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雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさん横浜へ

更新日 : 2024年02月19日

更新日 : 2024年02月19日

雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさん千葉へ

 「定期的なメンテナンスを行っていたにもかかわらず、雨漏りが起きてしまった!」
では、なぜ雨漏りが起こったのでしょうか?

 この記事では、雨漏りの原因と、雨漏りを未然に防ぐ方法について詳しく紹介します。
雨漏りは思っている以上に住宅に深刻な被害をもたらします。その危険性と原因を再認識し、雨漏り対策に力を入れましょう!

壁や天井のシミといった美観だけの問題ではありません!

棟板の飛散・瓦のずれ,天井や壁が徐々に変色

大まかに分けると雨漏りには2つのパターンがあります。 1つは台風などの暴風雨で棟板金が飛散したり、瓦がずれたりして、即座にお住まいに雨水が浸入してくるパターンです。もう1つは天井や壁の一部分が何となく変色してきたように感じていたら突然、その近辺から雫が落ちてくるパターンです。 前者は雨漏りの原因が分かりますよね? 暴風雨によって住まいが被害を受けたことで雨漏りが発生してしまったのです。

 厄介なのは後者の方で、実は以前から雨漏りが続いており、それが何ヶ月も経って室内に浸入してきたというケースが多いのです。 何ヶ月も前から雨漏りが続いていたのですから、天井裏や壁の内部が酷い状態になっていることもあります。

屋根で一体何が起きているの?雨漏りのメカニズム

屋根で一体何が起きているの雨漏りのメカニズム

お住まいにこんな症状でていませんか?

天井のシミ

壁のシミ

木材の変色

壁紙の剥がれ

雨漏りの主な原因

屋根の不具合は致命的少しの不具合でも雨漏りに繋がります!

棟板金の浮きや剥がれ

棟板金の飛散

棟板金の浮いた隙間

 スレート(コロニアル、カラーベスト)屋根や金属屋根の頂部に取り付けられた棟板金は風の影響を受けやすく、暴風雨の被害に遭いやすい場所です。飛散すれば防水紙や釘穴が露出した状態になりますのでダイレクトに雨水が家屋内部へと浸入してきます。棟板金の釘が抜けたり浮いたりすることで固定できず、浮いた状態が続けば隙間から雨水が入ってきます。


屋根材の破損やずれ

スレートのズレ

割れた瓦

 スレート(コロニアル、カラーベスト)、金属、瓦、いずれも屋根材が破損したり、ずれたりすればそこから雨水が浸入してきます。 屋根材が1枚割れただけという場合は現状雨漏りが発生していない住まいもあるかと思います。しかし1枚割れたということは屋根材の重なりや釘穴は保護しきれていないため、たった1枚の破損で後々雨漏りが発生してしまうことが十分に考えられます。


屋根材の劣化

サビや傷で劣化した金属屋根

漆喰が剥がれている瓦屋根

 金属屋根では傷や経年でサビが発生し、穴が開くこともあります。スレートも経年で劣化すると防水機能がなくなります。瓦は経年劣化には強いのですが、固定している漆喰が風化し、崩れてきます。金属やスレートは定期的な塗装を、瓦は定期的な漆喰の補修を心掛けましょう。


間違った施工やメンテナンス

縁切りしていない

雨漏り防止のため縁切りする

屋根の専門業者でない場合、間違った施工をしかねません。 スレート屋根を塗装した場合、縁切りを行わない業者もいます。縁切りとは屋根材と屋根材の重なる部分に適切な隙間を作る作業で、これが行われていないと雨水や水蒸気の通り道がなくなるだけでなく、水を吸い上げる毛細管現象が発生します。

自然災害の訪れる季節の前にお住まいの点検やメンテナンスが安心です!街の屋根やさんは点検無料です!

