相模原市南区旭町にて下地が腐朽したかわらUの棟をガルバリウム鋼板製の棟板金へ交換工事を実施

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相模原市南区旭町にて下地が腐朽したかわらUの棟をガルバリウム鋼板製の棟板金へ交換工事を実施

更新日:2025年10月23日

【施工前】
下地が腐食したかわらUの棟

【施工後】
かわらUの棟をガルバリウム鋼板の棟板金へ交換工事後

築年数25年

平米数9m

施工期間3日間(足場含む)

使用材料ガルバリウム鋼板製棟板金

費用詳しくはお問合せください

保証3年

ハウスメーカーハウスメーカー不明

【お問い合わせのきっかけ】


担当:高田


相模原市南区旭町にて、棟板金工事を行いました。
今回の屋根は、もともと瓦棒葺きのトタン屋根の上にセキスイの「かわらU」が被せられたカバー工法の屋根でした。
「かわらU」は1975年から2007年までの約30年間製造されていた屋根材で、初期のものにはアスベストが含まれていましたが、後期にはアスベストを含まないノンアスベスト仕様も登場しました。
ノンアスベストのかわらUは強度がやや低く、割れやすい特徴があります。
そのため、工事の際には特に注意が必要です。
かわらUが全国的に普及した理由の一つは、既存のトタン屋根の上にそのまま被せることができ、トタンを撤去する必要がないため工事費を抑えられた点にあります。
当時は耐久性が高く、メンテナンス不要とされていましたが、実際にはヒビや割れが発生することがあり、定期的な点検や修繕が必要です。
今回は、「棟がずれて落ちそうになっている」とのご相談を受け、屋根に上って確認したところ、棟を固定する木下地が腐食しており、ビスが全く効かない状態でした。
棟瓦自体は破損していなかったため、下地を交換して再利用することも可能でしたが「屋根をなるべく軽くしたい」というご希望に合わせ、今回はガルバリウム鋼板製の棟板金に交換する工事を行いました。
相模原市南区旭町にて、棟板金工事を行いました。
今回の屋根は、もともと瓦棒葺きのトタン屋根の上にセキスイの「かわらU」が被せられたカバー工法の屋根でした。
「かわらU」は1975年から2007年までの約30年間製造されていた屋根材で、初期のものにはアスベストが含まれていましたが、後期にはアスベストを含まないノンアスベスト仕様も登場しました。
ノンアスベストのかわらUは強度がやや低く、割れやすい特徴があります。
そのため、工事の際には特に注意が必要です。
かわらUが全国的に普及した理由の一つは、既存のトタン屋根の上にそのまま被せることができ、トタンを撤去する必要がないため工事費を抑えられた点にあります。
当時は耐久性が高く、メンテナンス不要とされていましたが、実際にはヒビや割れが発生することがあり、定期的な点検や修繕が必要です。
今回は、「棟がずれて落ちそうになっている」とのご相談を受け、屋根に上って確認したところ、棟を固定する木下地が腐食しており、ビスが全く効かない状態でした。
棟瓦自体は破損していなかったため、下地を交換して再利用することも可能でしたが「屋根をなるべく軽くしたい」というご希望に合わせ、今回はガルバリウム鋼板製の棟板金に交換する工事を行いました。


