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相模原市中央区中央にて棟板金の交換工事と併せて屋根塗装工事を実施し化粧スレート屋根をリフレッシュしました
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根塗装
築年数20年
平米数60㎡
施工期間9日間
使用材料サーモアイSi、棟板金交換
費用66万円
保証8年
ハウスメーカー地元工務店

【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
今回お問い合わせいただいたY様邸は築20年ほど経過しており、数年前に屋根塗装のメンテナンスを実施されたばかりとのことでした。
お問い合わせのきっかけは、ある日近隣を回っていた訪問業者から「屋根の板金が外れかかっている」と指摘されたことだそうです。
塗装時に屋根の総点検を受けていたため、最初は気にされなかったものの、時間が経つにつれて屋根の状態が気になり始めたとのことです。
実際に屋根を確認したところ、訪問業者が指摘した箇所には問題はありませんでした。
しかし、反対側の棟板金には傷みが見られました。
特に釘が浮いている箇所が多く、棟板金が飛散する可能性がある状態でした。
また、塗装から数年しか経っていない屋根表面でも塗膜の劣化が見受けられました。
縁切りが十分に行われていなかったことにより、化粧スレートが雨水を吸収し、塗膜が剥がれてしまった箇所も複数確認されました。
調査後、屋根から降りて撮影した状態をY様にご確認いただきながら説明した結果、今回は棟板金交換と屋根塗装工事を同時に行うこととなりました。
なお、Y様のご希望により、棟板金の下地には樹脂製の「タフモック」を使用しております。
お問い合わせのきっかけは、ある日近隣を回っていた訪問業者から「屋根の板金が外れかかっている」と指摘されたことだそうです。
塗装時に屋根の総点検を受けていたため、最初は気にされなかったものの、時間が経つにつれて屋根の状態が気になり始めたとのことです。
実際に屋根を確認したところ、訪問業者が指摘した箇所には問題はありませんでした。
しかし、反対側の棟板金には傷みが見られました。
特に釘が浮いている箇所が多く、棟板金が飛散する可能性がある状態でした。
また、塗装から数年しか経っていない屋根表面でも塗膜の劣化が見受けられました。
縁切りが十分に行われていなかったことにより、化粧スレートが雨水を吸収し、塗膜が剥がれてしまった箇所も複数確認されました。
調査後、屋根から降りて撮影した状態をY様にご確認いただきながら説明した結果、今回は棟板金交換と屋根塗装工事を同時に行うこととなりました。
なお、Y様のご希望により、棟板金の下地には樹脂製の「タフモック」を使用しております。
担当:高田
屋根の現地調査
屋根に上がり、全体を確認してみました。
まず目に入ったのは、以前塗装した際よりも明るさが失われ、屋根表面がかなり褪色していることです。
屋根塗装のメンテナンスはまだ3~4年ほど前に行われたとのことですが、屋根のどこを歩いても滑りやすく、踏ん張りが効きにくい状態でした。
さらに急勾配であることもあり、調査にはやや時間がかかりました。
前回の塗装については、シリコン系塗料を使用したという情報しか確認できていません。
次に、もう少し近くで屋根の状態を詳しく確認してみます。
写真左は、化粧スレートの重なり部分の端部を撮影したものです。
屋根塗装を行う際には通常、「縁切り」と呼ばれる工程で、雨水が逃げる通り道を確保します。
以前は、塗装後に手作業でカワスキなどを使い、重なり部分に切り込みを入れていました。
現在では、タスペーサーと呼ばれる部材を幅91cmの化粧スレートの間に差し込み、雨水の逃げ道を確保する方法が一般的です。
しかし今回の屋根では、タスペーサーが差し込まれておらず、縁切りが十分に行われていませんでした。
そのため、化粧スレートの裏側から雨水を吸い続け、表面の塗膜が剥がれて素地が見えている箇所が多く確認されます。
特に端部の変色は縁切り不足が原因であることがほとんどです。
この状態を放置すると、雨漏りにつながる可能性があります。
こちらは棟板金(雨水の侵入を防ぐ、屋根の構造を保護する役割を担う金属カバー)調査を行っている様子です。
多くの箇所で釘が浮いてしまっており、表面にはチョーキングも発生しています(写真左)。
釘の浮きによって、棟板金が十分に固定されていない箇所も多く見られ、写真右のように板金の横から手が簡単に入るほど隙間ができていました。
棟板金は風の影響を受けやすく、経年により交換が必要になる部分です。
屋根の棟板金交換作業
