相模原市で確認された棟板金の浮き被害とは？屋根修理が必要な危険サインを解説

棟板金の浮きは屋根からの重要な警告サインです

屋根の一番高い位置に取り付けられている棟板金は、屋根全体を雨風から守る非常に重要な部材です。

相模原市で点検を行った住宅では、棟板金が浮き上がり、明らかな隙間が発生している状態が確認されました。

このような状態は見た目以上に深刻で、屋根修理が必要なサインといえます。

棟板金とはどのような役割を持つ部材か

棟板金は屋根面と屋根面が合わさる棟部分を覆う金属製のカバーです。

内部には貫板と呼ばれる下地材があり、そこに固定されることで屋根の頂部を保護しています。

棟板金が健全な状態であれば雨水の侵入を防ぎ、屋根の耐久性を保つ役割を果たします。

しかし、固定力が低下すると浮きや剥がれが生じてしまいます。

相模原市で確認された棟板金の浮き被害の状況

今回の現場では、棟板金が本来密着しているはずの屋根材から浮き上がっていました。

数ミリの隙間は一般的にあり、むしろなくてはならない隙間ですが、2～3センチの隙間であれば劣化や不具合の影響が考えられます。

棟板金の端部に影ができるほど隙間があり、手で触れると動く状態でした。

このような浮きは、強風時に棟板金が飛散するリスクが高い状態です。

指が入るほどの隙間は非常に危険です

棟板金の浮き具合を確認すると、指の太さほどの隙間が確認できました。

この隙間は雨水が簡単に侵入できる大きさです。

棟板金の隙間から雨水が入り込むと、内部の貫板が腐食し、屋根全体の劣化が加速します。

表面上は問題がなさそうに見えても、内部では深刻なダメージが進行している可能性があります。

棟板金の隙間から下地が露出していました

さらに確認を進めると、棟板金の下にある下地材が見えている状態でした。

本来、下地材は棟板金で完全に覆われている必要があります。

下地が露出している状態が続くと、固定力が弱まって棟板金が飛散する恐れが高くなります。

スレート屋根では棟板金被害は注意が必要です

今回の住宅はスレート屋根が採用されていました。

スレート屋根は軽量で耐震性に優れていますが、棟板金の固定は釘やビスに頼っています。

そのため、経年劣化や風の影響で棟板金だけが先に傷むケースが多い屋根材です。

屋根全体から見た棟板金の浮きの様子

離れた位置から屋根全体を確認すると、棟板金は浮いているようには見えません。

様々な角度から見てみないと、どこで不具合が起きているのか発見が難しくなってしまうので、調査時にはいろんな方面から屋根を見させていただいています。

なぜ棟板金は浮いてしまうのか

棟板金が浮く原因は一つではありません。

主な原因は以下の通りです。

釘の浮きや抜け。

貫板の腐食。

強風や台風による影響。

施工時の固定不足。

特に風の影響を受けやすい地域では、棟板金被害が発生しやすい傾向があります。

棟板金の浮きを放置すると起こる被害

棟板金の浮きを放置すると、被害は確実に拡大します。

雨水が侵入し、下地が腐食します。

やがて雨漏りが発生します。

最悪の場合、強風で棟板金が飛散し、近隣住宅や通行人に被害を与える恐れもあります。

屋根修理の費用も、早期対応と比べて高額になりがちです。

屋根修理で行う棟板金の適切な対処方法

棟板金の浮き被害に対する屋根修理では、状態に応じた対応が必要です。

軽度の場合は、ビスによる再固定を行います。

下地が劣化している場合は、貫板の交換が必要です。

棟板金自体が変形している場合は交換工事が最適です。

表面だけ直す応急処置では根本解決にはなりません。

専門業者による点検が重要な理由

棟板金の状態は地上から確認することが困難です。

無理に屋根に上ると転落の危険があります。

屋根専門業者である街の屋根やさんでは、安全に配慮した屋根点検を行い、必要な屋根修理をご提案しています。

相模原市で撮影された今回の写真も、点検時に確認されたものです。

相模原市で屋根修理を検討されている方へ

普段あまり屋根を注意して確認することは少ないので、気が付かないうちに棟板金の劣化が進んでいる可能性があります。

屋根修理 棟板金というキーワードで調べている方は、すでに屋根に不安を感じている状態です。

違和感を覚えた時点で点検を行うことが、住まいを長持ちさせる最大のポイントです。

まとめ

棟板金の浮き被害は、屋根からの重要な警告です。

小さな隙間でも雨水は確実に侵入します。

放置すれば雨漏りや飛散事故につながります。

棟板金の浮きが確認された場合、早めの屋根修理が重要です。

屋根専門業者である街の屋根やさんでは、安心できる屋根点検と適切な修理をご提案しています。

　記事内に記載されている金額は2025年12月19日時点での費用となります。
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