相模原市南区新磯野にてアパートの瓦葺き屋根に葺き直し工事を実施し雨漏りを改善

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相模原市南区新磯野にてアパートの瓦葺き屋根に葺き直し工事を実施し雨漏りを改善

更新日:2025年10月23日

【施工前】
瓦葺きのアパート

【施工後】
葺き直し工事後の瓦葺きのアパート

築年数35年

平米数17㎡

施工期間2日間

使用材料既存瓦再利用,シルガード

費用詳しくはお問合せください

保証保証はお付けしておりません

ハウスメーカーハウスメーカー不明

【お問い合わせのきっかけ】


担当:高田


築35年を経過したアパートの天井から雨漏りしているとのことで、ご相談をいただきました。雨漏りは和室の木目天井から発生しており、床なども濡れてしまったようです。
雨漏りが2階の和室で発生していたため、原因は屋根にあると考えられました。
屋根は瓦葺きで、外観からはそれほど劣化している様子は見受けられませんでした。
しかし、先日の地震の影響もあり、日本瓦は瓦桟(横向きに打ち付けた木)に引っかけているだけの構造のため、地震や台風の強風によって瓦がずれたり浮いたりすることがあります。
ただし、瓦が多少ずれたり浮いたりしても、すぐに雨漏りすることはありません。
瓦の下には防水紙(ルーフィング)が敷かれており、屋根材と防水紙の二重構造で建物を雨水から守っているためです。
防水紙が劣化していると、瓦の裏側に雨水が回り込んでも建物内に浸入してしまいます。
今回の雨漏りも、防水紙の劣化が原因でした。
防水紙の劣化による雨漏りを直す方法は2種類あります。
・現在の瓦を撤去し、下地から屋根材まで新しくする「葺き替え工事」
・瓦を再利用し、下地だけを直す「葺き直し工事」
上記のどちらの方法でも、防水紙を新しくする必要があります。
今回は部分的に雨漏りを直したいというご希望でしたので、瓦を再利用して下地を修理する葺き直し工事で対応することになりました。
築35年を経過したアパートの天井から雨漏りしているとのことで、ご相談をいただきました。雨漏りは和室の木目天井から発生しており、床なども濡れてしまったようです。
雨漏りが2階の和室で発生していたため、原因は屋根にあると考えられました。
屋根は瓦葺きで、外観からはそれほど劣化している様子は見受けられませんでした。
しかし、先日の地震の影響もあり、日本瓦は瓦桟(横向きに打ち付けた木)に引っかけているだけの構造のため、地震や台風の強風によって瓦がずれたり浮いたりすることがあります。
ただし、瓦が多少ずれたり浮いたりしても、すぐに雨漏りすることはありません。
瓦の下には防水紙(ルーフィング)が敷かれており、屋根材と防水紙の二重構造で建物を雨水から守っているためです。
防水紙が劣化していると、瓦の裏側に雨水が回り込んでも建物内に浸入してしまいます。
今回の雨漏りも、防水紙の劣化が原因でした。
防水紙の劣化による雨漏りを直す方法は2種類あります。
・現在の瓦を撤去し、下地から屋根材まで新しくする「葺き替え工事」
・瓦を再利用し、下地だけを直す「葺き直し工事」
上記のどちらの方法でも、防水紙を新しくする必要があります。
今回は部分的に雨漏りを直したいというご希望でしたので、瓦を再利用して下地を修理する葺き直し工事で対応することになりました。