 同様の現象が瓦にラバーロック工法を施した場合にも起きることがあります。瓦は長く使用していると隣り合った瓦同士がぶつかりあい、角がなくなりずれやすくなります。 このずれを極力抑えるために瓦をコーキング材で固定するのですが、瓦の全方向にコーキング材を施工すると毛細管現象が起き雨漏りに発展する可能性が高くなります。太陽光発電パネルを設置した場合なども注意が必要です。屋根に詳しくない業者が設置した場合、屋根を壊してしまったり、変な固定の仕方をしてダメージを与えてしまうこともあります。

ラバーロック工法(瓦の全方向にコーキング材を施工)でも毛細管現象が発生しやすい

太陽光発電パネルを設置した場合なども注意が必要


外壁やベランダなど屋根以外の不具合も雨漏りの原因になるんです!

外壁からの雨漏り

コーキングが劣化し痩せてひび割れ

外壁のクラック(亀裂)

 外壁と外壁の繋ぎ目の部分や窓枠に使用されているコーキングが劣化し、痩せたり、ひび割れを起こしたりすると、そこから雨水が浸入してきます。 また、外壁にできたクラック(亀裂)からも浸入してきます。クラックが微細なうちはまだ良いのですが、ハガキ程度の厚さになると危険です。クラックを見つけた場合は広がっていないか、定期的に点検してあげましょう。コーキングの点検もたまにしてあげてください。


ベランダやバルコニー、陸屋根からの雨漏り

勾配がほぼなく、水が溜まりやすい構造

勾配がほぼなく、水が溜まりやすい構造

 勾配がほぼなく、水が溜まりやすい構造をしているのがベランダやバルコニーです。人が歩いても大丈夫なように造られていることから、とても頑丈そうに見えますが、中の防水層はとても薄いので、強い衝撃を与えるのは厳禁です。植木鉢を落としたりすると、傷ついてしまいます。 床面の色褪せ、ざらつき、ひび割れを発見した場合は早めにトップコートを塗布し直してください。そこから雨漏りに繋がることもあります。 ベランダやバルコニーからの雨漏りはその下にある1階の天井や壁に現れることがほとんどです。


排水口が詰まっている

排水口周辺にゴミが集まり苔が繁殖

落ち葉や枝が排水口に詰まっている

 防水面に異常が見られないからといって見落とされがちなのが排水口です。排水口はバルコニー・ベランダ、陸屋根に溜まった雨水を集め地上に流す役割を担いますが、ゴミや枝葉で詰まってしまうと排水が滞り防水面を傷め雨漏りを起こす恐れがあります。 定期的に泥土が溜まっていないか、排水口周辺にゴミがないかを確認しましょう。


雨樋からの雨漏り

雨樋に落葉が詰まっている

落葉で雨樋が詰まり雨水が溢れる

 雨樋というと住宅への雨漏りとは関係ないと思われがちですが、雨水の流れ道としての役割を担う雨樋は住まいとも密接な関係にあります。そもそも樋は屋根からの雨水を一時的に受け止めスムーズに地上に流すための部位です。しかしゴミや葉が詰まることで雨水の流れは変わります。詰まった末に雨水が溢れだせば通常あたるはずのない外壁に雨水がかかり、クラックから雨漏りを引き起こす可能性も十分に高くなってしまいます。


谷樋からの雨漏り

 耳にする機会が少ないかとは思いますが谷樋も要注意です。谷樋とは流れの向きが違う屋根間にある溝の板金を指します。切妻屋根や寄棟屋根等シンプルな形状の屋根にはありませんが、近年おしゃれな屋根が増加する上で谷樋があるお住まいも非常に増えてきております。

谷樋にはステンレス、ガルバリウム鋼板、銅等耐久性の高い素材が使用されておりますが、錆や腐食による穴あきから雨漏りを起こす可能性が非常に高くなります。また屋根と谷樋間にゴミが詰まることでオーバーフローを起こし雨漏りが起きる事もあります。

錆や腐食による穴あき

谷樋にゴミが詰まりオーバーフロー

 ガルバリウム鋼板は塗装できるため、屋根に合わせて塗り替えられることがほとんどですが、腐食しにくいステンレス、銅も定期的に見て必要に応じて交換を行うことがオススメです。 ちなみに谷樋を交換する場合、周りの屋根材は全て剥がさなくてはなりませんので雨漏りに関わらず屋根葺き替えのタイミングに合わせて交換を検討しましょう。


