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屋根の種類でスレート、瓦、ガルバリウムなどの金属、それぞれの特徴と選ぶポイント
現在、お住まいに使われている屋根には様々な種類の屋根材があります。屋根材を選ぶとき、あなたならどのような基準で選びますか?
長く住む家だからこそ、快適でデザインも良く、メンテナンスの手間も少ないことが理想です。さらには設置やリフォームの時の価格もできるだけ抑えたい。屋根材を選ぶ上で様々なポイントがあると思います。もちろん屋根材によってメリットやデメリット、さらにはライフスタイルや好みの問題もあるでしょう。このページでは屋根材を選ぶ上でどのようなことを重視すべきかポイント別に紹介いたします。
屋根材の種類
屋根材は大きく分けてスレート、金属、粘土瓦、コンクリート瓦の4つの種類に分類されます。それぞれに特徴があり、デザインや価格、メンテナンス性にも違いがあります。また各種屋根材についての詳細は専用ページも合わせてご覧ください。
・スレート屋根
主にセメント成分に繊維質を混合した薄型の屋根材で、スレート以外にコロニアル・カラーベストなどともよばれます。ちなみにコロニアルは屋根材メーカーの株式会社ケイミューの商品名で、あまりにシェアが大きいためコロニアルが固有名詞として浸透しています。
スレート屋根のメリット
種類が豊富でカラーバリエーションも非常に多いです。また、瓦よりも軽量で建物自体もそれに最適な材で作られており、価格を下げることにも繋がっています。またスレート自体も安価なものが多く、現在ではもっとも普及している屋根材です。そのため施工できる業者が多いので、業者探しに困ることも少ないでしょう。
スレート屋根のデメリット
耐久性は他の屋根材より劣り、大体20年から25年ほどで交換が必要です。また、水分によって苔やカビ、藻などが発生しやすく、また屋根材自体も劣化が進むため定期的な塗装が必要です。スレートが経年劣化するとひび割れや欠けなども発生します。規模が小さければ補修材で修理できますが、構造上屋根材の部分的な差し替えは厳しいため、その時は屋根葺き替え工事などが必要になります。
・金属屋根
金属というとトタンというイメージは最近ではなく、ガルバリウム鋼板という錆に強く長持ちな材が今は主流になっています。デザイン性も豊富で、金属=単調で安っぽい。ということもありません。
金属屋根材のメリット
一番のメリットはなんといってもその軽さです。粘土瓦の1/6程度ですので、地震による揺れを軽減しダメージも少なくなります。また、耐久性も高く、IG工業のスーパーガルテクトフッ素では、塗膜変褪色(たいしょく)20年、赤さび20年、穴あき25年の長期メーカー保証が付いているので安心です。屋根カバー工法といって、屋根材がダメになって交換する場合、既存屋根の上に新しい屋根を作る工法ではこの金属屋根材が最適です。理由は屋根が二重になり重くなる工法のため、軽量な金属屋根を使うことで重さを軽減することができるからです。また、重い瓦から軽量な金属屋根への葺き替えを行うことで、地震にも強く、建物への負荷も減らして長持ちさせることができます。
金属屋根材のデメリット
他の屋根材よりも厚みがないので、遮熱性や断熱性が劣ります。また、衝撃で凹んだりしますので、雹による被害も受けやすいといえます。しかし、最近では金属の上から天然石を施したものも多く、さらには屋根材の中に断熱材が使われている製品もあるのでそのデメリットも薄らいできています。
また、耐久性が高いといってもメンテナンスはやはり必要で、15年程度で塗装を行っていく必要があります。
・粘土瓦
一般的に瓦と言えば粘土瓦を思い浮かべるのではないでしょうか?別名和瓦とも言われ、古くから日本の家屋で使われています。粘土瓦は粘土を使った焼きもので、さらには釉薬を使わない無釉瓦と、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と大きく分けることができます。他にも素焼きした瓦でも赤瓦など、ヨーロッパ風な洋風建築に使われる瓦もあります。
粘土瓦のメリット
一番大きなメリットはメンテナンスフリーであることです。屋根は高所であるがゆえにメンテナンスをする時に足場を仮設する必要があるなど規模も大きくなりがちです。その点瓦は定期的な塗り替えは必要なく、経年劣化しにくいため長い年月を経ても綺麗で防水性能を保ってくれます。
