地震に強い棟瓦
2012年05月06日更新
東日本大震災が発生してから1年以上が経過し、テレビなどの報道が少なくなってきましたが、
実際にはまだまだ復旧が進んだとは言えない状況です。
『東日本大震災直後の瓦屋根の様子』
私たちだけでも、この一年で100件以上の復旧工事を行いましたが、
まだまだシートの掛ったお住まいを見かけます。
また、東日本大震災よりも首都圏の直下型地震の報道の回数が多い様にも感じます。
その結果、屋根材の重量を軽くするための工事や棟瓦の工事では、『地震に強い棟瓦』にしたい
というご希望の方が非常に多く、施工方法も数多く存在します。
軽量の瓦は今まで何度かご紹介しているので、今回は棟瓦についてお話します。
施工会社によって様々な棟瓦の施工方法があります。
例えば・・・
棟瓦内部に鉄筋を入れる
金具を使っての補強
連結した棟瓦
など様々です。
簡単にいうと、強度を増して崩れにくくするか軽量化して被害を少なくするかの
二つの考え方です。
棟瓦の強度を増すための工事 (弊社では行っていません)
【内部に鉄筋を入れる】
棟瓦を積み直す際に使う漆喰の中に鉄筋を入れ、強度を高める方法です。
鉄筋コンクリートと同じ考え方です。
引っ張りにと圧縮に対しての補強を行い、強度を増すという考え方なのです。
あまり取り入れている施工店さんは少ないと思いますが、お打ち合わせに
お伺いすると、たまに話題にあがります。
実際に施工した後に地震などで一部の交換が難しくなってきます。
【金具を使って補強する】
棟瓦の積み直し時に内部に芯木を入れ、ビスで固定をしていく方法です。
芯木にビスを打つ際に、補強の金属板を使い棟瓦を一体化させていきます。
また、のし瓦と地瓦の当たる部分にもL型の金具を取付ます。
強度は多少上がるのですが、簡易な補強のと考えている方も多いようです。
【連結した軽量の棟瓦の使用】
通常ばらばらになっている、のし瓦を連結させて崩れにくくする工法です。
また、瓦自体も軽量なため、施工性も高い事が特徴です。
これから少しずつ一般化されるかもしれません。
この様に穂が市に本大震災以降はいろいろな工事方法で、地震における
棟瓦の倒壊や2次災害を防ぐ工夫がされています。
しかし、棟瓦だけの工事で対応ができる場合は良いのですが、地瓦の落下にも
配慮をしなくてはいけません。
比較的、築年数の浅い瓦屋根の場合は、地瓦1枚1枚が釘で固定させている事が
多いのですが、築年数が古くなると、釘で固定していない瓦が数多くあります。
その瓦を1枚1枚剥がして釘固定していくには時間がかかり、割れや掛けの多い
場合には、瓦の交換も必要になってきます。
家を守る為に、屋根のメンテナンスは欠かせませんが、一部の補修以外にも
瓦の葺き替え工事(陶器瓦から金属瓦)も工事の候補の1つとして、メンテナンス方法と
5年後、10年後のメンテナンスコストを考えながらご計画をされてはいかがでしょうか。
お住まいの屋根の状況は、震災以降も台風や突風などでずらされている事も多くあります。
調査・点検のご希望の方はお気軽にご連絡ください。
記事内に記載されている金額は2015年12月25日時点での費用となります。
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