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天窓から発生した雨漏り|修理・交換を施工事例と合わせてご紹介!
更新日 : 2024年04月17日
更新日 : 2024年04月17日
突然の天窓(トップライト)からの雨漏りにお困りではないでしょうか?
もしそうであれば、雨が降るたびにご不安になられていると存じます。
天窓はその名の通り天に向かって設置された窓で、構造上雨漏りしやすい傾向があります。そのため、私達、街の屋根やさんにも多くの天窓の相談が寄せられます。天窓は高い位置にあるため、応急処置も難しく、雨の予報が出るたびに不安を抱える方々も少なくありません。
「雨漏りを早く解決したいけれど、天窓の修理は可能でしょうか?」
「修理にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか?」
「雨漏りがしない天窓って本当に存在するのでしょうか?」
今回は、こうした疑問にお答えするため、天窓から雨漏りする原因や修理に関する施工事例、費用の目安などを詳しくご紹介いたします。
天窓(トップライト)の耐用年数は一般的に約25年から30年程とされています。その為、多くのお客様から寄せられる「天窓から雨漏りがしてしまったので点検してほしい」という問い合わせは、築20年を超えた住宅が多いです。
最初は頑丈に施工された天窓でも、10年から20年経過すると、パーツの劣化によって雨漏りの原因となることがあります。
皆様のご心配事は、「天窓において雨漏りが発生した場合、適切な対処方法は何か?」ということだと思われます。それに加えて、「修理は容易に行えるのでしょうか?」「もし交換が必要ならば、費用はどの程度かかるのでしょうか?」「便利な天窓だけれど再び雨漏りのリスクを考慮して撤去する方が良いのでしょうか?」など、さまざまなお悩みがあるかと思います。
以下では、天窓から雨漏りが生じる一般的な事例と修理や交換が可能となるケースについてご案内いたします。
パッキンやコーキングの劣化
ガラスの割れ
防水シートやエプロンの劣化
枠の歪みや腐食
長年天窓をご使用されてきた方の中にはデザインを保った上で部分修理などを行いながら使い続けたいと考える方が多くいらっしゃいます。もちろん、費用を抑えて実現できればなお嬉しいことでしょう。
では、修理対応可能なケースについて、以下の「よくある天窓の雨漏り原因」に基づいて詳しくご説明させて頂きます。
パッキンやコーキングの劣化
⇒部分的な補修であれば可能
パッキンやコーキングの劣化による雨漏りは、天窓から発生する雨漏り原因の中でも一番おおいです。被害状況が軽度である場合は、補修のみで対処する事が可能です。
また、このケースでは主に天窓の内側(ガラスがはめ込まれている個所)から雨水が漏れてくることが多いです。
天窓の枠とガラス間のパッキン・枠の繋ぎ目のコーキング(シーリング)などに経年劣化が進行してしまう事で、隙間が発生してしまいます。
コーキング素材の寿命は、比較的短いです。
特に天窓に施されたコーキングは紫外線の影響を受けやすく、柔軟性も次第に低下していきます。 約20年経過した天窓を点検させていただくとガラス周りのパッキンやコーキングにひび割れや剥がれなどの症状がほとんどの天窓で確認出来ます。
こうした状況では、コーキングを再施工することで雨漏りを防ぐことが可能です。
同時に枠を固定する釘も緩んでいることがありますので、一緒に補修すると良いでしょう。ただし、前述した通り20年以上経過している天窓は寿命が近いため、こうした修理方法は、応急処置的な対応として考えておく必要があります。他の部品も既に劣化が進んでいる状態です。