棟板金の交換作業は、まず既存の棟板金を撤去し、次に下地となる貫板(木材)を取り外すところから始まります。
内部の貫板を確認すると、経年によってできた隙間から雨水を吸い込み、黒く変色・腐食している部分が多く見受けられました。
今回は、腐食による早期の板金工事再施工をできるだけ避けたいとのご希望があり、従来の木製貫板ではなく、樹脂製の「タフモック」をご提案したところ、こちらを採用いただくことになりました。
タフモックの最大のメリットは、樹脂製であるため腐食しないことです。
従来の木製貫板では、ビスや釘で固定しても、受け側の木材が腐食すると、棟板金自体に問題がなくても飛散するリスクがありました。
しかし、タフモックを使用することでそのような心配は不要です。
谷や棟が複雑に入り組むY様邸の棟板金交換工事も無事完了しました。
最後にコーキングで雨仕舞を行い、次の屋根塗装工程に移ります。
屋根塗装工事
高圧洗浄
まずは、既存の屋根表面に繁殖している苔やカビ、チョーキングを残さないよう、高圧の水で丁寧に洗い流します。
汚れは一度の洗浄では落ち切らないことが多いため、通常は棟から軒先へ向けて、2~3回にわたり洗浄作業を繰り返します。
これにより、新しい塗料がしっかりと密着する状態を作ります。
屋根は一年中、最も過酷な環境にさらされる部分であり、汚れが溜まりやすい箇所でもあります。
ケレン作業
塗装の最大の目的は、お住まいを汚れや錆などのダメージから守ることにあります。
そのため、塗装前には下地の調整として「ケレン作業」を行います。
ケレン作業では、塗料がしっかり密着するように屋根表面を整えます。
これにより、強固な塗膜を形成することができるのです。
もしケレン作業を怠ると、どんなに高品質な塗料を使用しても、数年で塗膜が剥がれてしまう可能性があります。
錆止め塗布
今回の工事では、棟板金交換後に屋根塗装を行いますが、新しい板金だからといって安心せず、必ず鉄部には錆止めを塗布します。
錆止め塗料は、すでに錆が出ている部分に塗るのではなく、錆が発生しないように予防するために使用します。
そのため、新旧に関わらず、ケレン作業後に必ず塗布します。
今回は、赤さび色のエポキシ系錆止め塗料を使用しています。
下塗り~仕上げ二回塗り
今回の屋根塗装では、下塗りにスズカファインの「ベスコロフィラー」を使用し、仕上げ塗料には日本ペイントのラジカル制御型塗料「サーモアイSi」を採用しました。
色はクールブラウンです。
下塗りには、既存塗膜の剥がれが多く、下地調整が必要であることから、下地調整と下塗りの両方の役割を持つ「ベスコロフィラー」を選びました。
この下塗り塗料は、ザラザラした屋根表面を整えつつ、中塗り・上塗りの仕上げ塗料がしっかり密着するようにする特殊な塗料です。
前回の塗装では使用されていなかったタスペーサーを差し込みます(写真左)。
ただし、雨水を吸いすぎて反りがひどい箇所では、差し込んでもすぐに落ちてしまうため、設置できない場合もあります。
隙間が十分に空いている箇所であれば、雨水の逃げ道は確保されているため問題ありません。
その後、下塗りとして「ベスコロフィラー」をしっかりと塗布します。
塗装工程の中で最も重要なのは、ケレン作業や下塗りです。
実際、職人の技術や塗料の種類よりも、これらの基本工程が塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響します。
十分な乾燥時間を確保した後、いよいよ仕上げ塗装として「サーモアイSi」を塗布します。
中塗りと上塗りの二回塗りで施工します。
下塗りの「ベスコロフィラー」の効果もあり、塗膜が剥がれて素地が見えていた化粧スレートにも塗料がしっかり密着し、美しいクールブラウンに仕上がっていきます。
完工
寒川町大曲のY様邸にて、棟板金交換工事と屋根塗装工事が無事に竣工いたしました。
屋根の色は、以前の塗装と同系統のえんじ色に近い「サーモアイSi クールブラウン」を採用しました。
施工後、屋根が予想以上に美しくなったことにY様も驚かれ、大変ご満足いただけました。
また、棟板金交換工事も同時に行ったことで、今後は強風時でも板金の飛散を心配する必要がなくなりました。
さらに、樹脂製貫板「タフモック」を使用したことで、強度も向上しています。
当初は棟板金交換のみをお考えだったY様ですが、屋根塗装の必要性もご理解いただき、施工を行って良かったとお喜びいただけました。
この度は弊社をご利用いただき、誠にありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2025年10月14日時点での費用となります。
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