ジンカリウム鋼板とは？屋根材としてのメリット・デメリットや塗装の必要性をご紹介！

　一昔前、金属屋根材の主流と言えば「トタン」でした。
　しかし、トタンは屋根材としては耐久性・耐錆性が十分でない事から、現在では「ガルバリウム鋼板」が主流となっています(#^^#)

　ですが、金属屋根材の中にはガルバリウム鋼板以外にも「ジンカリウム鋼板」という種類も存在し、さらにガルバリウム鋼板には無い特有のメリットも備えています😊

　今回は、ジンカリウム鋼板の屋根材としてのメリット・デメリットと併せて、塗装メンテナンスの必要性についてご紹介致します(^^)/

ジンカリウム鋼板とは｜特徴・メリット

　ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と同様のアルミニウム・亜鉛・シリコンによるめっきが施され、石粒が吹き付けられた金属素材です。
　その為、実はガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の違いは「表面に石粒が吹き付けられているかどうか」の違いしかありません！

　ですが、ジンカリウム鋼板は吹き付けられた石粒による様々なメリットがあります。

　まず、ジンカリウム鋼板は吹き付けられた石粒により、デザイン性が高い屋根材と言えます。
　金属屋根材は無機質な印象が大きいですがジンカリウム鋼板はカラーバリエーションも豊富で、一見して金属屋根材には見えないお洒落な景観を演出する事が出来ます。

　また、吹き付けられた石粒は雨音を低減する効果もありますので、金属屋根材に心配される事の多い遮音性の低さをカバーしてくれます。

　さらに、ガルバリウム鋼板と同様の組成であるめっきが施されている事から耐久性・耐錆性にも非常に優れ、金属屋根材特有の軽量性も兼ね備えている事も大きな魅力です！

ジンカリウム鋼板のデメリットとは？

　上記の通り、ジンカリウム鋼板は屋根材として様々なメリットを持っていますが、同時にデメリットも抱えていますで注意が必要です。

　まず、ジンカリウム鋼板屋根材には「断熱材一体型の屋根材」がありません。
　これは、吹き付けられた石粒が断熱材の効果を発揮する為ですが、その断熱性はガルバリウム鋼板屋根材などの断熱材一体型の屋根材に劣ります。

　その為、断熱性に不安がある場合には、断熱材を別途購入・設置する必要があります(>_<)

　また、ジンカリウム鋼板に吹き付けられた石粒の剥離にも注意が必要です！
　年数が経過していくうちに徐々に落ち着いていきますが、施工直後は雨樋などに落ちた石粒の清掃が必要となる場合があります。

　ジンカリウム鋼板屋根材をご検討される場合、断熱性や石粒の剥離のデメリットを考慮する必要があります😥

ジンカリウム鋼板屋根材の塗装の必要性・コスト

　まず、ジンカリウム鋼板屋根材はガルバリウム鋼板屋根材と比較して高額といえます(>_<)

　しかし、表面に施された石粒による保護効果によって、ジンカリウム鋼板屋根材は塗装メンテナンスの必要はありません！
　その為、15年に1度を目安に塗装メンテナンスを必要とするガルバリウム鋼板屋根材よりも、将来的なメンテナンスの手間・費用を削減する事が可能です(#^^#)

　導入コストが大きいジンカリウム鋼板屋根材ですが、将来的なメンテナンスコストを含めて比較するとガルバリウム鋼板屋根材よりもトータルコストを安く抑えられる場合があります！
　ガルバリウム鋼板屋根材とジンカリウム鋼板屋根材を費用面で比較する場合には、導入コスト・メンテナンスコストを併せたトータルコストで比較する様にしましょうね(^^♪

ジンカリウム鋼板屋根材を使用した屋根リフォームもお任せください！

　ジンカリウム鋼板屋根材は断熱性の不安・席粒の剥離などの注意点もありますが、デザイン性・耐久性・軽量性に優れた金属屋根材です。
　また、トータルコストが大きい面もありますが、塗装メンテナンスを必要としない事から将来的なメンテナンスコスト・手間を抑えられる点も大きな魅力です。

　金属屋根材を使用した葺き替え・カバー工法をお考えの方がおられましたら、ぜひ一度ご検討ください！

　私達、街の屋根やんさんはジンカリウム鋼板を使用した屋根葺き替え・屋根カバー工法の施工実績も豊富にございます！
　点検～お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、ぜひお気軽にご相談下さい(^^)/

　◆参考費用
　　屋根葺き替え工事（１㎡あたり）
　　税込 14,300円～

　　屋根カバー工法（１㎡あたり）
　　税込み 9,900円～