雨漏りじゃない室内への漏水

水道管や排水管からも漏水の可能性がある

 雨水が室内へ浸入しなくても、天井や壁に雨漏りのようなシミができることがあります。このような場合はお住まいの中を通っている水道管や排水管からの漏水を疑ってください。水道管や排水管も経年で劣化していくので、継ぎ目などから漏水してしまうこともあります。外部からの浸入とは違い、お住まい内部は防水されているわけではないので、シミはどんどん広がっていきます。 このようなケースでは水道メーターのパイロット部分を確認してみましょう。水を使用していないのにパイロットが回転していた場合、漏水の可能性大です。


台風や暴風雨、積雪時のみの雨漏り…そんな特殊な気象条件が原因の雨漏りも!

台風や暴風雨の時のみ雨漏りする

 普段の雨では全く問題ないのに、強風時だけ雨漏りするといったケースもあります。これは横殴りの雨が軒天の隙間や外壁のクラックから浸入してくるためです。

風向きと強さに影響されるため、「台風通過後、天井に雨染みが出来ていて気になったが、数年経っても雨染みが広がらない」というケースもあります。外壁にクラックがある場合は補修してあげましょう。 また、雨染みが広がらないケースでも一度、点検を受けることをお勧めします。

外壁のクラック(ひび割れ)

軒天の隙間から雨が浸入

 点検を依頼される際のポイントとしては「どのような時に、どこから、どの程度の雨漏りが確認できた」かをチェックしておくことです。特殊な気象条件に限っての雨漏りは調査時に雨漏りが確認できないことが多く、補修箇所を特定することも難しくなります。 必ずその際の状況を書き記し正確に伝えられるようにしましょう。


積雪時のみ雨漏りする

 雪が雨と異なる部分は固体だということです。液体とは違い、流れ落ちずに降り積もります。解けるまである程度の時間がかかります。ある部分が解けても、他の部分に積もった雪に邪魔されて流れずに、普段とは違った部分に水が溜まることもあります。雨樋に雪が詰まると、うまく排水できずに溢れ出すこともあります。つまり、通常の雨とは水の流れが全く異なるのです。必然的に水分が屋根の上に滞留する時間も増えます。雪が屋根の上にある状態では、水が四六時中、家屋内部へ浸入する機会を伺っているようなものです。

流れ落ちずに積もった水分が四六時中家屋内部への浸入を狙っている


屋根の専門家による雨漏り補修

棟板金の浮きや剥がれ

 棟板金を新しいものへと交換します。台風などで飛散した場合は雨漏りを起こさないよう養生で応急処置をし、後で交換します。

棟板金を新しいものへ交換

飛散部分を応急処置 棟板金がどこかへ飛んでいってしまい、剥き出しになっている状態です。このままでは雨漏りしてしまうので、シートで被い、プチブルテープなどで固定します。

既存の棟板金に歪みが見られない場合は、一時的に再固定することもありますがあくまで応急処置ですので、早いうちに新たな棟板金と交換しましょう。

古い棟板金と貫板を撤去し新しいものへと交換します 貫板は木製ではなくプラスチック樹脂製のケイミュー社「タフモック」を使用しました。木製と違って腐食に強く固定力も弱まりにくいので、強風の時でも安心です。なお、釘ではなく、SUSビスで固定したので、従来よりも風に強く、変形しにくい棟板金になりました。もちろん雨水が浸入しやすく雨漏りを起こしやすい棟板金の継ぎ目は、コーキング材を打設し雨漏りの発生を防ぎます。


