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冬では遅い!屋根に雪止めを付けるメリットと安く設置を行う方法をご紹介

更新日:2021年06月14日

 天候の変動が多い近年、猛暑もさながら降雪や豪雨なども多いと感じます。皆さん冬に近づくにつれ、積雪対策を検討していくのですが実際は雪がいつ降るかは見当もつきませんよね?天気予報を確認し「雪止めを付けなければ」「カーポートの補強をしなければ」なんて思ったタイミングではすでに遅いのです。また冬は霜が降り屋根が濡れることで本来は出来るはずの屋根工事の時間も短くなってしまいます。。

 皆さん屋根のメンテナンスはいつ頃ご検討されますか?私たち街の屋根やさんが多く相談を頂くのは春~秋、比較的あたたかな季節です。この時期に積雪対策をあわせて行うことで冬にバタバタと行動しなければならないという事もないのです。今回は雪止めの役割、取り付け方についてご紹介したいと思います。

雪止め設置

1.雪止めの役割

雪止めの役割 落雪の危険性

 雪止めとは言葉の通り屋根から雪が滑り落ちないように取り付ける部材です。降雪が少ないうちは落雪を気にしなくて良いのですが、ある程度積もってしまうと急に屋根から滑り落ちてしまうことも考えられます。雪は柔らかい印象もありますが積雪量が増えると非常に重たく、埋もれてしまうと窒息すら起こしかねません。またカーポートの上に落雪すれば屋根が壊れ車を破損させるといったことも少なくありません。雪止めはその一定量積もった雪が一気に落ちないための部材になります。

2.雪止めは後付けも可能です

 そんな雪止めですが取り付けられている屋根と取り付けられていない屋根があります。おそらく積雪を体験したことがないという方は設置自体不要だと考えられていることでしょう。実際、雪止めが役割を果たすのは降雪時のみ、さらに一定量の雪が積もった時のみですので重要性としては低いでしょう。しかし実際雪が積もるような経験をし、隣家にご迷惑をかけてしまったという方もいらっしゃいます。

先付雪止め 後付け雪止めも可能です

 雪止めがついていないのにどう積雪対策を行えばいいのか?答えは簡単、雪止めは後付けが可能です。屋根の工事時に雪止めを設置するのはいわゆる「先付け」と呼ばれます。これは屋根材施工時に雪止めを引っ掛けるようにつけビスで固定しますので、非常に強固な状態が保たれます。対して後付けはすでに屋根材が施工された状態ですので、屋根材の隙間に差し込むように金具を取り付けています。シーリング材を使用しずれないように固定をしますので、先付け程ではありませんがずれにくくは仕上がっています。

 上記は多くの住宅に採用されているスレート(コロニアル・カラーベスト)を基準にご紹介しましたが、瓦屋根や金属屋根材でも施工が可能です。瓦の場合、雪止め瓦と呼ばれる形状の異なる瓦がありますので差し替えるだけで落雪対策ができます。金属屋根はもともと表面がツルツルしているため雪も滑りやすいです。そのため雪止め金具はもちろんのこと、アングルと呼ばれる細長い金具を取り付け積雪の対策を行うこともあります。

3.雪止め設置に関する注意点

 上記でご紹介した通り、雪止めの設置方法はそれほど難しくはありません。しかししっかり注意点を把握しておかないと後々屋根を破損させる恐れがありますのでご注意ください。

①劣化している化粧スレートには設置できない

 コロニアルやカラーベストとも呼ばれる化粧スレートは経年劣化が進行することで屋根材に浮きや反りがみられることがあります。多少の浮きや反りを起こしていても雨漏りを起こすとは限らないので塗装等を行うこともありますが、雪止めは屋根材間に差し込む仕様ですので、雪止めが外れてしまう可能性があります。ある程度の劣化がみられるのであれば屋根カバー工法等でメンテナンスを行った際に雪止めの設置を検討しましょう。

②設置箇所は外壁のある部分にすること

 雪止めを設置するのは屋根の軒先部分ですが、その場所にも一定のルールがあります。上述した通り雪は非常に重たい存在ですので、軒先だけではその負荷に耐えられない可能性もあります。軒先が破損してしまうことがないように、必ず外壁のある部分に設置するようにしましょう。

③足場がないと設置できない住宅も…

足場仮設が必要な雪止め 落雪の危険性

 雪止めを設置しようと考えていらっしゃる方の多くは「道路や隣家に落雪してしまう」「隣人に迷惑をかけたくない」といった心理があるかと思います。しかし屋根の勾配・形状次第では足場を仮設しないと雪止めの設置ができないというお住まいもございます。足場仮設は工事後に残りませんが費用が掛かりますし、仮設時の騒音等で周辺の方へご迷惑となるかもしれません。しかし落雪による事故を起こすほうがよっぽどご迷惑にもなりますのであらかじめご了承ください。