天窓の雨漏り修理の施工事例
工事費用 約6.5万円(足場別途) 築年数 築19年 施工期間 3日間
2階の屋根部分に取り付けられている天窓から雨漏りが発生。
室内のクロスも雨漏りの影響で剥離してしまっています。
抜けかけている釘は、錆に強いステンレス製のビスへ交換させて頂きました。
ガラス周辺のコーキンを撤去した上、打ち直し止水処理を施しました。
修理対応後は、雨漏りの発生も無くなりお客様にもお喜び頂けました。
ガラスの割れ
⇒稀に補修(ガラス交換)が可能ですが、ほとんどの場合交換が推奨
ガラスのヒビや割れは、台風時に発生した強風による飛来物の落下や、網入りガラスの網が気温差の影響で膨張してしまう事などから発生するケースがあります。
天窓のガラスの割れは、当然ですが即雨漏りに繋がってしまいます。
こうした場合、ガラス交換による修理をイメージされる方も多いと思われますが天窓のガラス交換は、ほとんどの場合困難であるのが現実です。
理由は、雨が直接打ち付けられる場所である為、一般的な窓よりかなり強固な造りとなっている為です。修理方法として、ガラス交換は容易ではありません。
メーカーや製品の種類によってはガラス交換用のユニットの取り扱いがある場合もございます。まずは、専門業者への問い合わせをされることをオススメ致します。
ガラス交換用のユニットの場合、ガラス交換が容易に可能になります。
しかし、ガラス交換用のユニットの取り扱いが無い場合は、天窓自体を新しくされることをオススメいたします。
防水シートやエプロンの劣化
⇒修理可能な場合もありますが、交換もご検討ください
屋根にあけられた穴に取り付けられた窓が「天窓」です。
天窓には、雨漏りを防止する為にいくつかの工夫が施されています。天窓周りを防水シート・防水テープで立ち上げるようにする施工や、瓦屋根に天窓を設置する場合、エプロンと呼ばれる金属板を敷くことで、雨水が瓦の上を滑り落ちるようにする施工です。
しかし、上記のような工夫を施す為の部材も劣化が進行してします。
防水シート・防水テープの破れ
エプロンに発生した錆・それが原因による穴あき
上記の劣化症状により雨漏りが発生してしまう可能性があります。
修理が必要な場合、まずは屋根材を一旦剥がして防水シートや下地としての役割を果たす野地板の補修・補強を行い、その後屋根材を再度設置いたします。
状態によっては枠や水切りの修理が可能な場合もございます。ただし、修理費用がかなり高額になってしまう場合は、「天窓全体の交換」をご検討された方が良い場合もございます。
枠の歪みや腐食
⇒天窓の交換をおすすめいたします
天窓の枠・周辺の水切りに浮きや歪みが経年によって発生してしまい、それが雨漏り被害へと繋がってしまう場合もあります。
この様な場合、天窓外側から雨漏りとなります。その為、室内外壁・クロスなどに雨染みや剥がれなどの被害が発生してしまうリスクもある為、注意が必要です。
「少し雨漏りが発生しているようだ…」と様子を確認している間に、枠を構成している木材や周辺の防水シート、野地板まで腐食が進行してしまう事で、大きな修繕が必要になるほど被害が広がってしまう可能性があります。
将来的に天窓を長くご使用したいとお考えでしたら、新しい製品に交換することをお勧めします。天窓自体を新しくすることで雨漏りが解決されるだけでなく、高性能な最新の天窓に生まれ変わり、快適にご使用いただけることでしょう。
また、天窓の交換を行う際には周辺の屋根材も一時的に撤去が必要です。もし、築20年以上経過している屋根であれば、屋根のリフォームもご一緒にご検討されてみてはいかがでしょうか?
