屋根の下地材「野地板」とは？場所・役割から種類まで詳しく解説！

　屋根の寿命・耐用年数を最大限延ばす為には、塗装メンテナンスや補修工事は必要不可欠です！
　しかし、忘れてはいけないのが屋根の下地材である「野地板」の存在です(>_<)　

　野地板の劣化進行・腐食は屋根全体の耐久性を低下させ、屋根材の落下被害にも繋がります。

　そこで、この記事では屋根の下地材である「野地板」の場所・役割からその種類・特徴まで詳しい情報を解説いたします！

「野地板」の場所・役割とは？

　野地板は屋根の骨組みである「垂木」の上に取り付けられる部材であり、その上に防水紙（ルーフィング）や瓦・化粧スレートなどの屋根材が固定されます！

　まず、主な役割として挙げられるが屋根材を支えることです(^^)/
　屋根材は野地板にしっかりと固定されることで安定し、強い風や雨に耐えられるようなっています。

　また、野地板というしっかりとした土台があることで屋根の強度が向上し、それが建物全体の耐久性を高めています。
　野地板は屋根材と骨組みの間に位置し、屋根全体を支える土台として非常に重要な役割を担っています(^^)/

　しかし、非常に重要な役割を担う一方で、普段屋根材の下に隠れている野地板は存在感があまりありません(>_<)
　この記事をご覧になるまで野地板の存在を知らなかったと言う方も多いのではないでしょうか。

　野地板の耐用年数は約30年程と言われていますが、雨漏りなどの影響を受けてしまう事で著しく劣化・腐食が進行してしまうリスクがあります。
　著しく腐食が進行してしまいますと屋根の構造部の耐久性を低下させ、屋根材の飛散被害も招く危険性も高くなります。

　定期的な点検・メンテナンスを行う事で、雨漏りを未然に防ぎ野地板の状態をしっかりと把握しておくことが大切です！

野地板の種類｜「バラ板」「構造用合板」の違いとは？

　野地板には大きく分けて「バラ板」「構造用合板」といった２つの種類があります！

　まず、バラ板は幅90~120mm程度の杉板を隙間を空けて並べる様に野地板が造られます！
　主に築40年以上の築年数が経過した住宅で使用され、杉板同士の「隙間」によって通気性が非常に優れています。

　その為、劣化・腐食を抑えられる事がメリットです(#^^#)
　しかし、後述する構造用合板と比較して強度は劣り、防水技術も進歩している現代ではほとんど使用されなくなっています。

　一方、構造用合板は現代の戸建て住宅で最も一般的に使用される野地板です！

　厚さ12mm以上、サイズ910mm×1820mm（畳と同じサイズ）の合板を屋根全体に敷き詰める様に野地板を造っていきます。

　薄い板状の素材を重ね合わせて造られる為、耐久性・強度に優れています😊
　また、バラ板と比較して軽量に仕上がる事で、お住まいの耐震性向上にも繋がります(#^^#)

　劣化が進行しにくい特徴を持っているバラ板ですが、現在使用されている住宅の多くは築40年を経過しているお住まいです！
　バラ板が使用されているお住まいは、野地板を含め屋根全体の劣化が進行している可能性が高いと言えますので注意しましょう(>_<)

屋根からの雨漏り被害の影響を一番に受ける野地板

　ここまで、野地板の特徴から種類まで詳しい情報を解説させて頂きました！
　そうした中、注意が必要なのが「野地板」は屋根からの雨漏り被害を一番に受ける部材であるという事です😥

　屋根から雨漏りが生じているという事は防水紙が機能していない事を意味しますが、その直下にあるのは野地板です。
　その為、野地板は雨漏りの被害を一番に受けてしまう場所と言えます(>_<)

　水分の吸水は野地板の腐食を招き、屋根材を固定する力や屋根自体の耐久性の低下を招きます！
　放置してしてしまいますと被害や必要となる工事規模の拡大にも繋がってしまいます。

　屋内で雨漏りを確認した場合は室内への被害はもちろん、屋根の構造部である「野地板」にダメージが生じている可能性がある事を念頭に置いてきましょう！

　私達、街の屋根やさんは雨漏り修繕工事の施工実績も豊富にございます(^^)/
　点検～お見積りの作成まで無料にて実施させてさせて頂きますので、雨漏りにお困りの方がおられましたらまずはお気軽にご相談下さい！