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横浜市青葉区|外壁の腐食を金属外壁ファブリックラインで張替!配管接続で漏水解消
【施工前】
【施工後】
施工内容 外壁張替、天井張替、配管つなぎ直し
築年数築30年以上
平米数約7㎡
施工期間1週間
使用材料IG工業 ファブリックライン サンドブラウン
費用約50万円
保証5年

【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
ご実家の全体メンテナンスについてご相談を頂きました。今まで定期的に補修してきたわけではないようで、雨漏りを起こしているようです。
担当:富田
横浜市青葉区、築30年以上のN様邸です。ご希望としては補修するべき箇所は直し、最終的には外壁塗装まで行いたいという事でした。
築浅の住宅ですと、塗装がしたい!というご希望があれば点検を行い、構造的にも問題ないことを確認し、そのまま塗装施工が可能です。小さな補修が必要であったとしても、築15年前後であれば比較的スムーズに進めると思います。
問題は築年数が経過していて、更にメンテナンスを怠っていた住宅です。家にお金をかける必要が無いから、住む分には支障をきたしていないから…と放置した結果、住宅はどのような問題を抱え、更にどのような補修工事が必要になるのか考えてください。
【点検の様子】
いつ頃から室内に雨が入り込んでいたのでしょうか、天井材・柱に酷い腐食は無いものの、雨漏りは家にとっては大惨事です。
まず雨漏りが起きた場合すぐに原因の特定・補修が必要です。それがたとえ、一度の雨漏りでその後は漏水していない場合であってもです。
住宅内部で漏水を確認しているのは、既にどこからか雨が入り込んでいて、隠せない程事態が深刻になったときに気づいているんです。
外側でも長い間確認が出来ていたと思います。軒天の天井材は腐って落下、垂木と軒桁がむき出しの状態です。 ここまで腐食していれば下地も腐り、外壁のモルタルも水分を含みすぎてボロボロです。
雨漏りを放置した結果です。日本の木造住宅は住宅全体のおよそ6割です。雨漏りによって住宅の主要構造が腐食し寿命を縮めるのが6割もあるという事です。
そして全く木材など水で腐食する材質の物を使っていません!という住宅が存在するでしょうか?私の知る限りでは見たことがありません。
つまり住宅は例外なく雨漏りによって、構造を腐らせ耐久性を著しく落として倒壊を招くリスクを持っています。
一番に雨漏りの影響を受けたのは外壁材です。外側からの雨水は日々受けていますが、内部からも水が廻れば劣化のスピードは凄いでしょうね。下地がむき出しになれば、なおさら住宅が劣化しどんどんと内部が腐っていきます。
剥がれていたのはモルタル外壁です。モルタル外壁は建物の揺れによってできたクラックの未処理、厚塗り・調合・乾燥等の施工上の不具合が大きな劣化原因としてあげられることが多いですが、今回は間違いなく雨漏りが原因。
雨水の侵入によって下地とモルタルの接着強度が弱まってしまって剥離・落下を引き起こしました。
では雨漏りはどこが原因か、雨漏りが起きたらその真上を見ていくのが通常です。もしそこに問題が無ければ水は細い道を通って別の所から回ってきている可能性もあるので、少しずつ点検箇所を広げていきます。
真上はトタンで箱樋になっています。そこに2階のバルコニーが乗っかっている造りのようですが、トタンが全体的に錆びてしまっています(赤く変色している部分です)。
このトタンのジョイント部分、隙間があれば雨漏りを起こします。これほど塗膜の劣化・錆の腐食が酷い場合、水が入り込むのは仕方がないと思います。室内への漏水はこれが原因でしょう。
トタンの張替か、防水工事を行えば改善できると思います。が、補修の際にはバルコニーの脱着も絡んできて費用も大きくかかってしまいます。あまり費用をかけたくないとN様のご希望で、継ぎ目部分のコーキング処理を行います。耐久性を考えると応急措置のような補修です。次に雨漏りが起こってしまえば、今度こそ防水補修が必要になることはご説明させて頂きます。
軒天部分のひどい腐食には別の問題があります。
【右写真】