 今回は屋根塗装と外壁塗装もご依頼いただきました。棟板金交換後は屋根塗装を行い、写真の様に美しい屋根へと生まれ変わりました。

詳しい棟板金工事のページはこちら

屋根材の破損やずれ

ずれた部分は正常な位置に戻し、破損した部分は交換、または補修します。

ずれた屋根材は元の位置に戻し破損した屋根材部分は交換や補修

割れてしまった瓦の補修・交換

割れた瓦 こちらは割れてしまった瓦の補修の様子です。割れた部分が端の部分で、かけらもありましたので接着します。

割れた部分をしっかり接着 しっかりと接着しました。瓦の中央部分から割れてしまった場合は新しいものへと交換します。瓦によっては生産が終了しており、交換できないものもあります。

割れてしまったスレートの補修

欠けた部分をコーキング材で接着 こちらはスレートの補修の様子です。割れた部分にコーキング材を塗り、接着します。

新しい屋根材と交換することも可能 差し替えが可能であれば新しいものへ交換します。


 この段階で「雨漏りが起きていない」ことに不思議がる方もいらっしゃいますが、そもそも雨漏りを完全に防いでいるのは瓦等の屋根材ではなく防水紙です。そのため瓦が割れても防水紙に破れ等が見られなければ雨漏りは起きません。しかし瓦が割れた衝撃で防水紙も影響を受ける可能性がありますので、割れた瓦の周辺は一度剥がし防水紙の確認を行っておくことが非常に重要です。

割れた瓦の周辺は一度剥がし防水紙の確認を行っておくことが非常に重要

屋根材の劣化

劣化が表面だけであれば、スレート屋根や金属屋根の場合、屋根塗装をします。瓦屋根では漆喰の補修をします。

スレートや金属屋根の場合は屋根塗装

瓦屋根の場合は漆喰補修

屋根塗装の場合

下塗り後タスペーサーの設置(縁切り作業) 下塗り後、水捌けを向上させるため、タスペーサーで縁切りをし、最適な隙間をつくります。

中塗り、上塗りと重ね塗り 中塗り、上塗りと重ね塗りし、塗装膜を形成します。塗膜を形成することで耐久性もアップし、綺麗も長持ちします。


 4回塗り、5回塗りのほうが良いという情報もありますが、屋根材を保護する上で3回塗りが妥当です。塗り回数を増やすことで、かえって塗膜剥がれや縁切りで作った隙間を塞ぎ雨漏りを起こしてしまうといった不具合が生じる可能性もありますのでご注意ください。

詳しい屋根塗装のページはこちら

漆喰補修の場合

傷みが軽度の場合、漆喰詰め直し工事を行う 傷みが軽度の場合漆喰の詰め直し工事を行います。瓦のずれがあった場合は修正し、傷んだ漆喰を取り除いていきます。

傷んだ漆喰を取り除き新しい漆喰を詰める 取り除いた後は新しい漆喰を詰めていきます。劣化が重度な場合は、棟瓦を全て取り外して積み直す、棟瓦取り直し工事を行うこともあります。


 近年は屋根の軽量化を図り、漆喰や粘土を使用しない乾式工法の採用も増えてきておりますので、気になる方は施工業者に一度確認してみるのも良いでしょう。

漆喰や粘土を使用しない乾式工法

詳しい漆喰工事のページはこちら

乾式工法についてはこちら

雨漏りが酷く、屋根材が寿命を迎えている場合は屋根カバー工法や葺き替えを行います。

屋根カバー工法

これまでの屋根をそのまま残し、その上に新しい屋根を被せます。したがって、解体などの費用がかからずコストが抑えられます。また、屋根が二重になるので、断熱性も高くなります。

解体などの費用が抑えられ屋根が二重になるので断熱性も高い

既存の屋根材をそのまま残す

その上に防水シートと新しい屋根材を被せる

 2004年以前に施工した場合はアスベスト含有屋根材が使用されている可能性があります。アスベストは専門の知識と資格を持った業者が取り扱わなくてはならず、撤去・処分費用が高くなる可能性があります。また周辺住宅への飛散も懸念されるため、既存屋根材を剥がさない屋根カバー工法がオススメです。

