耐火性、耐水性、断熱性に優れている。
法定不燃材
●製造年月日が古いものにはアスベストが含ま れている可能性がある●合板やベニヤなどと比較して割高(スラグ 石膏板と価格は同程度)
スラグ石膏板(エクセルボード)

ハウスメーカーで使われることの多い軒天材。ケイカル板と比較すると耐水性に弱く、雨水の影響を受けやすい場所であればケイカル板が望ましい。
●耐火性、断熱性に優れている。法定不燃材
●ケイカル板と比較すると耐水性に不安がある●合板やベニヤなどと比較して割高(ケイカル板 と価格は同程度)
フレキシブルボード
見た目はケイカル板と区別がつきにくいほど似ています。非常に強度が強いという特徴がありますが、重量があるため下地の状況によっては重ね張りをお勧めすることができません。
●耐火性、耐水性、断熱性に優れている。法定不燃材●強度が強く、衝撃に強い
●製造年月日が古いものにはアスベストが含ま れている可能性がある●重量が重たい
●軒天材としては最も費用が高い



軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がりますまとめ
●外壁からの伸びた屋根の軒の裏側、地上から屋根を見上げた際に見える屋根の裏側を「軒天」と呼びます。 ●軒天は軒下、軒裏、軒裏天井、上裏などとも呼ばれます。 ●軒、軒天には雨漏りから建物を守る役割、外壁の美観を守る役割、屋根裏換気の役割、火災の際の延焼防止効果といった役割があります。 ●軒天に雨染みや雨漏りが発生する理由としては、屋根の不具合、雨樋のオーバーフロー、強風による影響といったことが考えられます。 ●軒天の劣化症状には色褪せ、雨染み、苔や黒カビ、剥がれや穴あきなどがあります。劣化や不具合についてご不安な方は当社にお気軽にご相談ください。 ●傷んでしまった軒天の放置は小動物の侵入や雨漏り、強風等による更なる剥がれなどの被害拡大へと繋がります。 ●軒天の補修、リフォームには塗装、重ね張り、張替えの3つの方法があります。 ●一般住宅で使用される軒天材には合板・ベニヤ板、ケイカル板、スラグ石膏版板(エクセルボード)、フレキシブルボードがあります。軒天に関する施工事例一覧
横浜市南区で台風被害により軒天が崩落した庇を火災保険で葺き替え工事!
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