雨漏りが発生した天窓交換の施工事例
工事費用 約59万円(足場別途) 築年数 築26年 施工期間 3日間
お客様より、「天窓を非常に気に入っており、天窓の雨漏り修理をするには同時に屋根全体の工事が必要であると思っていた為、雨漏りを我慢していた。」とお聞き致しました。
お客様へ天窓周辺のみの施工により天窓の交換工事が可能であるとご説明させて頂き、日本ベルックス社製のスカイビューシリーズで便利な雨感知機能を持っている天窓へ交換させて頂きました。
新築から10年以内の天窓から発生した雨漏り
建てたばかりのお住まいでも天窓から雨漏りが発生するケースがあります。こうしたケースでは、防水シートの施工に不備があるなど、施工自体に問題がある場合が考えられます。(施工不良)
瑕疵担保責任が発生する可能性もあるため、住宅を建てたハウスメーカーや施工業者に早急に連絡されることをおすすめします。
天窓の撤去も可能
お洒落な天窓を取り付けてはみたけれど、思ったより使用しなかったりメンテナンスの手間や雨漏りリスクを軽減したいといった理由から天窓を撤去するケースも多くあります。
上記の様な場合、天窓の撤去は可能です。
天窓の撤去後、残った穴を修復する事も可能ですが、そのままの状態を残して板金を被せてしまう方法もあります。
近い将来に屋根全体のリフォームをご検討されている方は、費用を抑えられますのでおすすめの方法となります。
天窓は、自然の光や風を取り入れられる事や、開放感を得られるなど多くのメリットもございます。天窓の撤去に関しましては、ぜひ慎重にご検討されることをオススメ致します。(建築基準法で定められた採光量の関係から撤去できない天窓もあります。)
雨漏りにお困りの天窓の撤去工事
工事費用 約11万円(足場別途)
繰り返し雨漏りが発生している天窓の撤去工事のご依頼を頂きました。
お伺いさせて頂きますと、天窓は既に黒い板金で覆われている状態でした。
天窓を撤去した後は、野地板・大きめの防水紙(ルーフィング)を設置することで施工箇所からの雨漏りを防ぎます。
今回、既存の屋根材と同様の屋根材をご用意する事が出来ませんでした。
その為、ご了承頂いた上で見た目に違和感が出ない様にチョイスした、別の屋根材を使用させて頂きました。
雨漏りの心配が消え、お客様にも大変お喜び頂けました。
例え天窓の交換が可能であっても、高い雨漏りの発生リスクや天窓の使いにくさを面倒に感じている方もおられると思います。
ですが、現在販売されている最先端の天窓は性能面で進化しており、窓と屋根の接合部(取り合い部)の施工方法も定められています。
上記の様な進化によって雨漏り対策も強化されている他、最新の天窓にはこれまで既製品では無く職人造り付けの天窓を長くご使用されている方には驚くような機能も追加されています。
かつては多くのメーカーが天窓の製造・販売を行っていましたが、現在ではリクシルと日本ベルックスの2社のみがその市場に残っています。 特に、現在天窓の交換をご検討されている場合、1981年から続く多くの実績を持つ日本ベルックス製の天窓(公式サイトリンク)がオススメです。(公式サイトリンク参照)。
よくある天窓のお悩み
開閉に面倒さを感じている
換気中、雨が降ってこないか心配
汚れを発見しても簡単に掃除出来ない
直射日光がそのまま入ってきて暑い
日本ベルックス社が現在発売している最新の天窓には様々な機能が搭載されており、電動開閉が可能なタイプを始めとして、雨が降った際に自動で閉じてくれるものやソーラーパネルが付属している事で、電気配線を必要としないものなども用意されています。
また、スマートフォンを使用して操作出来るタイプや、室内センサーによって室温や湿度を計測し、自動で開閉を制御してくれるオプションなどもございます。
汚損がしにくい透明なガラスが標準仕様であり、別の種類として遮熱性を強化した複層ガラス・不透明ガラス・ブラインドタイプなども選択する事が可能です。ブラインドを閉じたまま換気可能なタイプもあり、特に夏に重宝します。
上記にご紹介した様に、天窓に関する技術も非常に進化しています。
一昔前と比較して非常に便利な機能も増え、豊かな生活をサポートする設備として、注目を集めています。