担当:高田

瓦葺きのアパートを点検調査

室内の雨漏り箇所を点検

室内の雨漏り箇所を点検

雨漏りが発生していたのは和室の天井です。

建物はアパートで、室内の内装工事中に雨漏りが起き、天井には雨染みの跡がはっきりと残っていました。

和室の天井は木目の敷目天井で、ベニアの表面に薄い木目板を貼って仕上げています。

下地のベニアは水分を吸いやすく、雨漏りするとベニア自体が変形し、ふやけてしまいます。

また、天井裏には断熱材が敷かれているため、雨漏りの初期段階では断熱材が水分を吸収するため、天井に雨染みが出ないこともあります。

しかし、雨量が多くなると断熱材が吸いきれず、大量の雨水が天井に漏れ出し、長時間雨漏りが続くことになります。

瓦の下の下地を点検

瓦の下の下地を点検 防水紙が劣化

瓦葺きの屋根は見た目には問題がないように見えましたが、実際の問題は下地の状態にありました。

瓦をめくって確認したところ、防水紙が劣化していることが判明しました。

このアパートの防水紙には、薄く削った木をシート状にした「とんとん」が使用されていましたが、経年によって固くなり、ボロボロの状態になっていました。

防水紙は、屋根材の裏側に回り込む雨水を防ぐ重要な役割を担っています。

しかし、劣化した防水紙では雨水を防ぎきれず、天井裏に雨漏りとして出てしまいます。

何枚かの瓦が割れた状態 何枚かの瓦が割れた状態の屋根

よく確認すると、何枚かの瓦が割れていました。

瓦屋根は瓦と防水紙の二重構造で建物を雨漏りから守っています。

防水紙が健全であれば、瓦が割れても雨漏りの可能性は低くなります。

しかし、今回は防水紙の劣化がかなり進んでいたため、瓦の割れがそのまま雨漏りの原因になっていました。

今回は雨漏りが屋根の一部分に限られており、将来的に建物を解体する予定もあるとのことでした。

そのため、腐食している部分だけを対象とした葺き直し工事を行うことになりました。

屋根葺き直し工事

工事に使用する電気の確保

瓦の撤去作業

屋根工事では電気を使用するため、お客様より電源をお借りして作業を行います。

外部のコンセントから延長コードを接続する際には、必ず漏電ブレーカーを間に挟んで使用しています。

屋外での作業のため、室内に入ることはありません。

そのため、お客様がご不在の場合でも作業を進めることが可能です。

ご不在時に電気を使用したことでブレーカーが落ちることを防ぐため、漏電ブレーカーを介して接続することで、建物内への影響が出ないよう配慮しています。

瓦の撤去作業

葺き直し工事の作業工程 葺き直し工事の作業風景

今回は、雨漏りが発生している箇所を部分的に修理する工事を行います。

瓦を再利用して下地を補修する「葺き直し工事」です。

棟瓦や平瓦を順に剥がしていきますが、葺き替え工事とは異なり、再利用する瓦を傷めないよう、撤去作業も丁寧に行います。

所々で瓦桟が折れている箇所が確認

瓦を剥がすと、古くなった下地が見えてきました。

日本瓦は「瓦桟」と呼ばれる横向きの木材に引っ掛けて葺く構造ですが、所々で瓦桟が折れている箇所が確認されました。

破損の原因は雨漏りによるものと経年劣化によるものとの両方です。

いずれにせよ、このままでは瓦がずれて落ちる危険がある状態でした。

新しい防水紙の葺き作業

瓦を撤去し「とんとん」も剥がした状態 新しい防水紙の葺き作業後の状態

瓦を撤去し、とんとんも剥がしました。

屋根の下地として使われている垂木や野地板(バラ板)には問題はありませんでした。

雨漏りは、防水紙の劣化によって雨水が浸入し、バラ板の隙間を通って下の部屋の天井に達していたようです。

その後、新しい防水紙を敷設し、瓦の裏側に回り込んだ雨水が軒先へスムーズに流れるように施工しました。

瓦を引っ掛ける瓦桟も新しく設置

瓦を引っ掛ける瓦桟も新しく設置します。

従来はとんとんの上に瓦桟を直接固定していましたが、新しい固定方法では少し工夫を加えています。

瓦桟の下に交差するように白い「キズリテープ」を敷き、数ミリの厚さの隙間を作ります。

このキズリテープの上に瓦桟を固定することで、瓦の裏側に入った雨水が瓦桟によってせき止められず、軒先までスムーズに流れるようになります。

従来の古い瓦桟では、直接固定されていたため雨水が瓦桟で止まり、防水紙が劣化している部分から雨漏りしやすくなっていました。

しかし、キズリテープを使って隙間を設けることで、こうした雨漏りのリスクを大幅に軽減できます。

瓦を元の状態に戻す作業

瓦を元の状態に戻す作業 瓦を元の状態に戻す作業風景

下地を新しくした後は、瓦を元の位置に戻していきます。

長年使用された瓦には癖がついていることもあるため、段差の調整も合わせて行います。

割れていた瓦が数枚ありましたので、該当箇所は新しい瓦に差し替えています。

微調整を行いながら慎重に瓦を戻す作業工程

瓦は周囲の瓦と噛み合う構造になっているため、ズレがあると瓦が浮いてしまう原因になります。

そのため、微調整を行いながら慎重に瓦を戻していきます。

棟瓦の積み直し作業

棟瓦の積み直し作業

今回の工事は屋根全体を葺き直したのではなく、雨漏り箇所のみを部分的に葺き直しました。

棟瓦も部分的に剥がしましたが、のし瓦を重ねる際にはズラしながら積むため、斜めに撤去しています。

銅線を通すための穴を設けるためにのし瓦にあける作業 南蛮漆喰「シルガード」を使用

元々の棟は外側から銅線で固定されていましたが、今回は棟の内側に銅線を通して固定します。

そのため、銅線を通すための穴をのし瓦にあけながら作業を進めます。

また、従来は土を土台にして棟を積み上げていましたが、今回は土の代わりに南蛮漆喰「シルガード」を使用します。

施工性が良く、耐久性の高い材料で、従来のように土の外側だけに漆喰を詰める方法とは異なり、土台部分も南蛮漆喰で一体化されるため、剥がれや浮きの心配がありません。

完工

アパートの瓦葺き屋根に葺き直し工事が完了したお住まい アパートの瓦葺き屋根に葺き直し工事が終了した状態

外側に銅線はありませんが、棟はしっかりと固定されています。

一番上の冠瓦までのし瓦と一体化して固定しているため、従来よりも強固な仕上がりになっています。

下地が新しくなり、棟もズレにくくなったことで、工事後のメンテナンスもほとんど必要なくなり、雨漏りの心配も解消されました。

今回は雨漏りしている部分のみ下地を補修して葺き直し工事を行いましたが、修理していない部分でも同様の症状が出る可能性があります。

その際は、再度ご相談いただければと思います。

 記事内に記載されている金額は2025年10月23日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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