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大波スレートの特徴と補修方法
工場や倉庫の大型建築物で多く見られる、大波スレート。 スレート屋根のメリットとしては、台風等の自然災害時に破損してしまったとしても、部分的な張り替えが可能な為、コストを抑えることが出来ます。
波型スレートの中では小波と大波がありますが、波のピッチが約130㎜、谷の深さが38㎜以上の波板が大波に分類されるようです。
大波スレートの特徴
1. 耐久性…酸や高熱にさらされない限り、経年による材質の変化もなく高耐久を誇ります。表面の風化により板厚の減少を起こすことで、強度は若干低下しますが、元々が大変丈夫な屋根材です。
2. 遮音性…大波スレートは鉄板と比較して、一般騒音である250~1000ヘルツの周波数帯での遮音性に優れている為、気になりがちな雨音も小さく、建物内の環境を維持します。
3. 耐火性…波型スレートは法定不燃材料で、材料との組み合わせにより各種防火・耐火構造として認定されています。
劣化した大波スレートの改修方法
【塗装】
塗装メンテナンスにより表面保護をすることが可能です。しかし、劣化したスレートに高圧洗浄の工程を行うと数㎜程度削るような作業になります。
屋根材を薄くするだけでなく、水を吸い込みやすくなっている屋根材を更に脆くさせてしまいます。
塗装を検討される場合は、屋根の劣化状態に合わせてケレン+錆止め塗料のような、高圧洗浄を必要としない塗装方法を選ぶのが良いかもしれませんね。
【部分補修】
雨漏りの原因としては屋根材の破損と同じぐらいの確率で、波板を固定している留め具の劣化が挙げられます。
施工の段階でシーリングを充填しているケースもありますが、経年による腐食で留め具自体がボロボロになっている可能性もあります。留め具の交換かシーリングの再施工などが必要となります。
留め具にボルトキャップをすることで錆などの腐食を抑えることが出来ます。
【カバー工法】
大波スレートの補修方法として一番採用されている工法です。カバー工法のメリットは以下の通りです。
・重ね葺きの為、屋内の状況を維持しながらの工事が可能かつスピーディーに作業できます。
・健康被害で問題となっているアスベストを飛散させることなく、屋根工事が可能となります。
・2重屋根の為、断熱性・防音性の機能が向上します。
住宅ではあまり見かけない大波スレートですが、勤務先や工場地ではよく使用されているのではないでしょうか?もし、勤務先で破損していたらと意外と身近なものかもしれませんね。
大波スレート屋根材に関してのご相談がありましたらお気軽に街の屋根やさんへご相談くださいませ。点検・見積もりは無料にて承っております。

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