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横浜市旭区にて築30年のスレート屋根をガルバリウム鋼板「OZルーフ182」でカバー工事
【施工前】
【施工後】
施工内容屋根カバー工法、屋根カバー工事
築年数30年
施工期間14日間
使用材料ガルバリウム鋼板(OZルーフ182)
保証10年


【お問い合わせのきっかけ】
担当:増田
N様宅は築30年程経っており、10年程前に中古で購入した建物になります。購入以前の情報では、一度は建物全体のメンテナンスは行っていたとの事ですが、どの時期にどの程度行われていたかは定かではないそうです。住み始めてから10年、雨漏りなどの直接的な被害は受けてないそうですが、屋根裏に見受けられる様になった雨染みや外壁の汚れ、木部の腐食、軒裏天井のシミあとなど、気になる点が増えてきたことにより、この期に建物全体のメンテナンスを行うことをお考えになったとの事です。初めは外壁で目立つ木部、軒天の腐食部分の補修と建物全体の塗装をお考えでしたが、屋根裏に見受けられる雨染みや屋根下地の防水紙の劣化を考慮に入れ、屋根に関しては塗装ではなく軽いの屋根材を使用したカバー工法を行う事になりました。出来る限りコストを抑えながらも現時点での最善の工事が行える様、何度も密に打合せを行いました。外壁の色選びに関しては工事途中で色変更(塗り直り)などもございましたが、最終的にはN様のご要望通りの仕上がり至り、大変満足していただけた結果となりました。
担当:増田
「工事前の様子」
屋根に関しては直接的な雨漏りは確認されないものの、屋根裏に雨染みが見受けられるとの事もあり、特に慎重に調査を行いました。築30年は経っていることもあり、下地(防水紙)の劣化は考慮に入れるべきです。一般的に防水紙の寿命は20~25年と言われております。雨漏りなどが起きていない状態での耐用年数になりますので、屋根裏に雨染みが確認できる以上、下地を放っておいてのメンテナンスは致しかねます。塗装を行えば屋根材表面の保護は行えますが、屋根下地には微量ながらも雨水の浸入はございます。また、内部に溜まる結露などの水分もあり、防水紙が劣化した状態では、遅かれ早かれ雨漏りなどの不具合が生じるのが予想できる状況と言えるでしょう。既存の屋根材を下地として使用できる状態のうちに(雨漏りなどを起こし、下地の腐食が進む前に)軽い屋根材を使用してのカバー工法を行う方が得策と判断いたしました。
外壁に関しては、所々での色褪せや黒ずみ、場所によってはコケの繁殖などが見受けられる状況です。塗膜の劣化(チョーキング)の確認もあり、なるべく早いうちにメンテナンスを行うが良い状況と判断できます。その中で特に気になる箇所が破風板の腐食です。玄関正面の屋根の破風板との事もあり、目立つ部分でもあります。N様からも腐食した破風板と軒裏天井のボードの補修は最優先事項との事で承っておりました。築が古いこともあり、全てをきれいに新しくすることは難しいので、優先順位を付け、ご予算内に収まる最善のメンテナンス工事を行います。今回破風板に関しては、腐食した部分の部分的な交換と、軒天ボードに関しては、全体的に重ね張りの補修を行う事にいたします。
「工事開始/破風板交換・軒天ボード重ね張り」
まず初めに行う工事といたしましては、大工工事になります。破風板の腐食部分の交換と、軒天ボードの重ね張りです。
破風板は腐食した部分を部分的に切断し取り外しを行います。取り外した部分に新たな板に差し替えつなぎ合わせます。内部まで腐食が進んでる箇所は、垂木を使用し下地の補強を行います。腐食を間逃れた既存の破風板部分と、新たに差し替えた板をつなぎ合わせ、ビス痕やつなぎ目部分をパテで補修いたします。今回は外壁の塗装も行うので、その時に破風板全体も上から塗装を施します。
続いて軒天ボードの重ね張りです。軒天も場所によっては雨水の影響を受け、腐食したり、剥がれていたりする箇所がございます。N様宅の屋根(軒天)の造りは、東西南北の面によって区切られている訳ではなく、建物一周、または、三面に渡ってつながっております。この様な場合、部分的に重ね張りを行うと、段差ができ、収まりも悪く目立ってしまいます。つながりのある軒天全体を重ね張りしていく容になります。ボンドとタッカーを用い重ね張り、補強の役目として周りに縁を施工し、軒天重ね張りの完了です。破風板同様、軒天ボードも上から塗装を施します。
