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屋根の種類によってメリット・注意点は様々!求める特徴を考えて
屋根リフォームを行う際に悩まれることが多いのは屋根の種類。費用面はもちろんですが耐久性や今後のメンテナンスも重視したうえで選択されるかと思いますが、結局どれがいいの?オススメは?と比較が難しいという方もいらっしゃると思います。そこで今回は屋根の種類で違う特徴とメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
1.屋根の種類を選ぶときに考えなければいけないこと
トタンを使っていたけれどすぐに錆びてしまった…
地震の際に瓦が崩れ落ちてしまった…
等お使いになられたことのある屋根材に関して良い印象を持たれていない方も多いですが、年々屋根材の性能・耐久性や施工技術も向上していますので敬遠せずに選択肢に入れてみましょう。
また一方でデザインが気に入ったからといってその屋根材が使用できるかは住宅の状況・状態によりけりです。
例えば瓦から化粧スレートに変更することは可能ですが、化粧スレートから瓦への葺き替え等は出来ません。住宅は建築時に使用屋根材の重量に合わせて耐震性を計算しています。葺き替えを行う際には建築時に使用していた屋根材を基準に、同等もしくは軽量な屋根の種類にしなければなりませんのでご注意ください。
もう一つの注意点は屋根勾配です。4寸程度の勾配であればほとんどの屋根の種類が選べますが、急勾配・緩勾配屋根はその勾配に適応している屋根材しか使用できません。勾配に適していない屋根の種類を選んでしまうと十分な施工ができず雨漏りを起こす恐れがあるため、希望していた屋根の種類が使用できない可能性もあることを把握しておきましょう。
屋根の種類や施工方法に関して疑問があればぜひ私たち街の屋根やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っております。
2.屋根の種類
瓦屋根
昔から親しみのある瓦屋根のメリットは塗装を行う必要がないという事です。セメント系・金属系屋根ですと表面塗膜が劣化してしまうため塗り替えなければなりませんが、粘土を焼いた瓦は吸水性が低く表面が劣化しにくいのです。吸水性が低いという事は割れさえしなければ半永久的に使用できるコストパフォーマンスに優れた屋根の種類にもなります。
メンテナンスは漆喰の剥がれや瓦の歪み補修、そして防水紙が劣化し雨漏りを起こしてしまう前に葺き直し・葺き替え工事を行います。
瓦の問題点はその重量、現在耐震性能向上のために住宅の軽量化が進んでいます。軽い建材を使用することで地震の揺れの影響が少なくなり倒壊や破損のリスクが抑えられます。もっとも瓦を使用している住宅はもともと強度が高いため施工方法を見直すだけで瓦の落下や倒壊リスクを下げることも可能です。
化粧スレート
カラーベストやコロニアルと呼ばれる化粧スレートは安価でカラーバリエーションが豊富な点で多くの住宅に使用されている約5㎜厚のセメント系屋根材です。メリットは瓦のおよそ半分といわれる軽さとシンプルなデザインです。また屋根カバー工法によるメンテナンスも可能という事でしょう。屋根カバー工法は既存の屋根に新たな屋根材を被せる工法になりますが、撤去・処分費用も掛からない上、健康被害を与えるアスベスト(石綿)屋根材を剥がすような作業が必要ありません。
デメリットは屋根材表面の塗膜が劣化してしまえば吸水性が高くなり寿命が縮まります。塗装が必要な屋根の種類は他にもありますが化粧スレートは特に劣化が早まりますので、屋根塗装が必要不可欠です。
金属屋根材
ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板が注目されている金属屋根材のメリットはなんといってもその軽さ、そして従来の屋根よりも錆びにくい点です。以前は錆びるのが早いイメージだったかと思いますが、リフォームで最も使用されている屋根の種類といっても過言ではありません。というのも化粧スレートへのカバーにも耐震性向上を目的として葺き替え工事にも使用しやすいのです。化粧スレートよりも費用は高くなってしまいますが、塩害を受けやすい地域以外では使いやすい屋根の種類ではないかと思います。
注意点はメンテナンスが必要ないと思われていることが多いという事です。従来の屋根よりもはるかに錆びにくくなり耐用年数は20~25年と非常に長いです。だからと言って全く錆びないという事はありませんし、被膜が傷つくことで錆びやすくなってしまいます。
アスファルトシングル
ログハウスに使用されていることの多いアスファルトシングルは非常に柔らかく、曲げたりカッターで切ることのできる他とは違う屋根の種類です。台風が多い日本での普及は多くありませんがアメリカでは最も使用されている屋根の種類なんです。特徴はその柔軟性と軽量且つ薄さによりカバー工法も可能という便利さです。屋根表面が劣化してくると塗装も可能ですが、塗り替えには水性塗料しか使用できません。
3.屋根の種類にかかわらずメンテナンスは必須!
どの屋根材にもメリット・デメリットがありますし、雨漏りを起こす原因や被災を受ける状況も異なります。共通して言えることは屋根は屋根材にかかわらず全くメンテナンスを行わずに済むものではないという事です。台風や地震の被害もそうですが、半永久的に使用できるといわれる瓦といえども長く使用するうちに割れや欠けが起きますので差し替えが必要になります。どの屋根材でもいつ・どのようなメンテナンスを行うべきかを考えたうえで定期点検を行いましょう。
4.項目別屋根材ランキング
屋根材にはたくさんの種類があって迷いますよね。屋根材を選ぶ際にはデザイン、価格、メンテナンス頻度など「何を一番重視するか」を明確にすると選びやすいです。項目別の以下のランキングを参考にしてみてください。
【初期費用】
1位 スレート屋根
2位 金属屋根
セメント、コンクリート瓦
4位 アスファルトシングル
【耐用年数】
1位 瓦屋根
2位 金属屋根
3位 スレート屋根
【耐震性(軽さ)】
1位 金属屋根
2位 アスファルトシングル
3位 スレート屋根
必ずしも軽い方が耐震性に優れているとは限りません。屋根の重さと屋根以外の場所の強度との関係で変わります。地震に弱いとされている瓦屋根もお家の土台がしっかりしていれば耐震性は高くなります。
【コストパフォーマンス】
1位 瓦屋根
2位 金属屋根
3位 アスファルトシングル
屋根材を選ぶときには値段の低さだけで選んではいけません。デザインで選ぶのもおすすめできません。屋根は常に太陽光や雨風の影響を受けます。値段やデザインで選んでしまうと機能性が低いためにすぐに不具合が生じてしまう可能性があります。機能性を重視して、お住まいの地域の気候に合ったものを選ぶようにしましょう。
5.まとめ
今回ご紹介した屋根材はすべてオススメ屋根材です。初期費用の高い瓦は長期的なメンテナンスコストが低く、手軽な化粧スレートは定期的な塗り替えが必要ですがイメージチェンジやカバー工法も可能です。どの屋根材が良い・悪いというわけではなく、正しい補修・メンテナンスさえ行えば屋根の性能をしっかり保持できます。普段目が届かない住宅のメンテナンスは時期をしっかり決め取り組んでいきましょう。
記事内に記載されている金額は2020年08月28日時点での費用となります。
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