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マンサード屋根の特徴と腰折れ部からの雨漏り防止対策を徹底しましょう
皆さんのお住まいから周りを見回してみると、様々な屋根形状のお住まいが建ち並んでいますよね?切妻屋根や寄棟屋根は代表的ですが、2つの屋根形状が組み合わさっているお住まいなどもあり全く同じ家というものはかえって少ないかと思います。その中でも目を留めがちなのはあまり見ない屋根形状の住宅です。屋根形状は非常に多く分類されていますが、マンサード屋根やギャンブレル屋根と聞くとその形状が想像できませんよね?しかし皆さんも生活の中でもしかすると一度は見たことがあるかもしれません。
今回は国外から伝わった屋根形状についてご紹介したいと思います。
1.マンサード屋根・ギャンブレル屋根とは?
あまり耳にすることのないマンサード屋根・ギャンブレル屋根ですが、形状は
マンサード屋根
寄棟屋根で途中から屋根面が折れ急勾配になる屋根形状(正式名称:外側四面寄棟二段勾配屋根)
ギャンブレル屋根
切妻屋根で途中から屋根面が折れ急勾配になる屋根形状(正式名称:二面切妻二段勾配屋根)
ということで、これらの違いは2面か4面かという事です。正式名称で考えると想像できますが、マンサード・ギャンブレルだけでは全く分かりませんよね?
そもそもマンサード屋根は17世紀、フランスの建築家フランソワ・マンサールが考案し日本に伝わった経緯があります。ギャンブレル屋根は18世紀ころイギリスなどヨーロッパからアメリカに伝わり日本でも導入された経緯があることから日本生まれではありませんし、目にする機会は少ない屋根形状です。
ちなみに日本で知られる屋根形状はというと【腰折れ屋根】です。これはいわゆるギャンブレル屋根と同じ形状といわれていますが、腰折れ屋根は左右対称ではないことが多々あります。これは狭小敷地にありがちな北側斜線をクリアするために腰折れ屋根を導入しているケースが多い為です。
2.屋根勾配が違うことによるメリット・デメリット
マンサード屋根のような緩勾配と急勾配のどちらも持つ屋根材は急勾配部分で雨水を勢いよく排水するため屋根材を傷めず雨漏りも起こしにくい仕様になっています。また三角屋根とは違い途中から急勾配になるため、小屋裏スペースを広くとることが可能です。もちろん北側斜線等の建築条件に対しても、急勾配部分の傾斜を変えるだけで対応可能ですので、狭小地域にもピッタリです。最後にマンサード屋根等はあまり見る機会がないほど採用されていませんので、屋根形状にこだわりたい、お洒落に仕上げたい場合に一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?
もちろんマンサード屋根等を採用する場合には注意点を理解しておく必要があります。まず緩勾配の屋根面積が自ずと小さくなりますので、太陽光パネルの設置は不向きです。またこれは屋根形状の問題ですが、屋根の折れた部分は通気性が悪く湿気が溜まりやすい傾向にあり、施工方法次第では結露で屋根下地が腐食してしまう可能性も高いです。最後に施工上の問題で、屋根面の折れた部分は適切な処理を施さないと雨漏りを起こしてしまう可能性が高くなります。また折れる屋根面上部の端は一番傷みやすい場所ですので、経年劣化に注意しましょう。
3.マンサード屋根等の補修方法
マンサード屋根等の補修に関して最も大事なことは施工経験のある屋根工事業者を見極めるという事です。腰折れ屋根を採用する必要がない地域もありますので、施工したことが無いという業者ももちろん存在します。まずはどういった補修方法を行うのかしっかり説明をしてもらい、本当に信用できるのかを確認しましょう。
またマンサード屋根等の補修注意点はやはり腰折れ部です。腰折れ部分には専用の腰折れ板金を使用するケースと使用しないケースで分かれますが、正しい施工さえ行っていればどちらであろうと雨漏りを起こすことはありませんので仕様よりも施工方法の方が大事です。
また屋根材が劣化しないよう日々のメンテナンスが必要です。苔や汚れの付着が目立ってきた、色あせや雨染みがみられるようになったなど、屋根を確認するようなタイミングで屋根塗装メンテナンスを行いましょう。
4.まとめ
マンサード屋根やギャンブレル屋根は特殊な屋根形状のように思われがちですが、切妻屋根や寄棟屋根とほんの少し違いがあるだけです。しかしそのわずかな違いが建築条件をクリアするための
方法だったり、雨漏りのリスクを高める原因であったりするため違いはしっかり把握しておくことが重要です。
私たち街の屋根やさんでは狭小地で梯子調査が難しい屋根もドローンで状態確認をさせていただきます(点検・お見積りは無料にて承っております)。またマンサード屋根・ギャンブレル屋根・腰折れ屋根の施工実績もありますので、お住まい屋根の状態が気になる方はお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2020年10月20日時点での費用となります。
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