耐用年数は50年~100年以上もつものもあります。
瓦は焼きものなので、衝撃には弱いことから、強風時の飛来物で割れることもあります。しかし、瓦は部分的に交換することができるので比較的軽微な工事で済むケースもあります。
また、断熱性が高いため、夏は涼しく冬は暖かいことから快適性にも優れています。
粘土瓦のデメリット
素材が粘土なので、屋根材自体に重量があります。屋根が重くなるので、その分建物を支える躯体も強固にする必要があり、建物自体も高くなってしまうこともデメリットです。そして、最近では耐震性を意識する方も多いのですが、瓦屋根は屋根が重いことから地震の揺れによって受けるダメージも大きく、軽量な金属屋根に比較して耐震性能は劣ります。他にも台風などの暴風によってずれたりすることも多いです。
・セメント瓦
瓦といっても、名前の通り素材はセメントが使われているため粘土瓦とはずいぶん性質も変わってきます。
セメント瓦のメリット
粘土瓦よりもセメントは形成しやすいため、デザインの種類が豊富です。また、見た目的に粘土瓦に近いデザインも多く、それでいて粘土瓦よりも安価であるというメリットもあります。屋根材自体に厚みがあるため、遮熱さらに遮音効果も高く、さらには不燃性なので、火事などの時に延焼しにくいです。
セメント瓦のデメリット
瓦よりも耐久性が劣り、大体30年ほどで寿命を迎えます。また、セメント自体が水を吸いやすい性質があるので定期的な塗装をしないと、水分の影響で苔やカビが生えやすいです。また、湿気を受けることで余計に劣化が早まるため、塗装は早め早めに対応していくことが大事です。そして、重量も結構あるので瓦同様に耐震性が低く、建物の躯体も強固に作る必要があります。
耐用年数とメンテナンス頻度
▼スレート屋根
・耐用年数:20〜30年
・メンテナンス頻度:10〜15年
7〜10年で屋根塗装、10年〜15年で棟板金交換を行うのが理想です。また、20〜30年で寿命となり、屋根リフォームを検討する時期となります。スレート屋根他の屋根材よりも定期的なメンテナンスが必要です。
▼金属屋根(ガルバリウム鋼板)
・耐用年数:25〜30年
・メンテナンス頻度:20年
ガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーと言われていますが、メンテナンスは必要です。ガルバリウム鋼板のメーカーは、年に数回の水洗い、5年に1回の点検、10年に1回の塗装を推奨しています。
▼粘土瓦
・耐用年数:50年〜
・メンテナンス頻度:メンテナンスフリー
塗装は必要ありません。メンテナンスフリーではありますが、経年劣化や台風などで瓦がずれることがあります。10年を目安に点検を行うのがお勧めです。初期費用は高いですが、ランニングコストが低いのでコストパフォーマンスは良いです。
▼セメント瓦
・耐用年数:30年
・メンテナンス頻度:10年
粘土瓦と違い、塗装によるメンテナンスが必要です。また、漆喰が使われているので、漆喰が剥がれてきた場合は漆喰詰め直しも行う必要があります。
結論、屋根材は何を選ぶのがいいの?
ここまで見ると、度の屋根材もメリットやデメリットがそれぞれあり、余計に悩んでしまう方もいるかもしれません。そこで、私達街の屋根やさんが考える屋根材についてお話しします。現在のトレンドでは巨大台風や地震といった自然災害が多い近年、多くの方が安心して過ごせる家を考える傾向になっています。地震に強く台風にも負けない屋根材でと考えると、金属屋根材がお勧めできるのではないでしょうか。実際に屋根材のシェア率で、今まで多かったスレート屋根は1995年において46%、金属屋根は22%ほどでしたが、近年ではスレート屋根は32%、金属屋根は42%と一番のシェアを獲得しています。
街の屋根やさんでも金属屋根材は多く取り扱っておりますので、これから屋根のリフォームをお考えの方、どんな屋根材を選ぶかお悩みの方などお気軽に弊社の無料相談をご利用ください。また、費用などについても無料で現地調査を行い、これまた無料にてお見積書もお作りいたしますのでお気軽にご連絡ください。
記事内に記載されている金額は2020年08月06日時点での費用となります。
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