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相模原市南区相模大野にて棟瓦を固定する銅線の切断による瓦屋根の不具合を棟瓦取り直し工事で修繕
【施工前】
【施工後】
築年数41年
平米数19.2m
施工期間5日間
使用材料シルガード(黒)
費用48.8万円
ハウスメーカーハウスメーカー不明
【お問い合わせのきっかけ】
担当:高田
築年数を重ねた屋根に多く使用されている瓦には、和瓦や洋瓦をはじめ、さまざまな形状・材質のものがあります。
その中でも神奈川県では、愛知県で生産される「三州瓦」が広く使用されています。
三州瓦は日本国内の瓦総生産量の約60%を占める粘土瓦で、青緑色(せいろく)と呼ばれる美しい青みを帯びた色が特徴です。
今回、相模原市南区相模大野にお住まいのE様より、「雨漏りはないが、屋根の状態を正確に知りたい」とのご相談をいただき、調査にお伺いいたしました。
築40年以上が経過しているものの、これまでほとんどメンテナンスをされていなかったとのことですが、雨漏りが一度もないというのは非常に優れた状態です。
ただ、近年になって屋根へのご不安が増えてきたとのことで、点検のご依頼をいただきました。
実際に屋根へ上って確認したところ、棟部分で棟瓦を固定している銅線が切れている箇所が見受けられました。
銅線が切れると棟瓦の固定力が低下し、台風や強風時に瓦がずれたり飛散したりする恐れがあります。
この状態を放置すると被害が拡大する可能性があるため、棟瓦を一度取り外し、銅線を新しく組み直す「棟瓦取り直し工事」を実施いたしました。
E様邸では、棟瓦取り直し工事によって再び棟の固定力を確保し、今後も安心してお住まいいただける屋根へと整えることができました。
その中でも神奈川県では、愛知県で生産される「三州瓦」が広く使用されています。
三州瓦は日本国内の瓦総生産量の約60%を占める粘土瓦で、青緑色(せいろく)と呼ばれる美しい青みを帯びた色が特徴です。
今回、相模原市南区相模大野にお住まいのE様より、「雨漏りはないが、屋根の状態を正確に知りたい」とのご相談をいただき、調査にお伺いいたしました。
築40年以上が経過しているものの、これまでほとんどメンテナンスをされていなかったとのことですが、雨漏りが一度もないというのは非常に優れた状態です。
ただ、近年になって屋根へのご不安が増えてきたとのことで、点検のご依頼をいただきました。
実際に屋根へ上って確認したところ、棟部分で棟瓦を固定している銅線が切れている箇所が見受けられました。
銅線が切れると棟瓦の固定力が低下し、台風や強風時に瓦がずれたり飛散したりする恐れがあります。
この状態を放置すると被害が拡大する可能性があるため、棟瓦を一度取り外し、銅線を新しく組み直す「棟瓦取り直し工事」を実施いたしました。
E様邸では、棟瓦取り直し工事によって再び棟の固定力を確保し、今後も安心してお住まいいただける屋根へと整えることができました。
担当:高田
棟瓦屋根の点検調査
築40年以上が経過した相模原市南区相模大野のE様邸では、これまで一度も雨漏りが発生したことがなく、それもあって屋根のメンテナンスはほとんど行われてこなかったとのことでした。
しかし、築年数の経過とともにご不安を感じるようになられ、このたび街の屋根やさんへ点検のご依頼をいただきました。
E様邸の屋根には、三州瓦の青緑色(せいろく)を使用した瓦が葺かれており、遠目には特に問題がないように見えましたが、実際に近くで確認してみると、いくつかの箇所で不具合が見受けられました。
瓦屋根には瓦そのもの以外にも、さまざまな建築資材が使用されています。
特に棟部分は構造が複雑で、瓦以外の部材も多く使用されている箇所です。
棟には複数の種類の瓦が組み合わされており、これらを総称して「棟瓦」と呼ぶことがあります。