④雪止めを設置できない屋根材があります

 雪止めは積雪荷重に耐えるだけの強度が必要不可欠です。その条件下で雪止めが設置できない屋根材があります。一つはアスファルトシングル材です。柔軟性が高く貼るように設置していくアスファルトシングルですが、雪止めを引っ掛けて固定するだけの場所がないため、設置できません。もう一つは陸屋根や屋上と呼ばれる平坦な屋根です。これはそもそも平坦な屋根材で雪止めを設置する場所がないため関係ありません。

⑤一時的に屋根に負荷がかかってしまう

 雪止めは積もった雪が一気に落雪しないように雪を止める役割を果たしますので、一時的に屋根に対して大きな負荷がかかります。落雪は非常に危険ではありますが、経年劣化が著しく強度が十分でないとかえって住宅が押しつぶされることも考えられます。もちろんそれは急激に降雪した際の可能性ですが、近年の天候急変を考えると全くないことでもありませんのでご注意ください。

⑥落雪を完全に防ぐものはありません!

アングル設置の雪止め 雪止め金具

 雪止めを設置したからといって雪が落ちなくなるわけではありません。中には雪止めを設置しても効果が得られないという住宅もあります。この場合雪止めの数が十分でない、既存雪止めでカバーしきれていない場所がある可能性がありますので、アングルや増設を検討していく必要があります。落雪を防ぐためにネット状の金具もございますので、お悩みの方は私たち街の屋根やさんへご相談ください。

4.雪が滅多に降らない地域でも雪止めを設置しましょう

 雪止めは豪雪地帯のお住まいだけにつければいいと思っていませんか?実は豪雪地帯には雪止めが設置されていないお住まいもあります。屋根に積もった雪を下ろす際に雪止めが邪魔になるためです。また、豪雪地帯には隣のお家との間隔が広く、雪が落下しても近隣に迷惑がかからないという理由もあります。一方関東ではお隣のお家との間隔が狭いお家が多く、雪が降った際にトラブルにならないために雪止めの設置をおすすめします。ご近所トラブルを防ぐだけでなく、ご自身のお家の雨樋を守る役割も持っています。雪は滅多に積もらないから必要ないと思わず、万が一に備えておくと安心です。
 雪止め設置の方法にも注意が必要です。スレート屋根には、屋根材の隙間に雪止めを差し込んで設置します。これを上手に行わないと屋根に隙間ができ、雨が侵入して雨漏りが発生します。近年DIYが流行しており、雪止めもホームセンターなどで手に入ることからご自身で設置しようとお考えの方もいらっしゃるかと思います。しかし、屋根に登るのは大変危険なうえ、正しい施工を行わないとお家に不具合が発生してしまいますので、専門業者である私たち街の屋根やさんにお任せください。

5.雪止めの種類

 雪止めは屋根材によって種類があります。お住まいの屋根材にあった雪止めを選ぶようにしましょう。

・雪止め瓦
 名前の通り、瓦屋根で使用する雪止めです。雪止め瓦は雪止めがついた瓦のことで、雪止めを設置したい場所の瓦として使用します。瓦屋根に金属の雪止め金具を設置すると目立ってしまいますが、雪止め瓦は瓦なので馴染みます。また、瓦を交換するだけで設置ができるので後付けでも手間がかかりません。

・雪止め金具
 スレート屋根や金属屋根、瓦屋根などいろいろな屋根に取り付けられます。L字型のものが一般的ですが、スレートの隙間に引っ掛けるだけのものからビスや釘で固定するものなど種類や形状が豊富です。ビスや釘を使わない雪止め金具であれば、雪止めからの雨漏りリスクを抑えることができます。

・ネットタイプ
 屋根にネット(金網)を張って摩擦力を高めて雪の落下を防ぐ仕組みです。どんな屋根材にも設置可能で色も豊富なのがメリットですが、他の雪止めよりも大きいので目立ってしまうという弱点もあります。

6.まとめ

銅製雪止めの増設 瓦屋根の雪止め

 ご紹介したとおり雪止めは冬にしか役割を果たしませんが、いざというときにしっかり効果を発揮させるには冬を迎える前の準備が非常に重要です。特に屋根塗装を行った住宅は表面が滑らかになり以前より滑りやすくなることもありますので、足場仮設時にあわせて雪止め設置を検討していくことが非常に大切です。費用や取り付ける雪止めの種類は屋根材や住宅形状によって異なりますので、必ず相見積もりを行い適正費用で工事を行うようにしましょう。

 記事内に記載されている金額は2021年06月14日時点での費用となります。
 街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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