担当:高田

かわらUの棟の点検調査

屋根材が落ちそうになっているかわらU葺き屋根の棟部分 かわらU葺き屋根の棟部分

今回のお問い合わせは、屋根材が落ちそうになっているという内容でした。

問題が発生していたのは、かわらU葺き屋根の棟部分です。

かわらUは、積水屋根システム(旧セキスイルーフテック)により1970年から2007年まで販売されていた屋根材です。

当時は耐久性が高く軽量で、既存のトタン屋根の上にそのまま被せることができたため、全国の多くの建物で採用されました。

棟もかわらUで構成されていますが、下地には木材が使用されていました。

木材が腐食してことで棟がずれが発生 木材が腐食した棟の状態

棟は下地の木にビスで固定されていますが、木材が腐食したため棟がずれてしまったようです。

かわらUは製造時期によって、アスベストを含むものと含まないノンアスベストのものに分かれます。

棟には刻印があり、数字を確認することで製造年を特定することが可能です。

なお、1990年8月以降はノンアスベストのかわらUが販売されているため、建物の築年数と刻印を照らし合わせることで判断できます。

かわらUからガルバリウム鋼板製の棟板金交換工事

屋根の清掃作業

かわらU屋根の棟部分の交換工事 ずれた棟を外すと鳥の巣の跡が残っている状態

経年による劣化が進んでいるかわらU屋根ですが、今回はずれてしまった棟部分の交換工事を行いました。

棟はかわらUを葺いた後、下地の木に固定されていますが、ずれた棟を外してみると鳥の巣の跡が残っていました。

木材の腐食は、この鳥の巣が原因の可能性も考えられます。

腐食した木材を取り外し屋根を清掃する作業風景 腐食した木材を取り外し屋根を清掃した後の状態

腐食した木材を取り外し、屋根をきれいに清掃しました。

かわらUの隙間から下の屋根が見え、もともと瓦棒葺きの屋根があり、その上にかわらUが被せられていたことが分かりました。

瓦棒葺き屋根は現在でも見られますが、かつては非常に多くの建物で使われていました。

こうした瓦棒葺き屋根の上に施工できる点も、かわらUが全国的に広く使用された理由のひとつです。

棟撤去後に傷んだ部分を補修

築年数や表面のひび割れの状況、刻印を確認した結果、今回工事を行った屋根はノンアスベストのかわらUであることが分かりました。

非常にもろいため、全体的にひび割れが見られます。

そのため、工事中は割れないよう細心の注意を払いながら作業を進めていきます。

隙間を埋める面戸の取り付け

隙間を埋める面戸の取付作業 隙間を埋める面戸の取付後の状態

かわらUは断面が波型になっているため、平らな棟を取り付けると隙間ができます。

この隙間から雨水が侵入するのを防ぐため、面戸を取り付けます。

面戸は両面テープ付きのスポンジ製で、木下地の外側になるように貼り付けていきます。

面戸を取り付けた後の屋根

面戸を取り付けた後、棟を設置します。

今回は、もとのかわらUの棟を戻すのではなく、ガルバリウム鋼板製の棟板金を使用しました。

ガルバリウム鋼板はかわらUに比べて軽量で耐久性が高く、交換工事後のメンテナンスもほとんど不要です。

新しい木下地で棟板金を取り付け

新しい木下地で棟板金を取り付け 新しい木下地で棟板金を取り付ける作業工程

面戸の上に貫板を固定し、その上に棟板金を被せて横から固定します。

棟板金は一本では届かないため、ジョイント部分には重ねを設け、内側にコーキングを打って雨水の浸入を防ぎます。

棟板金工事の作業風景 軒先に近い箇所から棟板金を順に被せ固定して棟板金工事する風景

幸い、作業中にかわらUが割れることはありませんでしたが、慎重に作業を進めました。

軒先に近い部分から棟板金を順に被せ、しっかり固定して棟板金工事が完了です。

棟板金工事完了

スポンジ状の面戸を取り付け上から貫板をビスで固定

スポンジ状の面戸を取り付け、その上から貫板をビスで固定することで、波型部分にぴったりと収まり、雨水の侵入を防げるようになりました。

拡大すると分かりますが、かわらUの表面に見える網目模様は、ノンアスベストのかわらUにのみ見られる特徴です。

この点からも、アスベストの有無を確認することができます。

棟板金工事が完了

棟板金工事が完了しました。

下地が傷んでずれていたかわらUの棟を、耐久性の高いガルバリウム鋼板製の棟板金に交換したため、今後同様のずれが発生する心配もなくなり、安心していただける状態になりました。

 記事内に記載されている金額は2025年10月23日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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