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相模原市中央区向陽町にてファインパーフェクトベストを用いた屋根塗装工事を実施しました

更新日：2025年10月24日

【施工前】
屋根塗装工事前の住宅

【施工後】
屋根塗装工事後の住宅

築年数築26年

平米数128㎡

施工期間7日間（足場仮設工事含む）

使用材料ファインパーフェクトベスト

費用詳しくはお問合せください

【お問い合わせのきっかけ】

担当：高田

このたびは、相模原市中央区向陽町にお住まいのA様邸にて実施いたしました屋根塗装工事の様子をご紹介いたします。
当初、A様よりご相談をいただいたのは棟板金の交換工事でしたが、工事を進める中で屋根全体の塗装についてもご相談をいただきました。
以前より塗装の劣化が気になっておられ、今回の棟板金交換に伴い設置した足場を有効活用して塗装を行うかどうかを迷われていたとのことでした。
現地調査を行ったところ、スレート屋根全体に苔や藻、カビの発生が見られ、塗膜の劣化および防水性の低下が進行している状態でした。
このまま放置すると防水性能が失われ、屋根材の耐久性が著しく低下して、ひび割れや欠け、反りなどの不具合が生じる恐れがあります。
そこで、現在の状態や劣化の進行度合いをご説明した上で、屋根塗装工事をご提案させていただき、A様にもご納得のうえでご依頼をいただきました。
今回の塗装には、日本ペイント株式会社の「ファインパーフェクトベスト」を採用しております。
同製品は高い耐候性を備え、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。
また、防藻・防カビ性能にも優れており、屋根表面に発生しやすい藻やカビの繁殖を効果的に抑制します。
カラーにつきましては、全26色の標準色の中から、A様のご希望により「ブラック」をお選びいただきました。
深みのある落ち着いた色合いで、住まい全体が引き締まった印象に仕上がりました。

担当：高田

スレート屋根の点検調査

屋根全体に苔や藻やカビが目立つ状況

まずは、現地調査時に確認させていただいたスレート屋根の状態についてご報告いたします。

ご覧のように、屋根全体には苔や藻、カビが広がっており、汚れが目立つ状況でした。

スレート屋根は本来、表面の塗膜によって雨水や紫外線から保護されています。

しかし、日々の風雨や太陽光、空気中の塵埃などの影響を長期間にわたって受け続けることで、塗膜は徐々に劣化していきます。

塗膜が劣化・剥離すると防水性が低下し、水分を含みやすくなるため、苔や藻・カビが発生しやすい環境となってしまいます。

スレート屋根の防水性が低下した状態

スレート屋根の防水性が低下すると、屋根材が雨水を吸収しやすくなり、水分を含んだスレートが膨張します。

その後、天候の変化によって乾燥すると収縮しますが、この「膨張と収縮の繰り返し」により、屋根材に少しずつ負荷がかかっていきます。

その負荷に耐えられなくなると、最終的にはスレートにひび割れや欠けといった損傷が発生してしまいます。

また、一度反ってしまったスレートは、屋根塗装を行っても元の平らな状態に戻すことはできません。

反りが生じると、スレート同士の重なり部分に隙間が生じ、そこから雨水が吹き込みやすくなります。

本来、防水紙が雨水の侵入を防いでいますが、雨水が入り込みやすくなることで防水紙の劣化を早めてしまう恐れもあります。

現地調査の結果と劣化状況についてA様へ丁寧にご説明差し上げたところ、屋根全体の保護を目的として、あらためてスレート屋根塗装工事のご依頼をいただく運びとなりました。

屋根塗装工事

高圧洗浄

高圧洗浄屋根の高圧洗浄

屋根塗装工事は、まず最初に「高圧洗浄」の工程からスタートいたします。

専用の高圧洗浄機を使用し、水道水を非常に強い水圧で噴射することで、屋根表面に付着した汚れや苔、カビなどを丁寧に除去していきます。

最大で15MPa以上もの水圧をかけることができるため、長年蓄積された汚れもしっかりと洗い流すことが可能です。

この高圧洗浄を丁寧に行うことで、塗料の密着性が大きく向上し、仕上がりの美しさや耐久性にも大きく影響します。

洗浄作業完了後は、塗装の第一工程となる「下塗り」を行います。

下塗りは、屋根材と仕上げ塗料をしっかりと密着させるための重要な工程であり、塗膜の耐久性を高める役割も担っています。

ファイン浸透シーラーで下塗り

下塗り材ファイン浸透シーラーで塗装

今回の屋根塗装では、上塗りに日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストを使用するため、下塗りには専用の下塗り材である「ファイン浸透シーラー」を採用いたしました。

