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相模原市緑区青根にて令和元年房総半島台風の被害で霧除けのトタンが破損したためガルバリウム鋼板で改修工事を実施しました
【施工前】
【施工後】
築年数35年
施工期間1日
使用材料ガルバリウム鋼板
費用18万円
ハウスメーカー地元工務店


【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
相模原市緑区青根にお住まいのF様より、「令和元年の房総半島台風の影響で、いくつかある庇のうちの一つの屋根がめくれてしまい、風が吹くとパタパタ音がしている。
これまではガムテープで簡易的に養生していたが、そろそろきちんと修繕したい」とのご相談を、街の屋根やさんへいただきました。
さっそく現地へお伺いし、F様とお住まいの状況についてお話を伺ったところ、数年前に屋根全体のリフォームをされたとのことでした。
実際に拝見すると、二階・一階ともに新しい瓦調の金属屋根が施工されており、しっかりとした状態が確認できました。
しかしながら、庇の部分まではリフォーム対象外だったようで、築30年以上経過した建物特有の劣化が見受けられました。
今回修繕をご検討されるにあたり、F様は庇だけでなく破風板の傷みも気にされており、「板金工事が得意な業者」をお探しだったとのことです。
そのため、当社より破風板の板金巻きを含めたご提案をさせていただき、工事のご依頼をいただく運びとなりました。
庇については、下地の劣化が確認されたため、新たに下地を重ね張りしたうえで、外壁との取り合い部には雨仕舞のための板金施工を実施いたしました。
また、破風板部分もガルバリウム鋼板にて板金巻きを行い、耐久性と美観の両立を図っております。
近年では、デザイン性を重視して軒の出を抑えたり、庇や霧除けのない住宅も増えています。
しかし、庇は直射日光や紫外線の影響を軽減するうえで非常に有効な構造です。
外付けのため室内の温度にも影響を与えにくく、快適な住環境づくりにも役立ちます。
それでは、実際の工事の様子をご紹介いたします。
これまではガムテープで簡易的に養生していたが、そろそろきちんと修繕したい」とのご相談を、街の屋根やさんへいただきました。
さっそく現地へお伺いし、F様とお住まいの状況についてお話を伺ったところ、数年前に屋根全体のリフォームをされたとのことでした。
実際に拝見すると、二階・一階ともに新しい瓦調の金属屋根が施工されており、しっかりとした状態が確認できました。
しかしながら、庇の部分まではリフォーム対象外だったようで、築30年以上経過した建物特有の劣化が見受けられました。
今回修繕をご検討されるにあたり、F様は庇だけでなく破風板の傷みも気にされており、「板金工事が得意な業者」をお探しだったとのことです。
そのため、当社より破風板の板金巻きを含めたご提案をさせていただき、工事のご依頼をいただく運びとなりました。
庇については、下地の劣化が確認されたため、新たに下地を重ね張りしたうえで、外壁との取り合い部には雨仕舞のための板金施工を実施いたしました。
また、破風板部分もガルバリウム鋼板にて板金巻きを行い、耐久性と美観の両立を図っております。
近年では、デザイン性を重視して軒の出を抑えたり、庇や霧除けのない住宅も増えています。
しかし、庇は直射日光や紫外線の影響を軽減するうえで非常に有効な構造です。
外付けのため室内の温度にも影響を与えにくく、快適な住環境づくりにも役立ちます。
それでは、実際の工事の様子をご紹介いたします。
担当:高田
霧除けのトタンの点検調査
現地調査にお伺いした際、F様にご案内いただいたのは、捲れてしまったという庇がある建物裏手でした。
ちょうどシャッターBOXの真上に設置されている庇のトタン屋根が、台風の影響で大きく捲れてしまっており、F様ご自身でこれ以上の損傷や室内への雨漏り、さらにはご近隣への二次被害を防ぐため、応急処置としてガムテープで養生されている状態でした。
トタン屋根は、海風の影響を受ける地域などでは塩害によって錆びやすく、劣化が進行することもありますが、今回はそうした経年劣化ではなく、突発的な強風による不測の損傷と考えられます。
脚立を使用して上部から確認すると、奥に見える段違いの破風板は、以前の外装リフォーム時に板金で巻かれていることがわかりました。
しかしながら、今回問題となっている庇のトタン屋根が、その板金で巻かれた破風板の下端部分に差し込まれるように取り付けられていたため、既存の構造上、補修・交換作業が非常に困難な状況となっておりました。
お客様のご了承をいただいたうえで、下地の損傷状況を確認するため、一時的にガムテープを外し、庇のトタンをめくって内部を確認いたしました。
下地はバラ板で構成されており、垂木に釘で固定されている造りでしたが、その釘のほとんどに赤錆が発生していることが確認できました。
さらに、下地木部も全体的に黒ずんでおり、令和元年の房総半島台風以前からすでに劣化が進行していたものと考えられます。
おそらく、過去の強風や吹き込みを伴う降雨の影響で、少しずつ湿気が浸透し、時間をかけて内部まで傷みが広がっていた可能性が高い状況でした。
今回の施工を難しくしている要因のひとつが、庇の左側面にある段違い部分の破風板です。
ここは既存の破風板が庇の上にかぶさる形で設置されており、雨仕舞い処理が施されていました。
庇そのものは雨押え板金を加工・設置することで問題なく納められるのですが、破風板の下端が外壁まで横に伸びているため、この部分にガルバリウム鋼板製の平板を現場で正確に加工・取り付けなければ、F様がご希望されている「破風板の板金巻き工事」を行うことができません。
