野地板の耐用年数は何年？屋根の葺き替え・葺き直しでリフォーム！

屋根の下には「野地板（のじいた）」という大切な下地材があり、普段は見えない部分ですが屋根材をしっかり支える重要な役割を果たしています(^^♪

この野地板が劣化してしまうと、雨漏りや屋根のたわみといった深刻なトラブルに発展することもあります。
今回は、野地板の役割や劣化のサイン、耐用年数、そしてメンテナンス方法について詳しく解説いたします！

野地板ってなに？屋根を支える重要な部分

「野地板（のじいた）」とは、屋根材の下に張られている下地の板のことです。
屋根の表面に見える瓦やスレートを支える、いわば“屋根の土台”のような存在と言えます(#^^#)

昔は「杉板（バラ板）」などの無垢材がよく使われていましたが、現在では耐久性や防水性が高く施工性にも優れている「構造用合板」が良く使用されます。

野地板は屋根材の荷重を受け止め、雨や風の力を分散させて建物全体を守る大切な役割を担っています。
そのため、劣化してしまうと屋根全体の強度が低下し、雨漏りや屋根材の飛散などのトラブルにもつながることがあります(>_<)

野地板の劣化症状｜放置すると危険な理由

画像は、横浜市旭区のお住まいで撮影をさせていただいた著しく腐食した野地板です。

野地板の劣化は、屋根の見た目だけでは分かりにくいのが厄介なところです。
主な劣化の原因は「雨水の浸入」「湿気」「経年劣化」など。

これらが進行すると、次のような症状が見られます。

• ・雨漏りの発生
• ・屋根の一部のたわみ
• ・強風時における屋根の飛散

特に屋根からの雨漏りを放置してしまうと、野地板が腐食して屋根の強度が一気に低下してしまいます。
この状態を放っておくと屋根材を支えきれず、台風や大雨時に屋根の一部が破損することもあります(>_<)

だからこそ、早めの点検と補修が大切なんですよ(^^♪

野地板の耐用年数はどれくらい？

野地板の耐用年数は素材や環境によって異なりますが、一般的には20〜30年程度といわれています。

また、野地板は屋根からの雨漏りによって一番最初に被害を受ける場所です。
そのため、防水紙や屋根材の異常によって浸水被害が発生している場合、それより早くに腐食が進行してしまうケースもあります。

雨漏りは室内への浸水被害も深刻ですが、屋根の構造部への影響も非常に大きいです。
そうした事態を防ぐためにも、やはり定期的な屋根の点検は大切ですね(^^♪

野地板のメンテナンスが出来る工事｜「葺き替え」「葺き直し」

野地板が劣化している場合は、屋根のリフォーム工事で対応します。代表的なのが「葺き替え工事」と「葺き直し工事」です。

• ●葺き替え工事：
  屋根材と下地（野地板）をすべて撤去し、新しく交換する工法。野地板が腐っていた場合に最も確実な方法です。
• ●葺き直し工事（瓦屋根限定）：
  既存の瓦を再利用し、下地部分（野地板や防水シート）を新しくする工法。瓦屋根で多く採用されています。

どちらの工法も、野地板のメンテナンスをすることで屋根の強度が回復する事が出来ます。
「最近屋根がたわんで見える」「天井にシミができた」などのサインがあれば、早めの点検をおすすめします(^^♪

まとめ

屋根の下に隠れた「野地板」は、普段は目にすることがないため傷みを見逃しがちです。
雨漏りやたわみが進むと、建物全体の耐久性にも影響してしまいます(>_<)

定期的な点検と併せ、葺き替え・葺き直しといった適切な工事でメンテナンスを行う事が出来ます。
見えない部分だからこそ、しっかりと気にかけてあげましょう！

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