詳しい屋根カバー工法のページはこちら

屋根葺き替え

古くなった屋根を解体し、新しいものへと葺き替える工事です。屋根材を全て取り外しますので、その下にある野地板なども同時にメンテナンスや補修を行うことができます。

防水紙や野地板など普段手の入れにくい部分も同時にメンテナンスや補修を行うことができる

既存の屋根を撤去

新しい屋根に葺き替える

詳しい屋根葺き替え工事のページはこちら

 屋根葺き替え工事は雨漏り被害が著しくみられ下地の改修が必要なお住まいや、瓦屋根を使用しており、軽量な屋根材へ変更したい場合にオススメです。 現在屋根葺き替え工事に使用される屋根材としてはガルバリウム鋼板製の金属屋根材が最も多いですので、断熱材と一体になっているスーパーガルテクト等や屋根表面に石粒が吹き付けられているエコグラーニ等の特性を把握し使用屋根材を選択しましょう。

スーパーガルテクトについてはこちら

エコグラーニについてはこちら

屋根の専門家による雨漏り補修

コーキングの打ち直し

 ひび割れてしまったり、痩せてしまったコーキングを新しいものにします。

劣化したコーキングをしっかりと取り除き新しいコーキングへ打ち替え

古いコーキングを取り除く ひび割れしているコーキングや痩せてしまった古いコーキングを取り除きます。取り除いた後は古くなったコーキングが目地に残されてないかを確認し、清掃します。

プライマーを塗布しコーキングを充填 コーキングより奥にあるバックアップ材に劣化がないかを確認します。傷んでいた場合はこちらも新しいものへと交換します。プライマーを塗布し、コーキングを充填し、養生を剥がしたら完成です。


 コーキング材は安価なものですと耐用年数が3~5年程度しか持ちません。高耐久な塗料で塗装を行ったとしてもコーキング材のほうが早く劣化し雨漏りのリスクが高まります。そのためコーキング材の耐久性も考慮すべきです。外壁塗装を行う場合は塗装業者にコーキング材の種類や寿命について聞いてみましょう。

クラックの補修

 クラックが大きい場合(構造クラック)にはグラインダーで削ってから、補修します。

クラックが大きい場合、グラインダーでカットしコーキング材がクラック奥まで届くようにする

クラックが大きい場合はグラインダーで削る クラックはその幅によって補修の仕方が変わります。ヘアクラックと呼ばれる細いクラックはフィラー塗装で埋めることが可能ですので、大きな補修は必要ありません。大きい場合はグラインダーで削ってから、亀裂を埋めることになります。

プライマーを塗布後、コーキング材を充填 クラックにプライマーを塗布した後、コーキング材を充填していきます。ヘラで壁面と同一の高さになるよう均します。


 クラックの補修後は一時的に目立たないにしても時間が経過するにしたがって色差を出し見栄えを損ねてしまいますので、塗装とセットで補修を行うようにしましょう。

ベランダ・バルコニーの防水工事

水が溜まりやすい場所だけに、定期的な防水工事が必要性です。

防水層に問題がなければトップコートの塗布で定期的なメンテナンスを

表面に色褪せやざらつき、軽いひび割れ 表面の色褪せやざらつき、軽いひび割れ程度ならトップコートの塗布だけで済みます。前述以上に劣化が進みますと、防水層を傷めてしまうので、大掛かりな工事が必要になります。

高圧洗浄、下地の処理後トップコートを塗布 高圧洗浄後、下地の処理をしてトップコートを塗布していきます。数回、トップコートを重ねて塗布して、防水層を厚く保護します。


 雨漏りを起こしてしまっている場合は下地の状態に合わせ防水工事で改善を図りますが、雨漏り補修を遅らせると下地まで腐食してしまいます。最悪の場合下地からやり直さなければなりませんのでご注意ください。

