パミール屋根の特徴と対処法｜カバー工法でコストを抑えてリフォーム！

スレート屋根の一種である「パミール」は、1990後半～2000年代に普及したノンアスベスト屋根材の先駆け的な製品です！

アスベストが含有されていない屋根材として広く普及しましたが、一方で経年で著しい剥離や反りなどを引き起こす欠陥を抱えています(>_<)

この記事では、パミールの特徴、塗装できない理由、コストを抑えられるカバー工法の利点、そして下地が傷んでいる場合に必要な葺き替えについて解説いたします！

ノンアスベスト屋根材「パミール」とは？

こちらは、横浜市旭区中沢のお住まいで調査をさせていただいたパミール屋根です。

パミールは、1990年代後半から2000年代にかけて使われたノンアスベストのスレート系屋根材です。

アスベストを含まないため安全な屋根材として広く普及しましたが、割れ・剥離症状などが著しく発生する欠陥を抱えています(>_<)
施工から数年程度で症状がではじめ、約10年程度で屋根全体がボロボロになってしまいます。

また、パミール屋根の特徴的な劣化症状として挙げられるのが、「層間剝離」という症状です。
屋根材が、ミルフィーユの様に状に剥離してしまう状態となってしまいます

「パミール」が塗装できない理由

スレート屋根の基本的なメンテナンスと言えば屋根塗装ですが、パミールに施す事は出来ません！

表面に塗装を施しても屋根材と共に剥がれてしまい、前述の様な劣化症状の低減にも効果を発揮する事はないためです！

屋根塗装に掛かるコストは、無駄になってしまいます(>_<)

また、屋根塗装の前には高圧洗浄が必須となりますが、こちらも劣化が進行したパミールを傷める原因となります。

劣化が進行したパミール屋根には、後述のカバー工法や葺き替え工事による屋根リフォームが必要となります！

コストを抑えてパミール屋根をリフォーム！カバー工法の特徴

カバー工法は既存のパミール屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法です。
古い屋根を全部撤去しない分、工期が短く廃材処理費を抑えられるのが大きなメリットです。

主に用いられるのは金属屋根（ガルバリウム等）で、軽くて耐久性・防水性が向上し、見た目もスッキリします(^^♪

■カバー工法のメリット

• 工期が短い：既存撤去が不要なので工事期間を短縮できる
• 廃材処分費が抑えられる：撤去がない分、処分費用が少ない
• 機能性向上：断熱性・防水性・外観が改善される

下地材の劣化が著しいパミール屋根は「葺き替え工事」が必要

一方、屋根の下地（野地板）が水害や雨漏りで傷んでいる場合は、カバー工法によるリフォームは適していません(>_<)
そのようなケースでは、古い屋根材と下地をすべて撤去して新しくする葺き替え工事が適切です。

葺き替えはカバー工法より費用と工期がかかりますが、屋根を下地から作り直すため構造部から耐久性を復活させることが出来ます。

どの工法が最適かは、現地の点検で判断するのが確実です。
街の屋根やさんでは、専門スタッフが無料点検を実施し、状態に合わせた最適な提案を行っています。お気軽にご相談ください(#^^#)

まとめ

パミールは経年により著しく劣化が進行してしまう欠陥を抱えており、塗装では対処する事が出来ません。
「カバー工法」や「葺き替え」による屋根リフォームが必要となります。

どちらの施工が適しているかは、お客様のご希望や屋根の状態によっても変わってきます。

まずは、街の屋根やさんまでお気軽にお問い合わせください(^^)/

　記事内に記載されている金額は2025年10月07日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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