「屋根工事/棟板金撤去・下葺きの様子」
屋根に関しては当初、塗装でのメンテナンスもお考えの様でしたが、屋根裏から外の光が漏れる箇所や屋根裏の梁に雨染みが見受けられる事も気になり、既存の屋根材、下地が活かせる内に「屋根カバー工法」でのメンテンナンスを行うことになりました。カバー工法は既存の屋根材の処分費が必要ない分、屋根全体を葺き替えるよりコストを抑えられます。現在では軽い屋根材が主流になってきており、屋根を重ねることによる重さの心配も問題ございません。既存の屋根下地がしっかりしている状態であれば、葺き替えを行うより、軽い屋根材を被せるカバー工法の方が費用や工期から考えてもお勧めです。
カバー工法は既存の屋根材の上に防水紙(ルーフィング)を敷くことから始まります。防水紙は軒部分の下から棟部分へと重ねて敷いていきます。つなぎ目部分などへは防水テープでしっかりと補強をいたします。防水紙は隙間なく、丁寧に敷くことが重要です。雨水を内部に浸入させない役割を果たしているのが防水紙(ルーフィング)です。屋根裏から見えていた隙間もここでしっかりと塞ぎます。防水紙を全面に敷いた後は、金属屋根材を葺いて行きます。
「屋根工事/金属屋根材カバー工法の様子」
今回N様宅で使用する屋根材は、ガルバリウム鋼板製の金属屋根材「OZルーフ182」です。耐久性・遮熱性に優れたガルバリウム鋼板を採用した屋根材で、軽量で耐震性に優れており、さざ波加工による高い意匠性を誇る金属屋根材になります。既存の屋根材(スレート)の上に葺くこともあり、クッション性や断熱性はあまり気にすることなく、とにかくシンプルで軽い、コストを抑えたカバー工法にお勧めの屋根材です。
屋根材を葺く際は、軒部分などの役物(細かな部材)の施工や壁との立ち上がり部分、屋根同士が交わる谷部分などの施工は特に慎重に行います。水の流れに逆らわない様に切れ目を入れたり、板金同士がかみ合うように折り目を付けたりと、細かなところはその場で加工し、屋根の形に合うように加工を行います。目立たないところでも、屋根(雨水の経路)にとっては重要な箇所はございます。経験を積んだベテランの職人が施工するからこその安心感がございます。たとえ時間が掛かってでも、丁寧にしっかりと施工する事を徹底しております。
棟部分には下地の役割を果たす板(貫板)を設置、その上に棟の形に加工された板金(棟板金)の設置を行います。部分的に換気棟を取り付け、空気が循環することも考慮に入れます。屋根の形や大きさにより、施工にかかる日数には差がございますが、N様宅の屋根(大屋根部分)は職人2人で一週間程で仕上がりました。
「屋根工事/下屋根施工の様子」
大屋根のカバー工事と外壁の塗装工事が完了し、残りは下屋根のカバー工事です。下屋根の施工前には職人が作業をしやすい様に足場の撤去を行ってからの作業になりました。
N様宅の屋根、下屋部分は建物一周分にございます。屋根形状、種類によっても施工のしやすさはございます。入り組んだ箇所や壁との立ち上がり部分が多い場合は、それだけ施工の手間がかかります。下屋部分は大抵、壁と交わる部分も多くなり、捨谷や雨押えなどの細かな部材を加工、設置する箇所が増えます。今回N様宅の下屋根の施工では一週間ほどの期間がかかりました。大屋根含め屋根全体の工事期間は二週間程となりました。破風・軒天部分の工事と外壁の塗装、塗り直しを合わせれば、全体で約三週間の工事期間です。
屋根の見た目はシンプルながらシックな装いです。外壁の色合いともバランスが取れており、建物全体で堂々とした風格を醸し出しております。外壁の塗装に関しては途中、仕様(色)の変更はございましたが、最終的にはN様のイメージ通りの仕上がりに落ち着くことができました。雨漏りの心配もなくなり、N様もN様ご家族も大変満足されておりました。今後は定期的にアフター(メンテナンス)も行ってまいります。これからもN様ご家族が安心して過ごしていかれる様に、末永くお付き合いをしていきたいと思います。
記事内に記載されている金額は2018年12月04日時点での費用となります。
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