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鎌倉市由比ガ浜にて築18年で塗膜が劣化した化粧スレートをスーパーガルテクトを使用した屋根カバー工法を行いました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法、雨樋工事、雨樋交換、雪止め設置
築年数18年
施工期間14日
使用材料スーパーガルテクト
費用150万円
保証10年
ハウスメーカーハウスメーカー不明




【お問い合わせのきっかけ】
担当:神子
鎌倉市由比ガ浜にお住まいのお客様より、「築18年になり、屋根の汚れがひどくなってきたので、補修や塗装のメンテナンスをしたい」というご相談を承りました。調査に伺ったところ、使用している化粧スレートに塗られた塗料の経年劣化により、塗膜が劣化して剥離してきていました。スレート自体にも傷みが発生しており、ひび割れなどが起きている状態でした。屋根材は傷んでいましたが野地板の状態は悪くなかったので、屋根カバー工法による工事を行いました。屋根カバー工法は既存の屋根材の上から新しい屋根材を葺いていく方式の工事です。使用する屋根材はスーパーガルテクトという屋根材で、同様のガルバリウム鋼板使用の屋根材の中でも人気の高い屋根材です。今回はこちらを使用して屋根カバー工法による工事の模様をお伝え致します。
担当:神子
【調査の様子】
さっそく屋根に上がらせていただき状態を確認いたします。使用している屋根材は化粧スレートが使われています。全体を見渡してみますと、ひび割れた化粧スレートが複数確認出来ます。塗膜の劣化によるカビや苔などの繁殖も多く見られ、特に一階の屋根は日当たりが悪いという悪条件も重なり、緑色に変色するほどの苔や藻が繁殖していました。塗膜もただれるように剥離してきており、スレート自体も傷みが進行してきています。
化粧スレートはセメントをベースとして繊維を混ぜて形成された屋根材で、火に強いというメリットがある一方で水には弱いというデメリットがございます。防水性の無さを塗装で補っているのですが、その塗膜が劣化して防水機能も失ってしまい、藻や苔が繁殖してきてしまったようです。
劣化によるひび割れは補修で直したところで再発は防止できません。屋根の葺き替え工事、もしくは屋根カバー工法による工事が必要です。
棟板金を見てみますと、多くの釘が抜けかかっていました。棟板金を固定している貫板がすでに経年劣化で傷んできていて、強風のあおりに耐え切れず釘が浮いてしまったようです。まだ錆などは出てきていませんが、築年数を考えますと、この時期に交換しておいたほうがいいでしょう。
屋根の他に、雨樋の排水機能が失われ、雨が降ると溢れてしまう状態だとお聞きし、点検しました。こちらは枯れ葉がぎっしりと竪樋に詰まってしまい、水が流れなくなっていました。特に集水器周辺に落ち葉と泥が堆積しており、排水できない状態でした。その集水器も一か所破損しています。排水機能を失った状態でしたので、こちらは破損した集水器の交換と枯れ葉対策として落ち葉除けネットの設置をおすすめいたしました。
スレート屋根の点検の結果、野地板の状態がまだ良好でしたので、お客様のご要望もあり、屋根カバー工法による工事をご提案、させていただきました。
【屋根カバー工事の様子】
今回は屋根カバー工法で新しい金属屋根を吹いていくことになります。屋根カバー工法というのは、既存の屋根材を撤去することなく、既存の屋根の上から防水紙と屋根材をカバーするように葺いていく工法で、既存の屋根材を撤去する費用と手間を省くことができ、葺き替え工事よりもリーズナブルに工事を行うことができます。ただ下地がしっかりしているのが絶対条件ですので度の屋根にもできるという言うわけではございません。
まずは足場を設置します。今回は屋根の勾配が急ですので、屋根にも足場を設置いたします。足場を設置したら先に雨樋の補修を行います。軒樋に詰まった枯れ葉を除去し、詰まった竪樋を交換します。
