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コロニアルNEOの見分け方とメンテナンス方法|屋根の劣化サインを見逃さないために
【はじめに】
横浜市鶴見区のお住まいにて屋根点検を行ったところ、スレート材に多数のひび割れや反りが確認されました。
このような症状が見られる屋根は、コロニアルNEOである可能性があります。
コロニアルNEOは2001年~2008年頃に製造・販売されていたスレート屋根材で、経年劣化による「割れ」「層間剥離」「反り」が多く報告されています。
今回は、コロニアルNEOの見分け方と正しいメンテナンス方法について詳しくご紹介します。
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【コロニアルNEOとは?】
まず、コロニアルNEOとは株式会社クボタ(現・ケイミュー)が販売していたスレート屋根材です。
従来品よりも軽量化を図るために石綿(アスベスト)を含まないノンアスベスト製品として開発されました。
しかし、当時の技術では強度不足が問題となり、年月が経つとともにひび割れや反りなどの不具合が発生しやすいことが判明しました。
そのため、現在では同シリーズの後継商品「コロニアルクァッド」や「グラッサ」などが主流となっています。
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【コロニアルNEOの見分け方】
見た目が似ているスレート屋根でも、材質が異なる場合があります。
ここでは、コロニアルNEOを判別する3つのポイントをご紹介します。

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裏面の刻印を確認する
屋根材の端部や裏側に「NEO」や「KMEW」などの刻印があることがあります。
ただし屋根上での確認は危険ですので、専門業者による点検をおすすめします。 -
表面の特徴
コロニアルNEOは表面がややザラついており、塗膜のツヤが失われやすい傾向があります。
また、施工から10~15年ほど経過すると、塗装が剥がれ粉を吹いたような状態になります。

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劣化症状の出方
特に特徴的なのが、スレートの反り・割れ・欠けです。
内部に層間剥離が起きていることが多く、見た目以上に脆くなっています。

このような劣化が確認された場合、表面塗装での補修は難しく、葺き替えまたはカバー工法が推奨されます。
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【劣化の代表的な症状】

・ひび割れや欠け
踏むだけで割れてしまうほど脆くなっている場合があります。
部分補修をしても周囲から再び割れが生じやすく、塗装では対応できません。
・反りや浮き
湿気や熱の影響で反りが進行すると、強風時に飛散の危険もあります。
また、隙間から雨水が入り込み、下地の野地板を傷める原因になります。

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【コロニアルNEOのメンテナンス方法】
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塗装は推奨されない
コロニアルNEOは構造上、水を吸収しやすく脆いため、塗装では根本的な改善ができません。
塗膜が割れの上で剥がれたり、施工後に再びひびが広がるケースが多く見られます。 -
カバー工法
既存の屋根の上に軽量な金属屋根を被せる方法です。
廃材が少なく、工期も短いのが特徴です。
ガルバリウム鋼板製の「スーパーガルテクト」や「横暖ルーフ」などが人気です。
(画像挿入位置⑥:「反りのあるスレート.jpg」)
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葺き替え工事
屋根下地からすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える方法です。
費用はかかりますが、雨漏りや下地腐食が進んでいる場合には最適な選択となります。
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【定期点検の重要性】
コロニアルNEOは見た目が健全に見えても、内部が劣化している場合があります。
沿岸部では、塩害や強風の影響で劣化が早まる傾向もあります。
10年を目安に専門業者による点検を行い、早期に対策を取ることが大切です。

街の屋根やさんでは、ドローン調査や赤外線カメラを使用し、安全かつ正確に屋根の状態を診断します。
調査結果は写真付きの報告書でわかりやすくご説明いたします。
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【まとめ】
・コロニアルNEOは2001~2008年に販売されたノンアスベストスレート。
・特徴的な劣化として「反り・割れ・層間剥離」がある。
・塗装では対応できず、カバー工法または葺き替えが推奨される。
・早めの点検と適切なメンテナンスで、雨漏りや下地腐食を防ぐことができる。
屋根の状態が気になる方は、街の屋根やさんにお気軽にご相談ください。
無料点検にて、現在の屋根材の種類や劣化状況を正確にお伝えいたします。
記事内に記載されている金額は2025年12月02日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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