相模原市南区上鶴間にてお住まいの棟板金が強風で捲れたため棟板金交換工事を実施しました

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相模原市南区上鶴間にてお住まいの棟板金が強風で捲れたため棟板金交換工事を実施しました

更新日:2025年10月17日

【施工前】
棟板金交換工事前の状態

【施工後】
棟板金交換工事後の状態

築年数7年

平米数棟板金 26.7m

施工期間1日(仮設足場除く)

使用材料ヨネキン 色:ブラウン

費用31.6万円

ハウスメーカー地元工務店

台風アイコン

【お問い合わせのきっかけ】


担当:高田


相模原市南区上鶴間のM様邸では、化粧スレート屋根の棟部分にガルバリウム鋼板製の棟板金が取り付けられておりました。しかし、近頃の強風の影響と思われる被害により、大棟の棟板金が大きく捲れ上がってしまっている状態でした。
棟板金は、屋根材が交わる部分にできる隙間から雨水が浸入するのを防ぐために欠かせない部材です。
今回は、その棟板金に関する点検調査のご依頼をいただきました。
きっかけは訪問業者からの指摘だったそうですが、M様は「訪問業者による悪質なリフォーム営業が多い」とご存じであったため、信頼できる専門店として私たち《街の屋根やさん》へご相談くださいました。
現地調査を行ったところ、棟板金の大きな捲れは強風などの自然災害による影響だけでなく、捲れた箇所から雨水が入り込み、下地木材(貫板)が腐食して固定が緩み、さらに棟板金が捲れていくという悪循環が発生していることが確認できました。
棟板金は一枚で屋根全体を覆っているわけではないため、部分交換も可能ですが、腐食が進んでいる箇所も見受けられたため、今後のメンテナンス性も考慮し、全棟の棟板金交換工事をご提案いたしました。
写真を交えて詳しくご説明したところ、M様にもご納得いただき、工事をお任せいただくことになりました。
また、M様は火災保険にご加入されており、申請に必要な書類作成も弊社にてサポートいたしました。
結果、無事に保険が適用され、工事費用の一部を補填することができました。
それでは、実際の施工の様子をご紹介いたします。
相模原市南区上鶴間のM様邸では、化粧スレート屋根の棟部分にガルバリウム鋼板製の棟板金が取り付けられておりました。しかし、近頃の強風の影響と思われる被害により、大棟の棟板金が大きく捲れ上がってしまっている状態でした。
棟板金は、屋根材が交わる部分にできる隙間から雨水が浸入するのを防ぐために欠かせない部材です。
今回は、その棟板金に関する点検調査のご依頼をいただきました。
きっかけは訪問業者からの指摘だったそうですが、M様は「訪問業者による悪質なリフォーム営業が多い」とご存じであったため、信頼できる専門店として私たち《街の屋根やさん》へご相談くださいました。
現地調査を行ったところ、棟板金の大きな捲れは強風などの自然災害による影響だけでなく、捲れた箇所から雨水が入り込み、下地木材(貫板)が腐食して固定が緩み、さらに棟板金が捲れていくという悪循環が発生していることが確認できました。
棟板金は一枚で屋根全体を覆っているわけではないため、部分交換も可能ですが、腐食が進んでいる箇所も見受けられたため、今後のメンテナンス性も考慮し、全棟の棟板金交換工事をご提案いたしました。
写真を交えて詳しくご説明したところ、M様にもご納得いただき、工事をお任せいただくことになりました。
また、M様は火災保険にご加入されており、申請に必要な書類作成も弊社にてサポートいたしました。
結果、無事に保険が適用され、工事費用の一部を補填することができました。
それでは、実際の施工の様子をご紹介いたします。


担当:高田

棟板金の点検調査

棟板金 棟板金の北面にはやや汚れの付着が確認

現地にお伺いし、屋根に上がって点検調査を開始いたしました。

M様邸の屋根には、スレート(コロニアル・カラーベストとも呼ばれる軽量セメント瓦)が使用されております。

築年数がまだ浅いため、全体的に大きな汚れや劣化は見られませんでしたが、北面にはやや汚れの付着が確認されました。

やはり築10年前後になりますと、スレート屋根は塗装によるメンテナンスが必要な時期に差し掛かります。

スレートは塗膜によって防水性や耐候性を保っておりますが、その塗膜は日々の紫外線や風雨の影響で徐々に劣化してしまうため、定期的な塗り替えが重要です。

次に、訪問業者から「強風で棟板金が捲れている」と指摘された箇所を確認したところ、屋根の最も高い位置にある「大棟(おおむね)」の一部が実際に大きく捲れ上がっておりました。

