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川崎市多摩区三田で浮いていると指摘された棟板金は補強工事をおこないます
川崎市多摩区三田で屋根の調査をおこないました。スレート葺きの切り妻屋根で、屋根面と屋根面が合わさった部分に一直線に取り付けてあるのが棟板金です。今回のお問合せのきっかけは、この棟板金が浮いているので直した方が良い、と近くで工事をしているという業者が訪ねてきて言われたそうです。スレートの棟板金は経年によって下地の貫板が劣化して釘が抜けたりしてしまいますので、状況を確認する為に屋根に上って状態を確認します。
スレート屋根の棟板金
屋根に葺いてあるスレートは定期的に塗装工事でのメンテナンスが必要な屋根材です。塗装工事をおこなわないと表面の撥水性が落ちてしまい、コケが付着したり雨水を吸い込んでしまうので、反りや割れに繋がってしまいます。今まで一度もメンテナンスをしたことが無いそうですが、今の所それ程酷い状態にはなっていませんでした。
スレート自体は問題ありませんので、指摘されたという棟板金を確認してみます。浮いていると言われた部分は棟板金が重なったところで、浮いたように見えるだけかと思いましたが、下になっている部分も浮いています。
板金は浮いていますが下地になっている貫板と棟板金自体はしっかりと固定されていますので、簡単に飛ばされることは有りません。
棟板金を固定する釘が抜けています
矢印の先で丸く穴が空いている部分は釘が抜けた跡です。穴の回りを見ると傷なども付いていませんので自然に抜けた様です。釘が抜ける理由は、下地の貫板が腐食している場合です。しかし、貫板の状態を確認しましたが傷みは出ていませんでしたので、最初からしっかりと下地の貫板に釘が打たれていない事もあります。最初の内は良いのですが釘が貫板をかする様に打たれていると年数が経過すると共に釘が抜けてしまいます。
川崎市多摩区三田で調査したスレート葺き屋根は、指摘された部分に問題は有りませんでしたので棟板金交換工事ではなく、釘がしっかりと止まっていないところにビスを打って補強する工事のご提案をいたしました。
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- 施工内容
- 屋根カバー工法
- 築年数
- 約15年程
- 使用材料
- IG工業 スーパーガルテクト
色:Sシェイドモスグリーン
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