両者は同メーカーによる推奨組み合わせであり、塗料同士の相性が良く、長期にわたる密着性と耐久性が期待できます。

一般的に屋根塗装は、「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程で仕上げていきます。

このうち下塗りは、塗装面と仕上げ塗料をしっかりと密着させるための重要なステップで、いわば“接着剤”のような役割を果たしています。

また、スレート材の表面が塗料を過剰に吸い込んでしまうのを防ぐことで、塗膜のムラを抑え、美しい仕上がりを実現します。

さらに、下塗りが適切に行われることで、最終的な塗膜の耐久性が大きく向上し、屋根を長期間にわたりしっかりと保護することが可能となります。

タスペーサーを設置して縁切り

タスペーサーを設置

下塗り作業の際には、「縁切り（えんきり）」と呼ばれる重要な工程として、スレート屋根の重なり部分にタスペーサーを差し込んでいきます。

縁切りとは、屋根材同士の重なり部分に適度な隙間を確保する作業のことを指します。

この隙間があることで、屋根内部に入り込んだ雨水を適切に排出し、湿気を逃がすことができるため、屋根内部の通気性と防水性を維持するうえで非常に大切な工程です。

もし縁切りを行わずに塗装を仕上げてしまうと、塗料によって屋根材の重なり部分が塞がれてしまい、内部に水分が溜まることで雨漏りや結露の原因となってしまう恐れがあります。

従来の縁切りは、塗装後に屋根材の隙間を一枚ずつ手作業で切り離す方法が一般的でしたが、現在では「タスペーサー」という専用部材を使用することで、施工効率と仕上がりの品質が大幅に向上しています。

タスペーサーはスレートの重なり部分に挿し込むだけで隙間を確保できるため、屋根材を傷めることなく雨水の排出経路を確保し、雨漏りのリスクをしっかりと抑えることができます。

ファインパーフェクトベストで中塗り上塗り

中塗り上塗りに日本ペイント株式会社のファインパーフェクトベストを使用ファインパーフェクトベストを使用後の屋根

下塗りが完了しましたら、続いて中塗り作業を進めていきます。

中塗りおよび上塗りには、日本ペイント株式会社の「ファインパーフェクトベスト」を使用いたしました。

カラーはA様のご希望により「ブラック」をお選びいただき、重厚感のある落ち着いた印象に仕上がる仕様となっております。

使用した「ファインパーフェクトベスト」は、ラジカル制御型のハイブリッド高耐候塗料であり、紫外線による劣化を抑え、長期間にわたり屋根の美観と機能を維持することができます。

また、防藻・防カビ性能にも優れており、屋根表面に藻やカビが発生するのを防ぐことで、美しい状態をより長く保つことが可能です。

さらにこの塗料は、下地との密着性が高く、ローラーでの塗装作業も非常にスムーズに行えるのが特長です。

加えて初期乾燥性にも優れているため、作業中に塗膜へ足跡やムラがつきにくく、均一で美しい仕上がりを実現いたします。

完工

ファインパーフェクトベストを用いた屋根塗装工事が完工

中塗り・上塗り、そして細部のタッチアップ作業まで丁寧に仕上げ、A様邸の屋根塗装工事が無事に完工いたしました。

施工前は、屋根全体に苔や藻、カビの発生が見られましたが、今回の塗装メンテナンスにより、美観の回復はもちろん、防水性も十分に取り戻すことができました。
塗装後は屋根全体が引き締まった印象となり、建物全体の外観にも一層の統一感が生まれています。

お選びいただいたブラックの仕上がりもA様のイメージ通りとのことで、「とても綺麗になった」と大変ご満足いただけました。

私たちもお客様にお喜びいただけたことを嬉しく思っております。

　記事内に記載されている金額は2025年10月24日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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