雨漏り箇所を特定するための「散水試験」

雨漏りは雨染みが現れた場所で起きているとは限りません

 天井・壁に異変を感じたことがきっかけで雨漏りを認識することが多いとは思いますが実はその雨漏りが、雨染みが現れた場所で起きているとは限りません。雨漏りを補修したにも関わらず直らない、雨漏りの原因がわからず補修に踏み切れない、そういったケースが雨漏りにはよく見られます。 雨漏りの補修において最も大事なのは「雨漏りの根本的な原因を特定する」ということです。天井に染みが出来たからと言ってクロスの張替を行っても、結局同じ状態になってしまうのです。

 ではどうすれば良いのか? 正しい屋根業者であればむやみやたらに補修を持ち掛けることはしません。雨水の経路が変わり更に雨漏りの特定が難しくなるからです。そのため、散水試験を実施し、雨水の入り口を特定し適切な補修を提案します。

散水試験で雨水の浸入を観察し 雨漏りの原因を突き止めます

 散水試験とは実際に雨漏りを起こしたであろうと疑われる場所に雨が降ったことを想定し水をかけます。そして屋根裏でもう一人が雨水の浸入を観察し雨漏りの原因を突き止めます。

 雨水が入るタイミングはお住まいによって異なりますので作業時間は異なりますが、高い確率で雨漏りの原因が追究出来る方法です。 しかしここでも注意点があります。屋根に詳しくない業者が散水試験を行うと、屋根の隙間に向かって水をかけることがあります。すると実際に雨漏りを起こした場所と勘違いし補修を行ってしまいます。あくまで降雨を仮定し散水試験を行うことが非常に重要なのです。

散水試験

散水試験について詳しくはこちら

ご自身で簡単にできる応急処置

 実際に雨漏りが発生してしまった際に行うべきはまず専門業者への連絡です。台風や強風によって雨漏りが生じた場合、他のお住まいでも雨漏りを起こし業者による調査が遅れる可能性があるからです。専門業者による調査を基に雨漏り補修を行うことで改善するのですが、雨漏りを起こし続けた状態のまま放置することもいけません。そこでまずは簡単にご自身で出来る応急処置・対応策をご紹介します。

1. バケツを置く 雨水が大量に入り込んでいると床が濡れて滑りやすくなるなど生活にも大きな影響が生じてしまいます。そこでまずは雨水が落ちてくる場所に中にタオルなどを入れたバケツを準備しましょう。タオルを床面に置いていると床の腐食やカビの発生を促す可能性もありますのでオススメはしておりません。直接置くようなら新聞紙に変更し、定期的に交換をしましょう。

雨水が落ちてくる場所にバケツを置く

2. 家具家電を移動させる 雨漏りによって家具家電が濡れてしまうこともあります。雨漏り箇所に近い家具家電は速やかに移動させましょう。 また雨漏りによって漏電・ショートを起こすこともありますので、使用していないようであれば家電のコンセントは抜きましょう。

雨で濡れる前に速やかに移動

3.畳をあげる・カーペットを片付ける 畳やカーペットは雨漏りで濡れると乾くまで時間がかかりますし、傷んでしまいます。 濡れた状態をそのままにすればカビも発生してしまいますので、早い段階で畳を上げる、カーペットを片付けるなどの対応をしましょう。

カビが発生する前に畳をあげたりカーペットを片付ける

雨漏りが起きた原因によっては火災保険を利用することも可能です

 雨漏りが起きた際のきっかけはチェックしておきましょう。例えば台風で棟板金が飛んでしまった、強風で雨樋が破損したことがきっかけで雨漏りが発生した等、自然災害によって生じた雨漏りや破損に対しての補修火災保険が適用になる可能性があります。火災保険の原則は「原状復旧」ですので破損した部分にのみ適用ですが、補修に必要な足場の仮設、補修で発生した残材処分費用等はあわせて申請が可能です。

火災保険を利用し修復

 雨樋の一部破損に対して全交換や、瓦屋根での雨漏りに対して金属屋根材での葺き替え等は認められていません。また経年劣化による雨漏りの発生も火災保険の使用は認められておりませんのであらかじめご承知おきください。