もし天窓に関する不便な点や改善したい点、欲しい機能などがございましたら街の屋根やさんまでお気軽にご相談下さい!お客様のご要望に合った天窓をご提案させて頂きます。
また、水が滴る場合雨漏りでは無く結露が原因である可能性もあります。
結露は室内外の温度差・室内の湿気によって発生します。
こまめな換気
除湿器の使用
上記の様な対策がおすすめです。
また、天窓のガラスを断熱性能に優れている複層ガラス(二重ガラス)へ交換する事によって、結露の発生を抑制する対策方法もございます。
水が垂れてくる原因を結露・雨漏りかを判断する事は難しい場合もございますので、その場合はご相談下さい。点検をさせて頂いた上で、最適な対処方法をご提案致します。
次に、天窓の補修・交換に掛かる費用の目安を下記にご紹介致します。
※いずれもほとんどの場合で以下の価格に足場代(約20万円)が掛かります。
状態によって費用は上下いたします。
また、瓦屋根であれば一度剥がしたものを再利用する事が可能です。再利用が不可能な場合、新規屋根材の費用も必要となります。
新規に設置させて頂いた天窓の製品により費用も変動致します。
天窓の雨漏りについてお話をお伺いする際、「最近屋根の葺き替えをしたばかりなのに…」というお話を耳にします。
屋根の機能を葺き替えなどの屋根リフォームで回復させた直後に天窓のメンテナンスをしていなかったことで雨漏りが発生してしまいますと、非常に残念ですよね。
一般的に天窓の修理・交換は周囲の屋根材を撤去する事が必要となりますので、リフォーム直後の新しい屋根材の撤去をしてしまう事は非常にもったいなく感じます。
一般的に屋根の葺き替え・カバー工法や塗装などの屋根リフォーム・メンテナンスは、20年を目安に行われる方が多いです。
もし、屋根に天窓が設置されている場合、たとえ雨漏りなどの問題が発生していなくとも併せて天窓のメンテナンスを実施しましょう。
その為にも屋根塗装を実施される際も屋根全体の点検・施工を総合的に行える業者へご依頼されることをオススメ致します。
上記とは逆に、天窓に修理や交換が必要になった場合は、併せて屋根全体の点検を行いリフォームを検討しましょう。
スレート等の屋根材、下地の防水シート、野地板などの耐用年数は20~30年です。
天窓に問題が発生している場合、屋根全体も悪影響を受けている可能性が高い状態と言えます。天窓の交換に際して足場を組む必要がある場合、他の工事と合わせて行うことで、費用と手間を節約することができます。
天窓はもちろん屋根に関する総合メンテナンスは、街の屋根やさんにお任せください。
雨漏り被害を確認された際は、原因不明であってもまずはご相談下さい。天窓を含めた屋根全体、ご希望であればお住まいの様々な箇所まで点検させて頂きます。
また、天窓のお困り事・ご不安事などもございましたらご相談下さい。お客様のご希望に寄り添った最適な施工方法のご提案をさせて頂きます。
天窓の雨漏り修繕|修理・交換・撤去など施工事例と合わせて徹底解説!まとめ
- ・天窓の耐用年数は25年~30年程度です。耐用年数近くになる天窓は雨漏りが発生する可能性もおおきくなります
- ・雨漏りの原因がパッキンやコーキングの劣化である場合、軽微な状態であれば部分補修による修理が可能です
- ・製品によってはガラス交換が可能ですが、推奨されているのは天窓自体の交換です
- ・天窓周辺の防水シート・エプロンの修理は可能ですが、規模によっては高額になってしまう場合もあり、その場合は天窓自体の交換をおすすめいたします
- ・枠の歪みや腐食が発生している場合は、天窓交換をおすすめ致します
- ・天窓は撤去してしまう事もできますが、様々なメリットがある為、じっくりとご検討されてから判断しましょう
- ・現在販売されている最新の天窓は様々な機能があり、高機能な上に雨漏りリスクも低いです
- ・天窓から水が垂れてくる場合、雨漏りに限らず結露が原因の可能性があります
- ・屋根のメンテナンスを実施される際には、たとえ雨漏りなどが発生していなくても天窓の点検・メンテナンスも同時に行いましょう
天窓 雨漏りに関するお客様の声一覧
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