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相模原市南区上鶴間にて笠木交換工事を実施してメンテナンス

更新日：2025年10月23日

【施工前】
笠木交換工事前

【施工後】
笠木交換工事後

築年数20年

施工期間4日

使用材料チヨダ　カラーケイカル板

費用75,600円

【お問い合わせのきっかけ】

担当：高田

今回は、相模原市南区上鶴間にお住まいのお客様よりご相談をいただいたことが、工事実施のきっかけとなりました。
「築20年が経過したため、外壁の状態を一度点検してほしい」とのご依頼を頂戴し、さっそく外壁の点検を行わせていただきました。
点検の際、屋上外周部に設置されているパラペットの「笠木（かさぎ）」も併せて確認したところ、いくつかの異常が見受けられました。
そのため、劣化箇所の補修ではなく、今後の耐久性を考慮した笠木の交換工事をご提案し、ご依頼を賜りました。
笠木は建物の上部に取り付けられており、普段は目に留まりにくい部分ではございますが、建物内部への雨水の侵入を防ぎ、躯体を守る非常に重要な役割を担っています。
わずかな異常でも放置すると、雨漏りや内部腐食の原因となる恐れがございますので、早めの点検・対応をおすすめいたします。

担当：高田

笠木の点検調査

笠木の状態は錆の進行により一部に穴が開いている笠木の継ぎ目を充填しているシーリング材にひび割れが確認

笠木の状態を確認させていただいたところ、錆の進行により一部に穴が開いている箇所が見受けられました。

金属製の笠木は、経年による表面の傷や塗装の剥がれをきっかけとして錆が発生し、時間の経過とともに劣化が進行してしまうことがあります。

また、笠木の継ぎ目を充填しているシーリング材にもひび割れが確認され、さらに笠木を軽く押してみると「フカフカ」とした感触がありました。

このことから、内部の下地木材が雨水の浸入によって腐食している可能性が高いと考えられます。

この状態では「笠木」本来の防水機能が十分に発揮できず、放置すると建物の躯体部にまで劣化が及ぶ恐れがあります。

そのため、調査結果のご報告時に「笠木交換工事」をご提案させていただき、お客様より正式にご依頼を頂戴いたしました。

笠木交換工事の様子

既存の劣化した笠木を撤去

既存の劣化した笠木を撤去既存の劣化した笠木の撤去後

まずは、既存の劣化した笠木の撤去作業から着手いたしました。

笠木を取り外して確認したところ、板金の裏面には雨水の浸入によって発生した錆が見受けられました。

さらに、下地として使用されていた木材も水分を含み、湿った状態となっておりました。

このままの状態で放置していた場合、内部から板金の腐食が進行し、最終的には建物の躯体部分にまで劣化が及ぶ恐れがございました。

そのため、今回の点検で早期に不具合を発見し、適切な処置を行うことができたのは非常に幸いでございました。

下地材「ボードと防水紙」の設置

下地材となるボードの設置作業防水紙（ルーフティング）の設置作業

続いて、下地材となるボードと防水紙の設置作業を進めてまいります。

既存の下地には木材が使用されておりましたが、木製下地は湿気や雨水の影響を受けやすく、シロアリ被害の原因となるリスクもございます。

そのため今回は、そうした被害を未然に防ぐ目的で、耐久性に優れたボード材を採用させていただきました。

さらに、既存施工では設けられていなかった防水紙（ルーフィング）も新たに敷設いたしました。

この防水紙を施工することで、万が一雨水が侵入した場合でも下地が直接水分に触れることを防ぎ、長期的に安心できる構造となっております

笠木板金の設置

笠木板金の設置笠木板金の設置後

次に、新しい笠木板金の設置作業を進めてまいります！

まずは、下地の形状に合わせて板金を丁寧に取り付けていきます。

特に角部などの接合箇所では、板金同士の密着性を高めるためにシーリング材をしっかりと塗布し、防水性を確保いたします。

また、その他の部分では板金の継ぎ目に適度な隙間（目地）を設けることで、温度変化による金属の伸縮を吸収できるように施工いたします。

最後に、板金の側面を釘でしっかりと固定し、取り付け作業が完了となります。

強風などによる板金の浮きや飛散を防ぐためにも、確実な固定は非常に重要な工程です。

目地部分のシーリング処理

板金の取り付けが完了しましたら、仕上げとして目地部分のシーリング施工を行います！

シーリング処理が不十分なままですと、雨水が板金の裏側へ浸入し、下地の劣化や板金の錆発生につながる恐れがあります。

そのため、最後まで一切妥協せず、隙間がないか丁寧に確認しながら確実に充填していきます。

また、使用するシーリング材の色は笠木板金の色味に合わせて選定することが大切です。

見た目にも自然で美しい仕上がりとなるよう、細部まで配慮しながら施工を行いました。

完工

笠木交換工事後の外観

無事に、すべての笠木交換工事が完了いたしました！

施工前は、既存の笠木が経年劣化により茶色が色褪せて赤みを帯びた状態となっておりましたが、今回新たにブラウン色の板金笠木を設置したことで、建物全体の印象が引き締まり、より落ち着いた雰囲気に生まれ変わりました。

また、雨水の浸入経路もしっかりと遮断されましたので、今後は躯体部分が傷む心配もなく、安心してお過ごしいただけます。

仕上がりをご覧になったお客様にも「見た目もきれいになって安心しました」と大変お喜びいただきました。

　記事内に記載されている金額は2025年10月23日時点での費用となります。
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