最初に雨樋の補修工事と落ち葉除けネットを設置します。落ち葉と一緒に泥も堆積している状態です。これ以上堆積してしまっては、泥の重さで雨樋がしなってしまい、破損しないまでも軒樋が変形してしまい、雨水が正しく流れず排水できない状態になってしまいます。こうなってしまいますと、軒樋を交換せねばならず高額の補修になってしまいます。そうなる前に泥水を払いのけ、落ち葉除けネットを設置していきたいと思います。 まずは堆積している落ち葉と泥を取り除いていきます。
落ち葉除けネットを設置
落ち葉と泥を取り除いたら、破損している集水器を交換します。集水器は軒樋を通して集められた雨水を、竪樋に流す役割があります。破損した集水器を、繋がっている竪樋を外してから取り除きます。そして新しい集水器と交換いたします。まだ販売中の型でしたので、交換が可能でしたが、販売終了してしまった商品ですと部分的な交換ができず、繋がっている雨樋全てを交換しなくてはならず、高額な修理となってしまいますので、まめなメンテナンスが必要とされます。
集水器の交換を終えて、落ち葉除けネットを設置していきます。こちらはお客様の樋のサイズに合わせて採寸し、手作業で金属ネットをカットし雨樋に設置していきます。こうすることで落ち葉やゴミが雨樋に入るのを防ぐことができます。これで落ち葉で樋が詰まるという事はなくなるでしょう。
ルーフィング
いよいよ屋根カバー工事にとりかかります。 まずは屋根カバー工法に不必要な既存の棟板金を全て撤去します。抜けた釘や傷んだ貫板などのゴミが出ますのできれいに掃除しながら撤去していきます。
今ある化粧スレートの上に防水紙を被せていきます。使用するのは日新工業の粘着式アスファルトルーフィング、カスタムライトです。
粘着式防水紙で釘を使用しなくても固定できる防水紙です。これを軒側から順に葺いていきます。雨水が屋根の高いところから流れてくるので、防水紙の重なりの段差に雨水が浸入しないよう、階段状になるようにするためです。軒側から屋根全体を覆います。特に棟の部分は慎重に敷いていきます。
スーパーガルテクト
続いて屋根材を葺いていきます。今回使用しますのはスーパーガルテクトです。スーパーガルテクトは、表面の仕上げによって一見すると化粧スレートのように見えますが、材質は金属、ガルバリウム鋼板でできています。重さが日本瓦のおよそ1/10と非常に軽量でありながら固く丈夫で錆びにくい上に、雨音が響かない防音・断熱材が施されているという優れた特徴があります。近年スレートに代わる主流の素材といっても過言ではないでしょう。
防水紙と同様に、屋根の軒側から順に葺いていきます。一枚一枚ビス留めし、しっかりと固定していきます。スーパーガルテクトはとても軽くて耐久性が高い素材で、加工もしやすく、よほど大きなお住まいの屋根でもない限り、だいたいは1日で取り付けが終わりますので、施工期間の短縮にもつながります。
雪止めの設置
同時に雪止めの設置も行っていきます。雨漏りの対策だけでなく、安心して快適に過ごせる様に施工していきます。雪止めは屋根に積もった雪が解け始めの時に雪崩のように屋根から落雪してしまうのを防ぐための部材です。屋根の下にあるカーポートの屋根や通行人への被害を食い止めることができます。
棟板金
スーパーガルテクトを最上部まで葺いていきます。スーパーガルテクトの葺き替えが終わり、続いて屋根のてっぺんの棟板金を設置します。合成樹脂製の貫板から設置し、そこに板金をビスで固定していきます。合成樹脂の貫板は木製と違い腐食しないのでその分長持ちいたします。
板金を設置し終わり、スーパーガルテクトによる屋根葺き替え工事が竣工しました。
屋根カバー工法、竣工
スーパーガルテクトによる屋根カバー工法を行い、屋根の寿命も格段と延びた上に、すっかり見違えるように美しくなりました。
お住まいを長く維持するには、どのような工事が最適なのか。街の屋根やさんではこうしたお住まいに関するお悩みにもご対応し、必要な補修工事をご提案させていただきますので、お悩みがございましたら一度ご連絡ください。
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
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