E様邸の棟瓦を確認したところ、棟瓦を固定するための銅線が切れていることが分かりました。
銅線が切れてしまうと棟瓦の固定力が弱まり、瓦がずれたり外れやすくなります。
そのままの状態で台風や強風に見舞われると、棟の倒壊や瓦の飛散につながる危険があるため、今回は棟瓦取り直し工事を実施し、しっかりと補修させていただきました。
棟瓦取り直し工事
既存の棟瓦を解体
棟瓦取り直し工事では、まず既存の棟瓦を一度すべて解体いたします。
いわば一度バラしてしまう作業です。
破損していない瓦は再利用が可能なため、無駄を抑えつつ修繕を行うことができます。
解体の際には、内部に詰められていた古い土や固まった泥が出てきますが、これらもすべて撤去し、周囲に散乱した土やほこりを丁寧に清掃したうえで、再度棟の積み直し作業へと進みます。
棟瓦や詰め物を取り除いた後は、新しい詰め物を設置して形を整えていきます。
黒く見える詰め物は「シルガード」と呼ばれるもので、漆喰を製造するメーカーが開発した、漆喰よりも防水性・耐久性に優れた現代版の漆喰ともいえる建材です。
これを使用することで、より長持ちし安心できる棟瓦の仕上がりとなります。
シルガード塗布した上に熨斗瓦を積み上げる
シルガードを均一に塗り広げた後、その上に熨斗瓦(のしかわら)を一枚ずつ丁寧に積み重ねていきます。
熨斗瓦は棟の形状を整える重要な瓦で、平行になるよう慎重に配置します。
また、熨斗瓦同士の隙間にもシルガードをしっかりと充填し、防水性と密着性を高めていきます。
棟は屋根の中でも特に雨水の影響を受けやすい部分のため、重ね方や詰め物の施工には細心の注意が必要です。
お住まいの棟瓦は熨斗瓦を4段積み上げる構造でした。
そのため、シルガードを塗布して均し、熨斗瓦を平行に並べ、隙間にシルガードを詰めるという工程を4段分繰り返し行い、強固で美しい棟に仕上げていきました。
新しい銅線を設置
シルガードを均一に塗り広げ、熨斗瓦を平行に積み上げ、隙間へシルガードを充填する工程を4段分繰り返した後、さらにその上にシルガードを塗布し、仕上げとして冠瓦(かんむりかわら)を被せていきます。
冠瓦は棟の最上部を守る重要な瓦で、防水性と見た目の美しさを両立させる仕上げ工程となります。
写真をご覧いただくと、糸のようなものが何本も垂れ下がっているのがお分かりいただけると思います。
これが新しく設置した銅線です。
熨斗瓦を積み上げる際に新しい銅線を仕込み、最後に冠瓦を被せた後、この銅線をしっかりと巻き付けて固定します。
これにより棟瓦の結束力が高まり、強風や地震にも耐えられる丈夫な棟へと仕上がります。
こうしてE様邸の棟瓦取り直し工事は、無事に完成いたしました。
完工
E様邸の棟瓦取り直し工事が無事に完了いたしました。
これにより棟瓦の固定力がしっかりと回復し、今後も安心してお住まいいただける状態となっております。
棟瓦取り直し工事は、一部分だけを補修することが難しい工事です。
たとえ銅線の切断が一箇所だけであっても、棟全体を上から下まで取り直す必要があり、これを行うことで初めて確実で安全な補修となります。
近年は、これまで以上に勢力の強い台風が発生・上陸することが増えており、その影響で棟瓦の倒壊や瓦の飛散被害が多く見られます。
瓦は一枚あたりの重量が重いため、飛ばされてしまうと隣家やお車の破損、通行人の怪我など、思わぬ二次被害を引き起こす恐れがあります。
そのため、瓦屋根の棟部分は定期的な点検とメンテナンスを行い、早めの補修で安全を保つことが大切です。
記事内に記載されている金額は2025年10月17日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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