もともと破風板金巻き工事とは、木製の破風板をガルバリウム鋼板(厚さ0.35mm程度)で覆い、経年劣化により塗装メンテナンスが困難になった破風板を保護する工事です。
これにより、雨水の吸い込みや腐食を防ぎつつ、外観の美しさや建物全体の統一感を向上させることができます。
長年の風雨により木部が劣化し、雨水を吸い込むようになってしまった破風板は、塗装では十分な補修効果が得られなくなる場合があります。
そのような場合、破風板を交換する方法もありますが、既存の破風を生かして板金で覆う「破風板金巻き工事」は、コスト面・耐久性の両面からも非常に有効な選択肢です。
それでは、実際の施工の様子をご紹介いたします。
霧除けのトタンの改修工事
既存の鋼板屋根を撤去
まずは、既存の鋼板屋根をすべて撤去する作業から開始いたしました。
モルタル外壁側は屋根材が内部に立ち上がるように取り付けられており、外壁を斫らない限り完全な撤去ができない構造でした。
そのため、今回は見える範囲で丁寧にカットし、最終的に雨仕舞として雨押え板金を新たに設置する計画といたしました。
下地の状態を確認したところ、表面からは見えなかった部分については比較的傷みが少なく保たれておりました。
しかし、既存の鋼板屋根がめくれていた周辺では雨水の浸透により木部が黒ずみ、腐食が始まりつつある箇所も見受けられました。
幸いにも施工可能な範囲であり、F様が早めに街の屋根やさんへご相談くださったことで、大掛かりな補修に至る前に対応ができ、一安心です。
室内への雨漏りも確認されず、ご近隣への被害が出る前に修繕を行うことができました。
お住まいのメンテナンスは、損傷が進行してからでは工事範囲が広がり、費用も高額になってしまうケースが少なくありません。
また、状態によってはご希望の施工方法が取れない場合もございます。
そのため、屋根や外壁などに異常を感じられた際は、できるだけ早めに専門業者へご相談いただき、修繕計画を立てることをおすすめいたします。
構造用合板を設置
既存の板金をすべて撤去した後、新たに構造用合板を設置していきます。
写真左側の赤い矢印部分には、あらかじめ墨出しを行い、そのラインに沿って新設した下地へ釘を打ち込み、しっかりと固定いたします。
固定後は、防水層として遅粘着性改質アスファルトルーフィング「タディスセルフ」を敷設します。
外壁との取り合い部分については、ルーフィングを立ち上げて張り込み、雨仕舞を確実に行いました。
街の屋根やさんでは、屋根カバー工事などで多く採用している田島ルーフィング社製の「タディスセルフ」。
特に勾配が緩い屋根においては、一般的な非粘着タイプのルーフィングに比べて下地への密着性が高く、釘穴まわりまでしっかりと自己粘着して防水性を確保できる優れたルーフィング材です。
信頼性と耐久性の両面から見ても、非常におすすめの防水下地材といえます。
破風板の板金巻き作業
こちらは、現地で加工した平板の板金を軒天部分との取り合いに設置している様子です。
現場での正確な採寸のもと、職人さんがガルバリウム鋼板製の平板を丁寧に加工し、隙間なく美しく取り付けることができました。
続いて、破風板の板金巻き作業を行います。
板金をしっかりと固定できる位置を確認しながら、釘を確実に効かせて破風板へと固定していきます。
また、野地板側に向けて板金へ“返し”を設けることで、雨水の突き上げや吹き込みを防ぐ構造としました。
最後に、新たなガルバリウム鋼板製の屋根を設置し、庇全体の納まりを整えております。
これにより、美観と耐久性の両立が図られ、今後の風雨にも安心してお過ごしいただける仕上がりとなりました。
ガルバリウム鋼板製屋根材を設置
F様にお選びいただいたこげ茶色のガルバリウム鋼板製屋根材を設置し、しっかりと掴み固定していきます。
落ち着いた色合いが外壁ともよく調和し、美しい仕上がりとなりました。
取り合い部分の処理として、側面の破風板との接合部やモルタル外壁との際は、そのままでは雨水が侵入する恐れがあります。
そのため、まず「捨て板金」を設置したうえで「雨押え板金」を取り付け、確実な雨仕舞処理を施しました。
さらに、板金同士の取り合いや微細な隙間が生じる部分については、高耐候性のコーキング材で丁寧に充填し、防水性を一層高めています。
これにより、雨水の侵入リスクを防ぎながら、長期にわたって安心してお過ごしいただける庇へと仕上がりました。
コーキング処理
軒天部分に加工して設置した板金も含め、取り合い部分には丁寧にコーキング処理を施し、確実な雨仕舞を行いました。
F様邸は少し高台に建っているため、風の強い日には突き上げるような強風が直接建物に当たることがあるとのことです。
そのため、施工は細部まで丁寧に行い、今回のような被害が再び起こらないよう、しっかりと対策を施しました。
これにより、今後も安心してお過ごしいただける状態に仕上がっています。
完工
相模原市緑区青根のF様邸における庇改修工事が無事に竣工いたしました。
新たにガルバリウム鋼板製の屋根を取り付け、破風板や外壁との取り合い部分には板金による確実な雨仕舞処理を施してありますので、安心してお過ごしいただけます。
ただし、コーキングは使用環境や経年により劣化して切れが生じる場合があります。
その際には、再度コーキングの打ち直しが必要となります。
F様邸では、二階・一階の屋根は以前の外壁塗装時に施工済みでしたが、小さな庇部分については施工の提案自体がなかったとのことです。
庇や霧除けの改修、さらには破風板の板金巻きまで対応できる施工店を探されていたF様には、今回の仕上がりに大変ご満足いただき、感謝のお言葉も頂戴いたしました。
このたびは当社をご利用いただき、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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