上の配管、トタンから流れてくる排水の出口です。に対して下は竪樋として2階の排水を下に流すものです。なぜ、この排水管が繋がっていないのか、これは建築時の施工不良と考えます。上部の配管ですが、改修用ドレンが使われているように見えます。筒の長さは長くても20cmで、竪樋まで届くとは思えません。
一応真上に取り付けられているので、高い確率で水は正常に流れるとは思います。しかしたまにでもあふれ出してしまっていては当然軒天は腐食してしまいます。
今回、トタンのコーキング処理・配管の接続で雨漏りの補修後、ボロボロになってしまったモルタル外壁と軒天の張替工事を行い、外装の復旧に当たります。
【施工の様子】
①腐食部分の撤去
モルタルの下地木材もすっかりボロボロです。雨漏りで木材が水分を多く含むと腐ると同時にシロアリが寄ってきます。腐食し始めている木材は出来る限り撤去したうえで、シロアリの確認をしてから補修施工に入ります。
②木下地組み
今残っている木下地では何に張り替えたとしても、耐久性・施工性に問題がありますので木材の補強と合わせて下地組みをします。 外壁の木下地の作りで分かりますが、モルタル外壁での復旧ではありません。
今回使用するのは腐食しにくい金属外壁材ですので後ほど紹介いたします。
ここまでに出た廃材です。現場で出る廃材は産業廃棄物にあたります。20種類にも分かれそれぞれ分別・運搬・処分を行っていきます。廃材の拾い残しが無いように清掃を行いながら工事を進めていきます。
そして新規の外壁材の搬入です。軽量なIG工業の金属サイディング材、NF-ファブリックラインです。
IG工業の金属サイディングは、鋼板・断熱材・アルミライナー紙を一体にしたガルバ鋼板(0.35mm)を使用しています。軽量でありながら断熱性・耐食性に優れています。
ファブリックライン(全4色)は更に遮熱性フッ素樹脂塗装鋼板を使用している為、紫外線による色褪せを防ぎ、また太陽光による温度上昇を抑えます。実験は20年相当の耐候試験ですが、色褪せはほとんど見られないようです。
結果的に長期にわたって外壁の意匠性を維持することができ、塗り替えなどメンテナンス費用を抑えることが出来ます。
NF-ブレンダスタ(中央)、NF-マイルドウェーブ(右)と並べてみましたが、柄で選択できる種類がまだまだたくさんあります。ぜひ柄・色・他の種類との併用でもご検討してみてはいかがでしょうか?
左写真は今回使用色のFサンドブラウンです。
③金属サイディングへ張替
木下地に水切りを設置します。また入隅の下地も専用の物を設置し、金属サイディングを取り付けていきます。近年、新築からも施工されている金属サイディング、見た目やおしゃれさ、耐久性からも当然ですが注目すべきは外壁材の重量です。他の外壁材と比較すると窯業系サイディングやALCパネルの1/5程度です。
耐震は屋根と考えられる方は多いですが、建物全体の負担を小さくすることで地震の際の建物の揺れ幅も小さくなります。これは屋根にとっても非常に負担が軽くなりますし、梁や柱の躯体部分へのダメージも抑えられます。
全景です。部分的に金属外壁で張り替えていますが、モルタル外壁と色を合わせることによって違和感も全くなく綺麗に仕上がっています。濃い目の色でアクセントとしてお使いいただくのもデザイン性が高く綺麗です。
縦横に交差するボーダーとくしびき模様でキレのある仕上がりになりました。材料自体は塗膜変褪色10年、赤さび・穴あき10年メーカー保証ですが、下地・トタン劣化をふまえ弊社では施工保証5年です!
今後、雨漏りと外壁材の状態を確認し、問題が無いようであれば塗装施工を検討していきましょう!
記事内に記載されている金額は2020年08月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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横浜市青葉区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!

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