M様邸は四方向に傾斜を持つ寄棟屋根で構成されておりましたが、損傷していたのは大棟の一部のみでした。

現場写真をご覧いただくと、釘が抜けて棟板金が浮き上がり、内部の木下地である「貫板(ぬきいた)」が露出している様子が確認できます。

無理に持ち上げたものではなく、自然にこのような状態になっていたことがわかりました。

棟板金をブチルテープで養生

写真の奥に見えるテープ状のものは「ブチルテープ」で、訪問業者が「養生をしておきました」と説明していた箇所だそうです。

しかし、実際にはテープを一枚貼っただけの簡易的な対応であり、十分な養生とは言えません。

その様子をご覧になったM様は、「このような雑な作業をする業者が屋根に上がったことで、かえって屋根を傷つけられたのではないか」とご心配されておりました。

そのお気持ちはもっともであり、普段目にすることのない屋根部分だからこそ、不安に感じられるのは当然のことです。

調査の結果、赤い丸で囲んだ箇所の棟板金が大きく捲れており、内部の下地木材(貫板)を触ってみると、湿り気を帯びている部分が確認できました。

この状態では今後さらに劣化が進行するおそれがあるため、「いずれは交換が必要な状況です」とご説明差し上げました。

その上で、せっかく足場を設置して工事を行う機会に、部分的な補修ではなく全体の棟板金交換工事を実施することとなりました。

なお、今回のお客様の棟板金交換工事の施工費用は、目安として20mあたり132,000円(税込)より承っております。

棟板金交換工事

既存の棟板金の撤去作業

既存の棟板金の撤去作業 既存の棟板金の撤去後の状態

棟板金交換工事は、まず足場を設置したうえで、屋根職人が既存の棟板金を撤去する作業から始まります。

写真左のように「釘抜き」を使用し、棟板金を固定している釘を一本ずつ丁寧に抜き取りながら、棟板金を外していきます。

撤去後は、写真右のように通常は棟板金に覆われて見えない下地木材「貫板(ぬきいた)」が確認できるようになります。

築7年ほどと比較的築浅のお住まいであっても、内部の貫板には湿気や雨水を吸収して黒ずみや腐食が発生している箇所が見られました。

現在でも屋根カバー工事や葺き替え工事の際には棟板金を必ず使用しますが、棟板金自体が長持ちしても、その下地材は永久に持つものではありません。

そのため、私たち街の屋根やさんでは、将来的な交換頻度を減らすために、耐久性の高い樹脂製貫板のご提案を行う場合もございます。

なお、「この屋根材を使えばもう何十年もメンテナンスは不要です」といった営業トークにはご注意ください。

確かに、屋根材そのものの耐久性が高い製品もありますが、棟板金や瓦屋根の棟漆喰など、屋根には必ず定期的な点検・メンテナンスが必要な部分が存在します。

換気棟付近 棟板金内部の貫板に腐食が進んでいる状態

こちらは換気棟付近を撮影した際の写真です。

写真左側が黒ずんでいる部分が、今回棟板金が大きく捲れてしまっていた箇所にあたります。

やはり内部の貫板は腐食が進んでおり、劣化の状態が確認できました。

この後、傷んだ貫板をすべて撤去し、清掃を行ったうえで新しい棟板金の取付工事へと進みます。

なお、現場の状況によっては、貫板を撤去した際に下の化粧スレートにクラック(ひび割れ)が見つかる場合もございます。

その際は、シーリング材を充填してしっかりと補修を行います。

細部まで丁寧に確認し、見えない部分の処理も確実に行う――それが私たち《街の屋根やさん》のこだわりです。

新たな下地にプラスチック樹脂製の貫板を設置

新たな下地にプラスチック樹脂製の貫板を設置 新たな下地にプラスチック樹脂製の貫板を設置後の状態

今回の棟板金交換工事では、これまで使用されていた木製の下地材とは異なり、黒色のプラスチック樹脂製貫板を採用いたしました。

写真のように樹脂製貫板は雨水や湿気を吸収しないため、腐食の心配が少なく、長期にわたり安心してご使用いただける高耐久素材です。

この貫板の上に新しい棟板金を被せ、固定には釘ではなくSUS(ステンレス)製ビスを使用します。