原状回復〇

グレードアップ×

 あくまで台風や強風等の自然災害による雨漏りや破損で、被災後3年以内に申請することが最低条件です。3年以内であれば申請可能ですが、時間が経過するにつれ経年劣化による雨漏りと判断されかねませんので、早急に申請を行うようにしましょう。

3年以内であれば申請可能

火災保険について詳しくはこちら

雨漏り補修・屋根メンテナンスは屋根に精通した屋根業者に依頼しましょう

 雨漏りが起きる原因は自然災害や経年劣化、誤った施工方法など様々です。しかし共通して言えるのは必ずとは言い切れませんが、正しいメンテナンスさえ行っていれば雨漏りを起こす可能性を0に近づけることが出来るということです

正しいメンテナンスを行えば雨漏りを起こす可能性を0に近づけることが出来る

 例えば自然災害は予想もつかない被害をお住まいへ与えることがあります。しかしもし台風前に屋根葺き替え工事を行っていれば被害が出なかったかもしれません。経年劣化にも同じことが言えます。そして適切な屋根業者にメンテナンスを依頼していれば不慮な事故は起きなかったかもしれません。

 大切なお住まいを守るためにはその建物に対してどのようなメンテナンスが必要なのかを知り、最適な時期にメンテナンスを行い、不具合を感じた時点でしっかり補修をしておくということです。そのためには正しい調査を行い、適切なメンテナンス方法を提案し、正しい施工方法を行う屋根業者に工事を依頼することです。

正しい調査、適切なメンテナンス方法を提案、正しい施工を行う屋根業者に工事を依頼することが大切

 私たち街の屋根やさんは点検・お見積りは無料にて承っており、しつこいお電話も致しません。原因不明な雨漏りは散水試験等で原因を徹底的に突き止め、雨漏り補修に努めます。

 今まで何をしても雨漏りが改善されなかった、急に雨漏りが発生してしまったが原因がわからない、補修方法について詳しく知りたい等、雨漏りに対して不安やお困りごとを抱えていらっしゃる方はぜひ一度私たち街の屋根やさんにご相談ください。

雨漏りで不安やお困りごとのある方はぜひ一度、私たち街の屋根やさんにお気軽にご相談ください!

落ち葉除けネットまとめ

●雨漏りが生じると雨染み等、美観の問題だけでは済まなくなります。雨漏りの発生期間が長ければ長いほど屋根の下地や構造部分が著しく傷んでしまいます。
●雨漏りは屋根や外壁の少しの異常で発生してしまいます。例えば屋根で棟板金が飛散してしまった等の突発的なものもあれば、外壁にクラックが入っている等の未然に防ぐことができるケースも挙げられます。
●普段雨漏りを起こさないお住まいでも特殊な条件が重なることで雨漏りが発生することがあります。滅多に降らない大雪や横殴りの雨等、雨漏りが起きたきっかけや条件をしっかり専門業者に伝えましょう。
●雨漏りを起こさないようにするには皆さんのお住まいにとって適切なメンテナンスを行っていくことです。瓦や塗装が必要なスレート屋根材等特徴を把握しておきましょう。
●雨漏りは屋根だけで起こるとは限りません。外壁やベランダ・バルコニー等すべてに雨漏りを起こす危険は隠れています。住宅点検を定期的に行い不具合がないかをチェックしましょう。
●原因がわからない状態でむやみに雨漏り補修はせず、正しい屋根業者に散水試験を依頼し雨漏りの原因を第一優先に突き止めましょう。
●雨漏りが発生した時点で大事なのは被害を拡大させないことです。室内に雨水が入り込んでいる場合様々な悪影響を引き起こしますので、ご自身で出来る応急処置を行い被害拡大防止に努めましょう。
●雨漏りや破損の原因が台風や強風等の自然災害だった場合、ご加入されている火災保険が適用になる可能性があります。被災の状況を把握し損のない復旧工事を行いましょう。
●雨漏りはお住まいに多大な悪影響を及ぼします。雨漏りを発生させないためにも正しい業者に適切なメンテナンス・補修工事を依頼するよう努めていきましょう。

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