ステンレスビスは錆びにくく、より強固に固定できるため、棟板金の緩みや浮きを防ぎ、将来的なメンテナンスの頻度も抑えることが可能です。

もちろん、自然災害や周囲の環境条件によって耐久年数に差は出ますが、木製の貫板に比べて長持ちしやすいのが樹脂製貫板の大きな特長です。

これらの部材を、寄棟形状のM様邸の屋根材が交わる「雨仕舞(あまじまい)」部分に沿ってSUSビスで丁寧に固定していきます(写真右)。

特に斜め面に取り付ける際は、たわみや浮きが生じないよう、屋根面にしっかり密着しているかを確認しながら慎重に施工を進めました。

剣先役物の取り付け後に棟板金を重ねて取り付け

剣先役物の取り付け後に棟板金を重ねて取り付け 剣先役物の取り付け後に棟板金を重ねて取り付け後の状態

続いて、棟板金の先端部分には「剣先」と呼ばれる役物を取り付け、その後、屋根材の色味に合わせたブラウンの棟板金を被せていきます。

棟板金は一枚物ではなく、複数枚を重ねながら取り付けていくため、板金同士の重なり部分や接合部分にはどうしてもわずかな隙間が生じます。

そのままでは雨水が侵入してしまうおそれがあるため、これらの隙間にはシーリング材を充填し、しっかりと雨仕舞を施します。

仮に雨水が棟内部に入り込んだとしても、屋根下には「ルーフィング(防水紙)」が施工されていますので、すぐに雨漏りすることはありません。

しかし、経年劣化や施工時の損傷などによりルーフィングが破れてしまうと、建物内部へ雨水が浸入してしまう危険性があります。

そのため、このような細部の防水処理は非常に重要な工程です。

今回使用したブラウンの棟板金は、既存の屋根材とも色調がよく馴染み、全体として統一感のある自然な仕上がりとなりました。

棟板金部分の「継ぎ目・取合い」にシーリング充填し雨仕舞

棟板金部分の「継ぎ目・取合い」にシーリング充填し雨仕舞

写真の赤い丸で囲まれた部分が、棟板金同士の継ぎ目にあたります。

ここにはどうしてもわずかな隙間が生じるため、しっかりとシーリング材を充填し、雨水の侵入を防ぐ処理を行います。

外壁のように日常的に確認できる箇所ではないため、こうした見えない部分の防水処理こそ、丁寧な施工が重要です。

今回は、棟板金と同じブラウン系のシーリング材を使用し、仕上がりが目立たないよう美観にも配慮しております。

また、棟板金の取付作業では、屋根の勾配が急なほど職人の足場が不安定になるため、やむを得ず棟板金の上に足をかけて作業を行う場合もあります。

そのため、施工途中の写真には踏み跡が残ることがありますが、最後には目の細かい布で丁寧に清掃し、美しく仕上げておりますのでご安心ください。

完工

強風で捲れた棟板金の交換工事が完工した屋根の状態

相模原市南区上鶴間M様邸の棟板金交換工事が無事に竣工いたしました。

当初は部分的な交換でも対応可能な状況でしたが、今後の安心と耐久性を重視し、全ての棟板金を新しく交換させていただきました。

施工中の点検では、下地の腐食や釘の浮きなど、実際に劣化が進行している箇所が確認され、結果的に全面交換のご提案が最適であったことが明確となりました。

作業中の写真をご覧になったM様にも、「全て交換して良かった」とご安心いただけたご様子でした。

使用した棟板金は、ヨネキン製のガルバリウム鋼板で、既存の屋根色に調和するブラウンを採用。

仕上がりも自然で、美しく一体感のある外観となっております。

この度は、街の屋根やさんにご依頼いただき誠にありがとうございました。

今後ともお住まいの点検やメンテナンスの際には、ぜひお気軽にご相談ください。

 記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
 そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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